エディンバラにて膝がぶっ壊れてしまった私は身動きが取れないので『沈没』決定。
待たせるわけにはいかないので、約2週間生活をともにした竜ちゃんとエディンバラにてお別れしました。
ひとりになり寂しさを味わう間も無く新キャラのゾラが現れます。
それはもう忍者さながらのチェックインで、向かいのベッドで寝ていることにすら気付きませんでした。
足をケガしている私のために食べ物を買ってきてくれる優しい彼女にほぼ惚れてしまっている私ですが、今回ついにエディンバラを出ます。
前回▼
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膝復活か⁉︎帰国の目処を立てる
歩けるようになる
あ~…
…どう?
足の調子は?
あいかわらず英語が苦手なゾラさんですが、知り合った日から私の足のことを心配してくれて、毎日水や食べ物などを調達してきてくれています。
竜ちゃんがいなくなってから5日もの間、私はゾラと一緒にエディンバラでダラダラしまくりました。
そして5日間ほぼ動かずに安静にしていたところ、ついに『竜ちゃんスティック』無しでも歩けるようになったのです!
『竜ちゃんスティック』とは丘登りをした時に膝を痛めた私のために竜ちゃんが拾ってきた謎の棒。【旅行記】
ちゃんと握るところがあり、長さも私に合っています。
軽くて強度も高いし杖として販売できるほどのクオリティ。
しかし不思議なのは、なぜゾラは見ず知らずの私にここまでしてくれるのか?
あまりにも良くしてくれるので聞いてみました。
なんでこんな私のためにいろいろしてくれるの?
あなたが困っているからよ
それだけ!
なんていい人なのでしょう!
これは恩返しが必要ですが、こんな私には金を使うくらいしかできないので聞いてみました。
じゃあ…私と一緒に…
ロンドンまで旅行してくれる?(照)
な!なにぃ〜!!??
「お礼はいいからあなたと一緒にいたい」という「男バックパッカーの夢」が正夢になったような展開!
しかもこの娘、大変照れておられます!
「さては私のことが好きなのでは!?」と勘違いをしてしまうほどの彼女の照れように私も照れまくっています。
ということで近々ゾラとふたりでエディンバラを去り、ロンドンへ向けて一気に南下することになりました。
帰国の航空券購入
もともとゾラは「ロンドンに行く」と言っていたので「私もご一緒できたらなぁ」と思っていましたが、現実にそうなるとは思ってもいませんでした。
足の状態も少し良くなってきて
と思っていた時だったのでかなりのナイスタイミングといえるでしょう。
この日から1週間後にロンドン・ヒースロー空港から日本へ飛ぶ航空券を購入しました。
竜ちゃんに連絡してみた
▼もともとの私と竜ちゃんの予定はこんな感じ
私が足を痛めてしまったため、竜ちゃんとエディンバラでお別れしたわけです。
そしてその5日後、私は新たな旅の相棒ゾラと出会ってロンドンに行くため、これから南下します。
その途中にある、もともと予定していた『ヨーク』に行けば竜ちゃんに会えるのではないか⁉︎
と思ったので連絡してみました。
まだヨークにいる?
竜ちゃんネッシーはいないんだよ。
チェコ美女と行くロンドンへの旅
National Expressで13時間
竜ちゃんもいないことがわかったので、ヨークなどで途中下車せずに一気にロンドンへ行く事になりました。
いつものナショナルエクスプレスでバス移動です。
▼一番安い13時間のものを購入しました。
▼バスチケットの買い方はこちら
合計10日間もいてしまったエディンバラですがついに出発です。
膝の調子はまずまず。
重いバックパックを背負って階段をゆっくり下ります。
なんとか膝を爆発させることなくバスターミナルまで歩くことができました。
マンチェスターのときもエディンバラでの丘登りのときもちょっとバランスを崩した瞬間いきなり「ぐりんっ!」となったので、細心の注意を払って歩かなければならないのです。
しかも私の荷物は18kgなので、いつ「ぐりんっ!」になってもおかしくありません。
凍った地面を歩くかのようにかなり慎重に歩きました。
わずかでも進む道を誤ればまっさかさまに転落する、まさに綱渡り状態といえるでしょう。
バス内で飲み会
時間は朝6時。
ゾラとふたりでバスに乗り込みます。
思っていたよりバスは混んでいて、一人で2席使えるような状況ではなかったのでゾラと隣り合わせになりました。
しかし一番うしろのトイレの横は(くさいから)いつも人気が無いのですが、なぜか一番広いのでそこにふたりで座ります。
いつもはWi-Fiが使えるのですが、乗客が多いからか今回はまったくネットに繋がりません。
暇なのでゾラと話します。
あ~…えっと
何時間で…着くんだっけ?
ロンドン
バーミンガムでの乗り換えは1時間だったよ確か
そっか~…
OK…
相変わらずシラフでは英語が上手くないゾラとはなかなか会話が進みません。
別に隣だろうが黙っていてもいいのに、どうやら遠足気分でテンションが高いようです。
話をしたいらしく、彼女は秘密兵器をバッグから取り出しました。
スコッチだよ~♡
ゾラのバッグからはエディンバラで買ったのであろうスコッチウィスキーが1本出てきました。
普段ゾラは英語が下手なのですが、酒を飲むとなぜが超ペラペラになってしまうのです。
バーミンガムに着くまでの8時間は『バスの一番うしろの席で美女とこっそりスコッチウィスキーで飲み会』という楽し過ぎる移動でした。
だめだよこれ以上飲んだら
酒クサくてバレるから
追い出されちゃうよ
(ヒソヒソ)
分かったよ
あとちょっとだけ
(ヒソヒソ)
ゴクッ!ゴクッ!ゴクッ!
喉鳴らしすぎ!
結局最初の3時間ほどでベロベロに酔ってしまった我々はバーミンガムまでほぼ起きることなく爆睡しました。
そしてバーミンガムで乗り換えの1時間で回復し、再びバスに揺られること4時間。
久しぶりのロンドンに到着したのでした。
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激渋ジャケットを取り戻しに行く
[ロンドン20:00]
行きたい店があるから一緒に行きましょう!
時間は20時、宿にチェックインしたあとはゾラと食事に出かけました。
エディンバラでかなりお世話をしてもらったのでお返しとして『布かかってる系レストラン』に連れて行きます。
またこのレストランへの目的は『激シブジャケット』を取り戻しに行くためであります。
『激シブジャケット』とは
世界一厳しいといわれるイギリスの入国審査への対策として購入したシブすぎるジャケットです。【旅行記105】より
以前竜ちゃんとこのジャケットを着てこの布かかってる系レストランに来たときに、激シブをハンガーにかけてもらったまま忘れて帰ってしまったのです。
さらにそれに気付いたのは我々がリヴァプールにいる時だったので、取り戻しに行けなかったのです。
なので激シブを取り戻すのを兼ねてゾラと食事に行きました。
20日ほど前にここに来たときにジャケットを忘れたんですけど…
ありますか?
しぶいやつですけど
白くてチャラいやつならあるんですけど…
いいじゃん
結局激シブジャケットが私のもとに戻ってくることはありませんでした。
何はともあれロンドン到着です。
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