オーストラリア

【旅行記161】さらばシドニー!憧れの街ゴールドコーストで何を思う【オーストラリア17】

シドニーに来る前にラオスでできた私の彼女シズちゃんと一緒に暮らしていました。

ある日些細なことから破局寸前の気まずい感じになってしまいましたが、無事に解決した前回の話。

[凹むシズちゃん]

これを機にというのも変な話ですが、長引いたシドニー生活とこのモヤッとした気持ちをリセットすべくこの街を出ることを決断しました。

約半年間のシドニーでの生活を経て我々が向かった先は憧れの街ゴールドコーストです。

前回▼

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シドニーを出る

半年間働かせてもらった愛すべき職場「Restaurant Sakura-咲良レストラン」。

無一文状態の私を即採用してくれて,週60時間の月3,000ドルペースでシフトに入れてもらい感謝しかありません。

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この半年で9,000ドルほど貯金することが出来ました。

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お金を稼がせてもらいながらもこの店では面白ハプニングが尽きませんでした。

しかし!

大好きな街シドニーの大好きだったこのお店をついに辞める時が来たのです!

やすえさん
やすえさん
は〜い
エイキチさん
エイキチさん
お疲れ
すかし
すかし
元気でね
みうらちゃん
みうらちゃん
いつ頃戻ってきますかぁ?
じゅんぺい君
じゅんぺい君
来週くらいに戻ってきます?
おしんぽこ
おしんぽこ
……!?

温度差!

いろんな思いが交差して考えに考えた結果私はお店を辞めるのですが、まわりの人間にとっては「そんなもん知ったこっちゃないわ」といったところでしょう。


エイキチさん
エイキチさん
どこいくんだっけ?

シドニーを出て我々が向かう先は

『Gold Coast-ゴールドコースト』

 

おしんぽこ
おしんぽこ
オーストラリアと言えばゴールドコースト!

くらいに思っていたのですが、特別そこに何があるかなんて知りません。

ただその名前はあまりにも有名だし、やっぱり憧れの街のひとつなのです。

写真を見る限り

ただの天国やん!

としか言えません。

 


 

[2016年1月]

おしんぽこ
おしんぽこ
では参りましょう!
シズちゃん
シズちゃん
参ろ〜う!

シドニーでお世話になった人たちに別れを告げて出発。

オーストラリア生活を始めて、ついに最初の国内移動です。

地面ツルツルスケーターの街

シドニーから1時間ちょいであっさり到着。

ゴールドコースト空港から街中まではバスで5ドルほどで行けます。

Broad Beach Southで降りたら電車に乗ります。

ゴールドコーストの電車駅はひとことでいうと「隙だらけ」です。

改札が無く、基本的にすべて無人駅なのでガンガン無賃乗車されているのです。


 

とりあえず何も知らない我々は電車に乗りAgodaで予約していた宿へ向かいました。

思っていたよりもかなり田舎だなぁ、とゴールドコーストの街並を電車の中からぼけ〜っと眺めていた時にあることに気付きました。

おしんぽこ
おしんぽこ
スケボーの街かな?
坂道少ないし地面ツルツルだねぇ!
これなら滑りやす…
おしんぽこ
おしんぽこ
あ…!!や…やらかした!

だいたいいつもやらかしている私ですが、今回はマジのやつです。

旅行記155】で購入したスケボーをどこかで無くしていたことに今頃気付いているのです。

シドニーの空港のチェックインの時点でもうすでに持っていなかったので、おそらくシドニーで住んでいたパディントンの家にあるのでしょう。


人通りが多く交通量も尋常ではない大都会シドニーは、車道をスケボーで走行することが難しい街でした。

また歩道も段差が多いし、坂道だらけ、さらにそれらをクリアするほどのテクニックも皆無なのでシドニーでは決まったルートしか滑っていませんでした。

しかしゴールドコーストは「スケーターのための街なのかな?」と勘違いするほどにフラットなつくりになっています。

こんな街をスケボーで滑れたら楽しいだろうなぁ、と思った瞬間に手元にいつものスケボーが無いことに気づいたのです。

おしんぽこ
おしんぽこ
うわ〜もったいね〜
シズちゃん
シズちゃん
もったいねぇ〜
気づくのおっそ

しかしワーホリスタート前に作成したオーストラリアでやりたいことリストの中に『ゴールドコーストでスケボーに乗る』というものがあったのでなんとしてでも達成したかったのです。

シズちゃん
シズちゃん
まさか…⁉︎
おしんぽこ
おしんぽこ
…買おう!
シズちゃん
シズちゃん
やっぱり!アホだね〜!
おしんぽこ
おしんぽこ
大丈夫!
シドニーでいっぱい稼いだんだから!

スケボーというものは安くありません。

200〜500ドルくらいはします。

しかしお金の使い方が下手くそ過ぎる系貧乏バックパッカーの私は、欲しくなったら買うのです。

何も知らない時にシドニーで購入したものはストリートボード(みんながよく見る普通のスケボー)だったのですが、飛んだり跳ねたり系の人が使うやつなので、足代わりの移動用には不向きです。

ということで今回購入したのはちょっと長めのクルーザー。

長いボードに大きくて柔らかいウィール(タイヤ)が付いているので、速くて安定しています。

路面によっては自転車よりもスピードが出るので快適。

おしんぽこ
おしんぽこ
お〜!やっぱりすごい!
シズちゃん
シズちゃん
お〜!いいなぁ〜!
わたしも買う!

結局触発されたシズちゃんも違う感じのクルーザーを購入。

スケボーど素人のへっぴり腰日本人ふたりは初日からゴールドコーストを爆走するのでした。

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Surfers Paradaise-サーファーズパラダイス

ゴールドコーストといえば『サーファーズパラダイス』です。

ゴールドコーストの中心地で周辺には多くの商業施設や飲食店が集まっています。

またすぐそこに見えているビーチは南北全長57kmという規格外の長さで、その名の通りサーファーたちのパラダイスでしょう。

おしんぽこ
おしんぽこ
おおおおぉ!
ずぅっとビーチだ!
シズちゃん
シズちゃん
すご〜い!

ゴールドコーストのデカすぎるビーチを目の前にテンションMaxの私とシズちゃん。

旅行記158】で購入した

安すぎてキ○タマが透けてる海パン

どうやっても必ず食い込んでしまう作りのビキニ

を各々着用しビーチへ向かいました。

サーファーズパラダイスの目の前の「パラダイスビーチ」は過去に12mを記録したことがあるほど波が高いことで有名。

波打ち際付近でも人の身長を優に超える波の高さで、打ち寄せる波の音は会話ができないほどの音量です。


ビーチを歩いていたところ、波打ち側から10mくらい沖に行ったあたりに泳ぐわけでもなくサーフィンをするわけでもなくただただ人が集まっている場所がありました。

何かの団体かな?と思いましたが、人種も年齢も様々なのでひとつのグループではないようです。

しばらく観察していたところ、そこが何の場所なのかが分かりました。

そこは1部分だけ浅くなっているようで、ビーチ沿いよりもより高くて激しい勢いのある波とぶつかり稽古ができる場所だったのです。

近くまで行ってみると陽気なお兄さんふたりに絡まれました。

お兄さん
お兄さん
Hey Guys!
でっかい波が来るから突っ込むぞ!

2メートルほどある巨人に手を引かれる私。

おしんぽこ
おしんぽこ
え?マジ?
お兄さん
お兄さん
はっはっはっ!
いくぜいくぜ〜!

脳まで筋肉でできてそうな黒人に持ち上げられてぶん投げられるシズちゃん。

シズちゃん
シズちゃん
ちょっとちょっと!
きゃ〜

そして3mくらいのデカすぎる波に全員飲み込まれます!

バッシャ〜ン!!

ザザザ〜….

おしんぽこ
おしんぽこ
ぎゃあぁ〜死ぬぅ〜!
シズちゃん
シズちゃん
ゲホっゲホっ
ぶはー!
お兄さん
お兄さん
アッハッハッハッハッハ!!!
ひゃーはっはっは!!!
お兄さん
お兄さん
わ〜はっはっはっ!
さいこーだぜ〜!
フォ〜!

あんたたち!

『せまって来る大きな波にぶつかってぎゃ〜って叫ぶだけの遊び』

でよく心の底から楽しめるな!

オーストラリア最高!?

ゴールドコーストに来て3日程経ちました。

毎日出かけていて充実しています。

とにかく天気が良くて最高です。

またシドニーと比べると田舎だからか、比較的人がフレンドリーで優しい気がします。

おしんぽこ
おしんぽこ
なんか…毎日楽しいね
シズちゃん
シズちゃん
そうだね
シドニーのときは毎日忙しかったけど
こっちはのんびりしててサイコー!

そもそもオーストラリアは日本の20倍以上の土地の広さを有しておきながら、人口は日本の1/5しかいないという人口密度ガラガラの国です。

シドニー、メルボルン、ブリスベン、パース、アデレードの5大都市以外の地方の街はかなりのんびりしているのではないかと思います。

これまではシドニーしか知らなかった我々はゴールドコーストに来て確信したのです。

オーストラリアは最高の国だ!

思っていた通りの天国のような国だったのです。

オーストラリアについてもっと知りたい、もっといろんな場所に行ってもっといろんなことをしてみたいと思うようになりました。

しかしビザの残りは6ヶ月とちょっとしかありません。

おしんぽこ
おしんぽこ
時間が足りない!
もっとオーストラリアで生活したいなぁ〜!

ワーホリがスタートして半年ですが、ここに来てこれまで考えたことがなかった『セカンドビザ』とやらの取得を視野に入れはじめたのでした。

その決め手はもちろんゴールドコーストの美しさ。

そして個人的なあるショッキングな出来事により「迷ってるうちに動こう」という気にさせられたからです。


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