イギリス

【旅行記122】風紀が乱れてる!世界一のクラブ 『fabric 』ファブリック【イギリス20】

ロンドンの人気観光地カムデンタウンと、おしゃれエリアを散策した前回▼

【旅行記121】今さらロンドン街歩きCamden TownとShoreditch【イギリス19】スコットランドのエディンバラで知り合ったチェコ人のゾラと二人でロンドンまで来ました。 ビートルズやオアシスゆかりの地を2人で巡り、...

危うく18万円くらいするスーツを買わされそうになりましたが、なんとか回避することができました。

貧乏人の私はそんなフォーマル全開おしゃれスーツよりもそこらへんに売ってる安いパーカーで十分なのであります。

ということでそこらへんに売ってるパーカーを買いに行こうとこの日の夜、何気ない気持ちでロンドンの『TOPSHOP/TOPMAN』に安い服を見に行ったのですが…。

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CONTENTS

世界一のクラブ 『fabric』ファブリック

ロンドンには『fabric』というクラブがありまして世界一のクラブとも評されるほど世界的に有名な場所であります。

私はあまりクラブ音楽のことは分かりませんが、それはもうすごいアーティストがじゃんじゃん出演しているらしいです。

超有名なクラブなんですが、2016年の8月に薬物使用による死亡者が出たことにより営業ライセンスを取り上げられ、実質閉店ということになっています。

しかし関係者やファンから#savefabric(ファブリック守ろうぜ)キャンペーンが立ち上がりました。

326,000ポンド(約4,800万円)の寄付が集まり、16万人が署名。

同年11月には営業を再開したでのす。

そんななにやらヤバそうなクラブに私は一人で行ってきました。

おしんぽこ
おしんぽこ
私が行ったのは2015年

閉鎖前ですね

キャラじゃないのにひとりfabric

この日私はTOPMANに行っていました。

TOPMANとはイギリス発のファストファッションのお店です。

H&MとかZARAみたいな感じで、私のようなしょうもないバックパッカーでも入りやすい店だと言えるでしょう。

前は日本にもありましたが今はないです。

結構遅い時間に行ったため、閉店時間に追い出されるような形で店をあとにしました。

そして近辺をあてもなくフラフラ歩いていたのですが、とてつもなくお腹が空いてきたので『Farringdon駅』の近くのハンバーガーショップで食事をすることにしました。

バーガーを食べながら店のWi-FiにつなぎGoogle Mapsを見ていたところ、あることに気づきます。

おしんぽこ
おしんぽこ
んんん??

この『fabric』ってとこ聞いたことあるな

以前カナダに住んでいた時に『ダブステップDJ』の日本人と知り合うことがありました。

「ロンドンのfabricでプレイするのが夢だぜ」

彼がそう言っていたのを思い出しました。

私はそういった音楽はあんまり知らないし聴かないってだけで、決して嫌いではありません。

ということ外観だけでも見に行くことにしたのですが…。

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ロンドンの風紀が乱れている

正直行きたくなかったです。

なぜなら怖いから。

日本にいる時は何度もクラブに行きましたが、それでも一人で行ったことなどないのであります。

ではなぜ行ったのか?そんな話。

ドラッグ売りの黒人

ハンバーガーを食べたあとは『fabric』を見て『Farringdon駅』から泊まっている宿に帰ろうと思っていました。

▼位置関係

時間は22時。

どうやらfabricの開店時間は23時らしく、まだ閉まっています。

とりあえずエントランスの看板だけ見てその場を去ります。

 

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広かった。雰囲気は良かった。音楽はうんこさんだった。

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fabricのすぐ隣のレストランは人でごった返していて、fabricの開店待ちといったところでしょうか。

目的も済んだことだし再びFarrindon駅へ歩いて向かったのですが、ここでハプニング。

▲この青ラインの道路でヤバめの黒人に捕まります。

黒人
黒人
へいへい、葉っぱ買わない?

一発キメてクラブでダンスだぜYeah

おしんぽこ
おしんぽこ
あわあわ…

だ…大丈夫っす

黒人
黒人
へいへい、エクスタシーもあるぜYeah

何が欲しいんだ?

おしんぽこ
おしんぽこ
ななな何もいらないっす!

何度も断っていると最初は笑っていた黒人が「チッ」と大きめの舌打ちをして,

「いいから買えよ!」と言わんばかりに私の手にモノを乗せてくるのであります。

おしんぽこ
おしんぽこ
他の人に言ってよ…

本当にしつこいしマジでイヤな気分だったので、握らされたモノを返して

おしんぽこ
おしんぽこ
買わないって言ってんだろ!

と強く言ったところ、どうやら怒ったようでいきなり私の肩を突き飛ばしてきたのです!

黒人
黒人
おいコラ

なにやってんだよ!

ドンッ!!

おしんぽこ
おしんぽこ
いってぇ〜何これ…

めっちゃムカつくけど

怒りより恐怖が勝つ!!

と思った私は全速力で逃げることにしたのであります!

▲地図の青ラインを左上方向のバーガー屋と駅をこえてその後も1分ほど走って逃げました。

以前フィリピンでも同じようなことがありましたが、今回はそのときと違い膝が痛いので上手く走れません!

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【旅行記19】セブ上陸!なぜか深夜の街を猛ダッシュ【フィリピン11】災難続きだったAngelsでの約2日間でしたが,最後に空港でルーカスという友達が出来て気分は良好です。 クラーク国際空港からセブまでは...
おしんぽこ
おしんぽこ
痛い!膝痛い!

なんとか黒人を撒いたのですが、あまりにも突然のことだったので息を落ち着かせるために近くのベンチで休みました。

激ヤバ女子4名

ハプニングはまだまだ終わりませんでした。

ベンチで休んでいると、かなり酔っ払った『個性が強すぎる女子4名』にガッツリ絡まれてしまったのであります。

ハ〜イ
おしんぽこ
おしんぽこ
うわ!

なんかめっちゃきた

クラブ女子
クラブ女子
ねえ!fabricっていうクラブ知ってる?
クラブ女子
クラブ女子
fabric行きたいんだけど!

どうやらfabricを探しているようです。

彼女たちはロンドンに来ている留学生軍団で国籍も様々。

おしんぽこ
おしんぽこ
ああーfabricならそこ左に曲がって大通りに出たら右です
クラブ女子
クラブ女子
きゃー何で知ってんの!?

行ったことあるの?

おしんぽこ
おしんぽこ
いやいやGoogle Maps見たから…
クラブ女子
クラブ女子
あは〜面白い!
クラブ女子
クラブ女子
てか私このロン毛ボーイタイプよ!
クラブ女子
クラブ女子
じゃあ連れてこ!
おしんぽこ
おしんぽこ
風紀が乱れている!

ということで先ほど黒人と一悶着あった『絶対に戻りたくない場所』なのに、なぜかfabric方面に戻る事になってしまったのであります。

おしんぽこ
おしんぽこ
案内したらすぐに帰ろう…

結局入場! 『fabric』

ネットからチケット購入

道中、先ほどの黒人にビビりながら来た道を戻ります。

カエルみたいな顔をしたこの人。

台湾からの留学生であります。

身長は私よりも高く、結構デカいので彼女の影に隠れて先ほどの『葉っぱ売り黒人』をかわしました。

カエルちゃん
カエルちゃん
中で乾杯しようね
おしんぽこ
おしんぽこ
え?私も入場するんですか?

正直私は中に入って大騒ぎするテンションではないのです。

「スキを見て逃げようかな」と考えていたのですが、絶対に逃げられない状況を作られてしまったのであります。

どうやらネットから事前に予約しておくと長蛇の列を並ばずに入場できるそうなんですが、

私のiPhoneにはSIMが入っていないのでネットに繋げることができません。

これは入場を断るチャンス!ということでその旨を伝えると

カエルちゃん
カエルちゃん
あなたのためにネットからチケット発行してあげるね♡

なんとカエルちゃんが私の分のチケットをサクサクっと買ってしまったのであります。

なぜかチケットを買ってもらえるほど4人から気に入られてしまったのですが、特にその中のカエルちゃんはどうやら私にゾッコンのようです。

カエルちゃん
カエルちゃん
ぐふふ♡

キスしていい?

おしんぽこ
おしんぽこ
ダメっす…

奔放すぎっす…

時間は開店10分前で、最初に見に行ったときとは別の場所のように人で溢れかえっています。

カエルちゃんのいう通り、列は2列になっていて優先入場できるガラガラの列に並ぶことになりました。

しかしテンション上がりまくってる4人は先に行ってしまい、なぜか私は一人でその列に並ぶ事になってしまったのであります。

おしんぽこ
おしんぽこ
なんで?

誘ったんだったらせめて入場時くらいは一緒にいて欲しいものであります。

先に一人でガンガン進んで行った▼このムスメ

の場所に私が目を離した隙にみんな行ってしまったため、私はひとり取り残されてしまったのであります。

おしんぽこ
おしんぽこ
か…帰りたいけど帰れない…

そう私は帰れないのです。

なぜかというと

カエルちゃん
カエルちゃん
私のiPhoneでネット予約したから!

カエルちゃんのiPhoneに予約のバウチャーが入っているので『彼女のiPhoneを渡されてしまった』からであります。

カエルちゃん
カエルちゃん
じゃあ先に行ってるから中で私を見つけてね♡

中でそのiPhone返して

なんということでしょう!

私はfabricまで案内したらこの軍団からこっそり逃げようと思っていたのですが、iPhoneを預かってしまった以上中に入らないわけにはいかないのです!

おしんぽこ
おしんぽこ
それならなぜ私を置いて先に行くのだろう…

た…楽しくなさすぎ!

不本意ながらのfabric入場なので、荷物を多く持っていた私はセキュリティチェックのあとに荷物預け場でまた長いこと待つことになり、完全に4人とはぐれてしまったのであります。

しかしここは世界一のクラブ。

せっかく来たし楽しまなければ!と勇み足で内部を散策します。

開店と同時に客がなだれ込むように入って行ったので、23時過ぎの時点でもうすでに内部は人でパンパンです。

いくつかフロアがあって、場所によって音楽が違うのですが、

おしんぽこ
おしんぽこ
ひとつも好きになれない…!!

▲まさにこんな感じで、何のために存在するのかまったく理解できないジャンルの音楽ばかりなのです。

おしんぽこ
おしんぽこ
これは楽しくなさすぎるな…

ということで『帰りたい度MAX』の私はカエルちゃんにiPhoneを返してこの場を去ることにしました。

しかしどこをどう探しても軍団がいないのであります。

そして探す事1時間。

人は増え続け、もはや満員電車状態のfabric。

おしんぽこ
おしんぽこ
こんな状態で見つかるわけない!

半ば諦め、クラブの閉店まで待つことを覚悟しはじめたころ、何やら異常に盛り上がっているフロアに来ました。

音楽もかなり激しく、お立ち台のようなステージっぽいところで数人が踊っていますが…

ついに私はそこでカエルちゃんを発見したのであります。

おしんぽこ
おしんぽこ
本気で踊りにきている人の踊り方やん!

結局カエルちゃんを探すだけで私のfabric体験は終わったのでした。


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