到着したはいいものの随分と危険なエリアに行ってしまい、恐ろしい目に合ったセブ島初夜。
しかしなんとか猛ダッシュで逃げてホテルに帰ることができました。
安くて良いホテルだったのですが、このエリアは非常に危険だと判断したため宿を移ります。
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CONTENTS
6人部屋のドミトリー宿
Agodaを初めて使ってみた
[セブシティ・ダウンタウン]
猛ダッシュした夜から一夜明け、朝10時ホテルをチェックアウトしました。
海外生活を始めてすでに2ヵ月が経っていましたが、実は未だにAgodaやBooking.com等の宿泊施設予約サービスを使った事がありませんでした。
最初のフィリピンでは学生寮に居座り続け，台湾では謎の健康ランドやGoogle検索で出てきた宿に直接行って泊まり，フィリピンに戻って来てからもドライバーに聞いたりして宿を探していました。
しかし今回はかなり危険なエリアにいます。
何としてでも宿探しに苦戦するわけにはいかないのであります。
運良く泊まっていたホテルのネットがサクサクだったので、ネット予約をしてみる事にしました。
前から気にはなっていたAgodaのアプリをインストールして日にちと人数を打ち込みいざ検索！
初めて使ったAgodaに感動！
流行や最新技術を常に2～3年遅れで追いかけるこの私がついに宿をネット予約を出来るようになったのであります！
その中でも1番安い350ペソの宿を2泊予約しました。
歩いて20分、着いた場所はなかなか良いホステル
宿を予約した私はさっそく向かいます。
とホテルマンが言っていましたが、節約したい気持ちとセブの街並を見ながら歩きたかった（明るいうちに）ためお断りしました。
歩いてみるとやっぱり同じフィリピンでも今まで滞在して来た街とかなり景色が違います。
ハイビスカスっぽい花
ヤシの木っぽい木
リゾートっぽい人達
旅してんな～！と興奮しながら台湾でのバックパッカー仕分けの事を思い出しました。
20kgの荷物を持ち歩いていた時はこうやって歩くのを楽しんだ事は無かったと思います。
しかし厳しい断捨離を行い荷物が7kgになった今、徒歩が全く苦になりません。
クラークの公園でカメラを無くしているので下手すると7kg以下の可能性もあります。
と軽へこみしたところで
到着しました！入り口からエアコンガンガン効いててサイコーです！
チェックインして2泊分の宿代を支払ってお部屋に案内してもらいました。
そこは6人部屋で、現在4人が泊まっているとの事。
部屋にはそのうちの2人がいました。
奥の方の2段ベッドの下が空いていたのでそこに荷物を置き同じ部屋の4人のうちの2人に挨拶。
彼らはフィリピン人でセブに仕事の研修で来ているらしいです。
名前はマークとルディ見た目はかなりのもんですが、あとで年下だという事が判明します。
仲良くなり夜ごはんをご一緒する約束をしたところで私は気を失ったかのように爆睡しました。
フィリピンという特殊な国
この旅行記ではまだまだ1～2カ国目のフィリピン。
この時はまだ他の国に行った事がないのでもちろんフィリピンと台湾しか知りませんが
とずっと考えてていたのです。
何というか異文化感があまり感じられないのです。
その理由は宗教と植民地支配の歴史にあるのではないかと思ったのであります。
宗教
他の東南アジア諸国では仏教をはじめ，イスラム教，ヒンドゥー教を信仰するのに対し，フィリピンでは9割以上がキリスト教を信仰しています。
なので生活様式や服装、またお祈り等の宗教っぽいものを見る事が全然無かったのです。
植民地支配
フィリピンの公用語（タガログ語）はちょいちょいスペイン語に似ています。
それは他の国がイギリスやフランスに支配されていたのに対し，16世紀にまだ識字率の低かったフィリピンにはスペイン人が侵攻し支配したからです。
そしてその後19世紀始めからアメリカが支配し始めたので，国民は英語もペラペラなんです。
バスケ好きが多い事とか、街でアメリカンロックがよく鳴っている事とか，牛豚鳥何でも食べる事とか、そういう何でもない普通の事が結構気になったりします。
そういう時に歴史、宗教、経済、人種、またその国の隣国や国の形や地形など、様々なその国の情報をネットで調べたり自分の浅い知識から推測したりして
だからか～ほほ～
と自分なりに考え推測、解決し、その国のイメージを自分なりに作っていく遊び。
これはバックパッカーやらないとできないんだろうなぁ…
…
…
…
そんな夢を見てるとマークとルディに起こされマーケットに誘われました。
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セブのローカルな中規模マーケット
少しだけ『旅慣れ』してしまう
ランチも兼ねて3人でマーケットに行く事になりました。
バギオのナイトマーケットや台湾の士林夜市みたいな特別な場所ではなく、そこらへんのそんなに大きくないマーケットです。
ルディおじさん（年下）のオススメのカレー屋みたいなところでそんなに美味しくないサラサラのカレーを食べましたがある事に気付きました。
そこはローカルなマーケットなので、汚くて、ハエが飛んでて、やかましくて、野良犬がウロウロしてて…。
もちろん日本ではこんな場所で食事をするなんて考えられないくらい汚いです。
だからこそそういうものを体験すると
マジきったねぇ～！
と感動していましたが、なんと今回たいした驚きや感動もなく
普通にハエおる
くらいの感じで自分がアジアに慣れて来ている事に気付いてしまいました。
もちろんこれから生活していく上で非常に大事な事なのですが、旅行者の私としては刺激が無いのは大きな問題であります。
しかしすぐに感動ポイント発見！
なんと日本ではかなり高級品であるマンゴーが20ペソ（40円ちょい）で買えたのです。
しかも熟れっ熟れのデカマンです！
フルーツが大好きな私。
5個購入して宿に持って帰ってキンキンに冷やしてもらい、他の宿泊者と共にマンゴー会を催したのであります。
屋上のプライベートバーでパーティにお呼ばれ
死ぬほどローカルな飲食店
マンゴー会を終え、エアコンガンガンの快適部屋でダラリとした後は約束通りマークとルディとディナーに行きました。
お次はマークおじさん（2個下）のおすすめのお店です。
着いた場所は
と思ったくらい真っ暗な場所。
そして中に入って席に座りましたが結局電気など無く
と思いました。
もちろんメニュー表もないので料理はお任せです。
すると大量の焼き鳥みたいなものと葉っぱで包まれたもち米ごはんが届きました。
何の肉なのか、そもそも肉なのかどうかも分からないものもありましたが、間違いなくそれまで私がフィリピンで食べて来たものの中で1番美味しかったのです。
もし電気が付いていたら見た目で食が進まなかった可能性は無いでも無いですけど。
オーナー手作りのバー
マークおじさん（ゆとり世代）がディナーをおごってくれたので今度は私がビールをおごる事にしました。
実は昼間の間に宿の屋上にバーがあるのをちゃっかり発見していたのです。
そして3人で上がってみるともうすでに4名ほど先客がワイワイしています。
ヨーロピアン2名とフィリピン人2名。
そのうちの一人がこの宿のオーナーで，そのバーを作ったらしいのです。
とっても気さくなクロちゃんみたいな人で，他のメンバーも輪になり楽しい宴会が始まりました。
とにかくみんな面白いし、これはまさに私がバックパッカー旅行に求めていた時間であります。
みんなでColdplayのYellowを大合唱！
（歌詞が分からない私はフンフン歌います）
もう感動し過ぎて楽しすぎて、これでバックパッカーを終えたい！と思ったほど。
前日のドミニクと愉快な仲間たちとのパーティとは全く違い、この日やっとフィリピンを楽しむ事ができたのでした。
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