ゴアで知り合ったホスト君とハンピに到着。
岩山に囲まれた神秘的なこの村は『4ヶ月前にこのバックパッカー旅行をスタートした時にゴールと決めた場所』であります。
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朝イチ川の南側へ移動
南京虫は大丈夫
ホスト君と2人でやっとの事で見つけた宿のベッドには南京虫がびっしりだった前夜。
酔っ払いながらも部屋を変えてもらいましたがやっぱり不安です。
しかし朝起きて確認してみましたが、特に刺されたような箇所は無く問題なさそうです。
この時初心者バックパッカーだった我々はまだ南京虫の習性についてよく知らなかったので、呑気なものでした…。
ホスト君が部屋チェンジを申し出てくれていなければこの先の旅行は最悪だったでしょう。
川渡り
▲図3の位置にいましたがマジで何もないのでこの日は川を渡り1のエリアに移動しました。
写真で見ると気合いで渡れそうな感じですが確実にボートでないと無理です。
この川を渡るボートは1時間に1本出ていると聞きましたが、結局は人が集まるまで発進してくれないので我々は2時間ほど待ちました。
ハンピ観光
カルヤンゲストハウス
ハンピにはカルヤンゲストハウスという有名な日本人宿があります。
日本人の奥さんとインド人の旦那さんとちっちゃい子供の3人家族の小さな宿です。
2人部屋で760ルピーでした。
屋上に行くとでっかい岩が。
周辺はマジでローカルな感じ。
ヤギが大量にいたのが印象深いです。
ハンピを歩いてまわる
川の南側は物販や飲食店が建ち並び人も多く,北側とはうって変わって活気がありました。
こんな感じ▼
ゴアと同様ヨーロピアンヒッピー旅行者の多い田舎ですが、ゴアとの大きな違いは,
- ここハンピはヒンドゥー教の聖地だということ
- 海沿いのゴアと違い、岩山に囲まれた地域だということ
の2点。
小さな村に数多くの歴史的な寺院があって、緑のない壮大な岩山に囲まれた村はまるでRPGゲームの世界の中にいるような気分になります。
簡単にいうとドラクエの世界ですね。
天気が悪い
ハンピ観光の1番の目玉は絶景を見下ろせる『マタンガヒル』であります。
地球の歩き方インドで見た神秘的な写真の場所です。
私はどうしてもこの写真の場所に行きたかったのですが、運悪く前夜に雨が降り足場がかなり悪い状態になっています。
雨上がりはかなり危険なので丘登りはやめとけとまわりに言われました。
しかし私はアライバルビザでインドに滞在していて時間がもうないのです。
そしてハンピ3日目私はこのマタンガヒルを登ることを決意しました。
D28 地球の歩き方 インド 2018~2019 (地球の歩き方 D 28)
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岩山登り
登ると決めて電車とバスを手配した
私のインド観光ビザは11月3日まで。
日本への帰国便は11月2日の深夜11時コルカタ発。
そしてこの日は10月28日です。
7番の位置から1番まで移動するのですが、実はこの距離は日本列島くらいあります。
インドの公共の乗り物だと最低2日はかかる距離であります。
私のインド旅のスタイルでここまで列車とバスだけで移動しているので,最後まで飛行機は使いたくありませんでした。
ということは!
足場が悪かろうがそろそろ登らないと『4ヶ月間目指していた景色』を見ることなく帰国することになるのであります。
ということで
- 地面びちゃびちゃツルツル
- 足元はビーサン
- 転んだら即死亡
の岩山をこの日登ることを決意し、コルカタへ向かうバスと列車のチケットを購入したのです。
ハンピの景色が凄すぎて感極まる
宿からひたすら歩いて行き少しずつ山っぽくなっていきます。
時間は15時。
暗くなると山賊が現れて、ボコボコにされたあげく荷物を盗られるらしいので少々急いで向かいました。
とにかくそこら中にデカすぎる岩が転がっています。
▼真ん中にいる男はリアルおしんぽこ。
岩のデカさが伝わるかと思います。
ちょいちょい猿がいるのですが、頂上に近づいてくると…
可愛いのですが刺激すると襲ってくるタイプの猿らしいので忍び足でここは通過しました。
▼頂上からの景色
フィリピンでカメラを盗まれたのでiPhone5で撮った写真たち。
そして!この2枚の写真!▼
大感動であります。
足場はかなり悪い状態でしたがなんとか目当ての景色に到着することができて感動しました。
同時にフィリピンからの7ヶ国の旅のゴールということで嬉しいような寂しいような変な気分であります。
初めての海外でとにかく何もかも初めてづくしの4ヶ月間。
成田空港でなんとなく買った地球の歩き方を読んで、なんとなくゴールに決めていた場所に本当に今いるんだと思うとこれまでの4ヶ月間が走馬灯のように思い出されます。
しかし本当のゴールはここではありません。
本当のゴールはコルカタに戻ることなのであと4日間インドを旅します。
私はいつも詰めが甘いところがあるので頂上で決意しました。
最後の最後で荷物を盗まれたりとか
飛行機の時間を間違えたりとか
ぶっ殺されたりとか
と心に決め下山し、次の日ハンピをあとにしたのでした。
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