トロントでワーホリ中のこの私。
連休をもらい、台湾で知り合ったナンシーとニューヨーク旅行に来ています。
有名な観光地をまわり、感動と興奮の連続です。
前回▼
一旦別行動をとっていたナンシーと改めて再会しました。
またニューヨーク初日に泊まっていた宿で被害にあっていた『被害者くん』と、もじゃもじゃしているくせにおしゃれぶっている男『もじゃ男』も呼び出して4人でニューヨークグルメを堪能することになりました。
今回はニューヨーク飯の話。
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ニューヨークベタグルメ
Shake Shack-シェイクシャック
と言うナンシーの調査とゴリ押しにより行くことになったお店はニューヨーク発のハンバーガー屋です。
これは日本にもありますが、私がニューヨークを訪れた2014年当時はまだ日本に上陸しておらず「ニューヨークと言えばシェイクシャックっしょ!」という風潮が旅行者の中でありました。
▲この他にもニューヨークだけで10店舗以上あります。
私は初めて来たお店ではだいたいその店の看板メニューというか『いちばんその店っぽいもの』を注文するようにしています。
なぜならそのお店がどんな感じか一番分かりやすいし、ハズレを引く可能性が低いからです。
しかしこういう時必ず『変化球』を打ちに行く人がいますよね?
すね毛ボーボーなのに素足で革靴を履き裾をロールアップしまくっている男・もじゃ男は完全にそのタイプの人間です。
※シュルームバーガー:ベジタリアンメニュー。もじゃ男はそれが何かも分からずその名前の響きで決めた。
案の定結果は微妙。
肉のほうが美味いに決まっています。
海外で食事をするときは『いかにハズレを引かないか』が非常に重要です。
ニューヨークといえばステーキハウス
Club A Steakhouseという有名なステーキハウスがあり、また4人で行くことになりました。
しかしランチどきに訪れたため店内は満席。
予約も何もせず入店した我々に当然席は無く、違うステーキハウスを探すことにしました。
テキトーに歩きまわって
と心から言えるような店構えのお店を発見したので入店。
ランチどきなのにマンハッタンの中にあるお店とは思えないほどガラガラでした。
今日は寿司!
今日はラーメンの気分!
と、もう胃袋がその料理を消化する準備を始めていることがたまにありますよね?
そういう時ってもうここから料理を変更することなど不可能なわけで、私も一度どうするか聞いたはいいものの、もはやステーキ以外有り得ないのです。
全員一致でこの絶対に有名店じゃないステーキハウスで食事することになりました。
肉の部位によってメニューが違います。
せっかくなので4人バラバラに頼んでみました。

おしんぽこの注文
牛のお尻のあたりの肉
Rump-ランプステーキ
ナンシーの注文
フィレとサーロインの合わせ技
T-bone-Tボーンステーキ
もじゃ男の注文
一番値段が高かった
Rib-リブロース
被害者くんの注文
ステーキハウスなのに
Grilled Salmon-サーモンを焼いたやつ
別にめちゃくちゃまずかった訳ではありませんが、被害者くん以外の3人は正直満足のいくものではありませんでした。
「有名だから美味い店!」
「客が入っているから美味い店!」
とは言い切れませんが、ランチどきにガラガラの店はガラガラの理由があるのです。
エッグベネディクトの Sarabeth’s-サラベス
エッグベネディクトという食べ物をご存知でしょうか。
エッグベネディクトとはマフィンの上にハムやポーチドエッグなどを乗せ『ホーランデイズソース』という卵ベースのおしゃれソースをかけた食べ物です。
そして我々が行った『Sarabeth’s(サラベス)』はニューヨーク発のオシャレレストランで、朝から行列ができる名店。
NYの朝食の女王と言われています。
現在はマンハッタンに6店舗あるようです。
本来なら私やナンシーはこういったおしゃれ感丸出しの店に来ることはないのですが、都内の女子カフェ店員のような耳たぶに小さな♪マークのタトゥーがある男・もじゃ男がどうしても行きたいというので行って来ました。
そして我々が注文したものはこれ。
Classic Eggs Benedict $24 (2600円)

『食べ物のうまさ』とはシンプルに味だけではなく、温度、食感、香り、見た目、店の雰囲気などで構成されていると私は思っているのですが、その大きな要素のひとつで『コスパ』というものがあります。
はい、これが一番美味いんです。
このエッグベネディクトというおしゃれ感の塊のような食べ物はもちろん美味しかったです。
しかし、それを心から思えないほどの金額で量も少ないので、バックパッカー貧乏旅行の我々は口数が少ないまま食べ終えてさっとお会計をして退店しました。
やっぱニューヨークサイコー!
エッグサイコー!
「オシャレ感」を栄養として摂取するこの男はニューヨークを心から愛しているようです。
大味カラフルカップケーキ
『Buttercup Bake Shop』というお店がマンハッタンにいくつかあります。
インスタに空の写真を載せる男・もじゃ男がどうしてもと言うのでこれまた4人で行ってきました。
これは正直行く必要なかったと今でも思います。
まず味はマズイですよ!
俗にいう『アメリカ味』です。

これ一個$4。
無駄です。
例えるならデパートとかでまったく興味のないガチャガチャをやらされるような気分。
いいんですよ?
別に$4くらい無駄遣いしてもいいんです。
ただ舌が肥えてる我々日本人にとって「これは絶対に受け付けない!」というのが見た目で分かるのです。
これはさすがにノルウェイの森-上・下巻(英語翻訳版)を持ち歩くほどオシャレな男・もじゃ男の口にも合いませんでした。
しかし!この男は違います!
じゃあ僕もらいます!
地味で、おとなしくて、控えめで、常に空気を読み、愛想笑いが得意で、なんでニューヨーク旅行に来ているのか分からないくらいの純日本人の被害者くんですが、どうやら彼の舌だけはニューヨーカーだったようです。
我々の食べかけを全部食べてしまいました。
ベーグル的なもの
「ぶっちゃけベーグルの何が美味いんや?」
とあまりにも正直過ぎる発言をしてしまう我々。
4人のうち唯一の女性ナンシーも
と本当のことを言う始末。
しかしベーグルはニューヨークではかなり有名だし、日本でわざわざ食べに行くことなど確実にないのでそこらへんのベーグル屋に行くことにしました。
サーモンやクリームチーズなどが挟まっていて食感はもちもちしています。
イメージが先行していたため思っていたより美味いと感じましたが、無感情サイコパス女・ナンシーがまた本当のことを言ってしまいました。
普通のパンでええわ
美味いのは「具材」やねん
普通のパンに挟んでたほうが何倍も美味いわ
旅先での食事は体験と思い出です。
真剣に味を求めてはいけないのです。
$1ピザ
ニューヨークでちょいちょい見かける$1のピザ屋。
エッグベネディクトの時にコスパの話をしましたが、この$1ピザのコスパは圧倒的です。
1枚でお腹は膨れるし、普通に美味しいのです。
あのめったに笑わないナンシーもこの表情。

おそらく私がニューヨークにいた16日間、一番多く食べたものと言えるでしょう。
結論 ニューヨークでは$1ピザがメイン
まずニューヨークに旅行に来る人ってそこまで長期の人はいないと思います。
しかし今回ニューヨークグルメを攻めた4人は何故か長期なのです。
トロントワーホリ中のおしんぽこ
15日間
飲食業なのに有給が取れる会社につとめるナンシー
14日間
アメリカ一周のゴールとして滞在しているもじゃ男
10日間
海外=ニューヨークだと思っていた被害者くん
10日間
本来ならばニューヨーク観光は3~4日で十分だと思いますが、ここまで滞在が長いと当然食費もバカになりません。
なので「普段は$1ピザで腹を膨らませてたまに有名なレストランで食事をする」というのが一番良いのではないかと考えました。
そして偶然にもここまで滞在日が被った4人。
アジア旅行中に感じた
という感覚を今度はニューヨークで思い出すことができました。
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