シドニーに来る前にラオスで出来た私の彼女・シズちゃんと共に暮らしていました。
ある日些細な事から破局寸前の気まずい感じになってしまいましたが無事に解決したと言う前回の話。
これを機にというのも変な話ですが、長引いたシドニー生活とこのモヤッとした気持ちをリセットすべく、この街を出る事を決断しました。
約半年間のシドニーでの生活を経て我々が向かった先は憧れの街・ゴールドコーストです。
前回▼
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CONTENTS
シドニーを出る
半年間働かせてもらった愛すべき職場「Restaurant Sakura-咲良レストラン」。
無一文状態の私を即採用してくれて,週60時間の月3,000ドルペースでシフトに入れてもらい感謝しかありません。
この半年で9,000ドルほど貯金することが出来ました。
料理対決をしてみたり
イケメンスタッフの恋事情に首を突っ込んでみたり
謎のジジイに気に入られてみたり
お金を稼がせてもらいながらもこの店では面白ハプニングが尽きませんでした。
しかし!
大好きな街・シドニーの大好きだったこのお店をついに辞める時が来たのです!
いや温度差!
いろんな思いが交差して考えに考えた結果私はお店を辞めるのですが,周りの人間にとっては“そんなもん知ったこっちゃないわ”と言った所でしょう。
シドニーを出て我々が向かう先は
Gold Coast-ゴールドコースト
くらいに思っていたのですが,特別そこに何があるかなんて知りません。
ただその名前はあまりにも有名だし,やっぱり憧れの街のひとつなんです。
写真を見る限り
ただの天国やん!
としか言えないのであります。
[2016年1月]
シドニーでお世話になった人たちに別れを告げて出発。
オーストラリア生活を初めてついに最初の国内移動であります。
地面ツルツルスケーターの街
シドニーから1時間ちょいであっさり到着。
ゴールドコースト空港から街中まではバスで5ドルほどで行けます。
Broad Beach Southで降りたら電車に乗ります。
ゴールドコーストの電車駅は一言でいうと,「スキだらけ」であります。
改札が無く,基本的に全て無人駅なのでガンガン無賃乗車されているのです。
とりあえず何も知らない我々は電車に乗りAgodaで予約していた宿へ向かいました。
思っていたよりもかなり田舎だなぁ
とゴールドコーストの街並を電車の中からぼけ〜っと眺めていた時にある事に気付きました。
坂道少ないし地面ツルツルだねぇ!
これなら滑りやす…
や…やらかした!
大体いつもやらかしている私ですが,今回はマジのやつです。
【旅行記155】で購入したスケボーをどこかで無くしていた事に今頃気付いているのです。
シドニーの空港のチェックインの時点でもうすでに持っていなかったので,おそらくシドニーで住んでいた家にあるのでしょう。
人通りが多く交通量も尋常じゃない大都会・シドニーは車道をスケボーで走行する事がかなり難しい街でした。
また歩道も段差が多いし、坂道だらけ、さらにそれらをクリアするほどのテクニックも皆無なのでシドニーでは決まったルートしか滑っていませんでした。
しかしここゴールドコーストは
スケーターのための街なのかな?
と勘違いするほどに街中がフラットに出来ています。
こんな街をスケボーで滑れたら楽しいだろうなぁ
と思った瞬間に手元にいつものスケボーが無い事に気づいたのであります。
気づくのおっそ
しかしワーホリスタート前に作成した
「オーストラリアでやりたい事リスト」の中に
ゴールドコーストでスケボーに乗る
というものがあったので何としてでも達成したかったのであります。
アホだね〜!
シドニーでいっぱい稼いだんだから!
スケボーと言うものは安くありません。
200〜500ドルくらいはします。
しかしお金の使い方が下手くそ過ぎる系貧乏バックパッカーの私は、欲しくなったら買うのであります。
全く何も知らない時にシドニーで購入したものはストリートボード(みんながよく見る普通のスケボー)だったのですが、飛んだり跳ねたり系の人が使うやつなので、足代わり移動用には不向きなのです。
という事で今回購入したのはちょっと長めのクルーザーです。
長いボードに大きくて柔らかいウィール(タイヤ)が付いているので、速くて安定しています。
路面によっては自転車よりもスピードが出るので快適であります。
やっぱりすごい!
いいなぁ〜!
わたしも買う!
結局触発されたシズちゃんも違う感じのクルーザーを購入。
スケボーど素人のへっぴり腰日本人2人は初日からゴールドコーストを爆走するのでした。
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Surfers Paradaise-サーファーズパラダイス
ゴールドコーストといえばここサーファーズパラダイスです。
ゴールドコーストの中心地で周辺には多くの商業施設や飲食店が集まっています。
またすぐそこに見えているビーチは南北全長57kmと言う規格外の長さでその名の通りサーファー達のパラダイスでしょう。
ずぅっとビーチですやん!
ゴールドコーストのデカすぎるビーチを目の前にテンションMaxの私とシズちゃん。
【旅行記158】で購入した
安すぎてキ○タマが透けてる海パン
どうやっても必ず食い込んでしまう作りのビキニ
を各々着用しビーチへ向かいました。
サーファーズパラダイスの目の前の「パラダイスビーチ」は過去に12mを記録したことがあるほど波が高いことで有名。
波打ち際付近でも人の身長を優に超える程の波の高さで,打ち寄せる波の音は会話ができない程の音量であります。
ビーチを歩いていたところ,波打ち側から10m程沖に行ったあたりに泳ぐわけでもなく,サーフィンをするわけでもなくただただ人が集まっている場所がありました。
何かの団体かな?と思いましたが,人種も年齢も様々なので1つのグループなわけではないようです。
しばらく観察していた所,そこが何の場所なのかが分かりました。
そこは1部分だけ浅くなっているようで,ビーチ沿いよりもより高くて激しい勢いのある波とぶつかり稽古ができる場所だったのです。
近くまで行ってみると陽気なお兄さん2人に絡まれました。
でっかい波が来るから突っ込むぞ!
2メートル程ある白人お兄さんに手を引かれる私。
マジ?
いくぜいくぜ〜!
脳まで筋肉でできてそうな黒人に持ち上げられてぶん投げられるシズちゃん。
きゃ〜
そして3mくらいのデカすぎる波に全員飲み込まれます!
バッシャ〜ン!!
ザザザ〜….
死ぬぅ〜!
ぶはー!
ひゃーはっはっは!!!
さいこーだぜ〜!
フォ〜!
あんたら
“せまって来る大きな波にぶつかってぎゃ〜って言うだけの遊び”
でよく心の底から楽しめるな!
オーストラリア最高!?
ゴールドコーストに来て3日程経ちました。
毎日出かけていて充実しています。
とにかく天気が良くて最高です。
またシドニーと比べると田舎だからか,比較的人がフレンドリーで優しい気がします。
毎日楽しいね
シドニーのときは毎日忙しかったけど
こっちはのんびりしててサイコー!
そもそもオーストラリアは日本の20倍以上の土地の広さを有しておりながら、人口は日本の1/5しかいないと言う人口密度ガラガラの国なんです。
シドニー,メルボルン,ブリスベン,パース,アデレードの5大都市以外の地方の街はかなりのんびりしているのではないかと思います。
これまではシドニーしか知らなかった我々はゴールドコーストに来て確信したのです。
オーストラリアは最高の国
思っていた通りの天国のような国だったのであります。
オーストラリアについてもっと知りたい,もっといろんな場所に行ってもっといろんな事をしてみたいと思うようになりました。
しかしビザの残りは6ヶ月とちょっとしかありません。
もっとオーストラリアで生活したいなぁ〜!
ワーホリがスタートして半年ですが,ここに来てこれまで考えた事がなかったセカンドビザとやらの取得を視野に入れ始めたのでした。
その決め手はもちろんゴールドコーストの美しさ。
そして個人的なあるショッキングな出来事により「迷ってるうちに動こう」という気にさせられたからであります。
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