台湾のローカルな生活を見て、想像していた何倍も台湾を楽しむことができました。
まだまだいろいろと見てみたいと思っていましたが、フィリピンへ戻る航空券はすでに買ってあったため去らなければなりません。
フィリピンのバギオを離れる時よりも名残惜しい気持ちでいっぱいです。
前回▼
スポンサーリンク
最終日の台湾遊び
漢字で書いて思いが伝わるか実験
飛行機は夜の9時。
快適だった日本人宿をチェックアウトして断捨離済みの荷物を預けました。
まだまだ時間があるので軽く遊ぼうと思い無感情女ナンシーと出かけることにしました。
目的もなくブラブラ歩いていると、ふと思い付きます。
ここは台湾だし、漢字で何か書いて思いが伝わるかを実験してみよう!
なんでそんなことをするのか?
暇なんです。
台湾2日目に一度道を聞くときにやっているんですが、その時はダメでした。
なので今回は「求 情報 小籠包 美味 」と書いてみました。
まずは1人目。歌いながらホースで水を撒くおばちゃんです。
ニイハオ!と挨拶だけしてiPhoneを見せます。
すると
実験終了!
早くも伝わってしまい、お店の名前と住所と電話番号まで記載されたメモ紙を渡され実験終了となりました。
と思い、違うワードで試したかったのですが、その水撒きおばちゃんは優しすぎて、我々をその店まで連れて行ってくれたのでお店に行くしかなかったのです。
もういいのでどうかお引き取りください
と店までの道中で何度も言いましたが、結局3人で入店。
しまいには通訳的なことをしはじめて、注文するまでおばちゃんは居座ったのです。
これが噂のありがた迷惑であります。
しかもめっちゃ高い店でした。
不本意ながら小籠包を食べましたが、その美味しさよりも金額が気になってしまってまったく味を覚えていません。
iPhoneのコンパスアプリだけで台北駅に行けるのか実験
小籠包を食べながらコンパスアプリだけで台北駅まで行けるか実験という遊びを考えました。
今後もバックパッカーだし、こういうこともあるだろうと想定し、治安のいい台湾で練習も兼ねていざ実験です。
そして5分後その実験は早くも幕を閉じます。
- iPhoneの充電が充分に無かったのですぐ電池が切れたこと
- そもそもコンパスアプリなど無くても行けそうだった(駅見えてた)
というふたつの理由です。
楽しい遊びが思いつかない
そそくさと宿に戻るのでした。
宿でまったり台湾旅行を振り返る
ナンシーの正体
結局宿にもどりシャワーを使わせてもらって、iPhoneを充電しながら時間を潰しました。
なぜか無愛想で無表情感情ゼロのナンシーがいつもより多く喋ります。
むしろ気持ち悪いほど笑っています。
知り合ってから4日間、彼女を笑わせてみようといろんなことを言ってみましたが、10回に1回ふふっと笑うだけで、あとは
みたいなリアクションだったのです。無視の時もあります。
そんな笑いに大変厳しいはずのナンシーが
ぐらいのことで肩を揺らしながら笑うのでこれはおかしい…と思っていました。
なんかあったのか聞いてみると
ぶふふふふふはははは
ナンシーの正体は謎に包まれたままです。
フィリピン再入国へ向けての計画
台湾初日、計画無しにいきなり来たためかなり大変な思いをしたこの私。
人間学ぶもんですね。
フィリピンに再度到着した時のことを考え、ついに私は計画を練ることにしたのです。
飛行機の出発は夜9時。
フィリピン到着はクラーク国際空港。
約2時かかるので夜の11時です。
調べて考えて話し合って、フィリピンに戻ってからの動きがついにまとまりました。
スポンサーリンク
さらば台湾とナンシー
夕方5時台北駅にて
ナンシーは私より年上らしくずっと敬語で話していましたが、この日の昼に彼女がアホだということが判明したため
と非常に無礼な言い方で誘ってみました。
でも台北駅でお土産買いたいからいくわ!どお?ツンデレやけど
もはや初日に会った時のイメージの真逆であるナンシー。
しかし私は人とともに行動しないと迷ってしまう可能性があるので頼りになります。
駅に到着して空港着のバスチケットを買いました。
出発まで約1時間ほど時間があったので、今回の台湾旅行の話をして連絡先のを交換を申し出たのですが、ナンシーはメールアドレスしか持っていない、スマホもロクに使えない化石のような女だったのです。
そしてこれからも最新技術に手を出すつもりはなく、最終的には山で自給自足の暮らしをして土に還るのだそうです。
個性が強すぎてついていけません。
しかし彼女がいなければこの台湾旅行も楽しくなかったのかもしれません。
と!思っていたのですが!
なんと1年後に彼女とは再会することになります。
ナンシーと再会した話はめっちゃ先の【旅行記89】
あの時の感覚が蘇る
アホなナンシーに別れを告げ空港に到着。
チェックインを済ませ、早々とゲートに向かいました。
すると始めてフィリピンを去る時に不安になった感覚が当時と同じくらいのサイズで蘇って来たのです。
これから何が起こるんだ?夜中にフィリピンに着いて大丈夫なのか?せめて命だけは日本に持って帰りたい!
異常にビビってしまったのです。
しかしそれだけ恐怖にも似た不安感を持って台湾に来たのに、なんてことない楽しい国だったじゃないか
と自分に言い聞かせなんとかメンタルを保ちました。
しかし次はその嫌な予感は的中します。
2回目のフィリピンはなにもかもうまく行かず、異常なまでの不運に見舞われるのでした。
台湾編おしまい
前回▼
次回▼