おぞましい体験をした前日、なんとか事なきを得た私は朝からマラッカ探検を始めます。
私がバックパッカーになる前。
深夜特急を読んだときにとっても行ってみたかった場所のひとつがこのマラッカだったのです。
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オシャレカフェ
酸っぱいコーヒー
朝7時ごろ起きると前夜リビングで腹を出して寝ていたウニ(私を狙う肉食系マツコ)は部屋に戻ってきていました。
起こさないように(起きると告白されるかもしれないから)そっと部屋を出ようとしたところ、2段ベッドの上にひとり宿泊者が増えていました。
昨夜私が寝たのは夜12時ごろ、そして今は7時。
この7時間の間に誰かチェックインしていたようです。
この宿は無料朝食付きの優良ホステルなので、ここぞとばかりに貪り食べます。
パンとコーヒーとフルーツ。
コーヒーが好きな私は毎朝絶対飲みたい派なんですが
ザクロジュースかな?
ってくらい酸っぱいコーヒーだったので飲めたものではありませんでした。
浅煎りのマレーコーヒーの味がまだ分からないお子ちゃまなのです。
そこで『美味いコーヒーを探す遊びinマラッカ』を思い付き、ひとりで宿を飛び出します。
トライショー軍団
マラッカにはトライショーと呼ばれる人力車があって、なぜか超ド派手です。
基本的には赤、ピンク、黄色のファンシーカラー。
そして運転手はもちろんガンガン言いよってきます。
「よくその体で人力車ドライバーになろうとしましたね!」
と思うくらい太りすぎているオジサン。
トライショー!
分かるやん?
私ひとりやん?
早朝やん?ノリ違うやん?
乗りませんよ!
私コーヒーが飲みたくてカフェを探してるんですけど、ここらへんにないですか?
そういうことならやっぱり
トライショー!トライショー!
こんな朝からひとりで乗っても罰ゲームにもならんだろ?
やっぱり国は違ってもこういう系の勧誘は凄まじいです。
酸っぱいコーヒー
トライショー軍団を抜けるとそこはネットで見たピンク色っぽい教会みたいなのがあって、そのまわりにはたくさんのお店が連なっています。
まだ朝8時前ということでほとんどの店が閉まっていたのですが、見るからにオシャレなカフェがひとつだけ開いているのを発見。
値段もかなりオシャレで、1杯12リンギット(330円)という日本とあまり変わらないオシャレさ。
参ったなぁ完全にオシャレバックパッカーだなぁ~
と自画自賛しながら一口飲みました。
と思ったほど酸っぱかったので砂糖とミルクをもらいました。
マラッカのコーヒーはフルーツでできてるのかな?
パッとしないのでもうマラッカ出ちゃう
韓国人軍団
酸っぱいコーヒーを飲んだあと、ブラブラしながら一旦宿に歩いて戻ります。
トライショー!
たまにいますよね?
まったく学習能力のない人間。
彼のトライショーはつい30分前に乗車を断ったはずです。
マラッカは旅行で来てるの?
私は勇敢なる旅人・バックパッカーである!
トライショー!
『もうええわ』が出たところで宿に戻ってきました。
すると部屋から聞き覚えのある言語の話し声がします。
なんと朝ひとり増えていたのは韓国人男子(25歳くらい)
そしてもうひとり韓国人(50代おじさん)が増えていました。
つまり私が今泊まっているこの『Room8』はウニさんを含めた韓国人3人と日本人の私ひとりという状況。
すると驚くことに50代おじさんのほうが、どこかから買ってきた大量のキムチをタッパーにパンパンに詰め込む作業を室内でおこなってっているではありませんか。
ウニさんともうひとりの彼は
といった表情ですが、私にはそのニオイが耐えられません。
かといって年配の韓国人に日本人の私が意見するのはリスクが大きすぎます。
なのでフロントのどう見てもまともじゃない親父に状況を説明し、部屋移動を希望してみました。
すると
とRoom8に行き、注意しに行ってしまいました。
そして親父は戻ってきて
でももう大丈夫!
ビシッと言っといたからな!
はっはっはっ
結局部屋を移動することはできず、その日もまだガンガンキムチの残り香のするその部屋に泊まることに。
部屋に戻ると予想通り。
50代おじさんはかなりピリピリモードです。
韓国語で若い方の韓国人に何かを伝え、彼が私に英語で文句を言うという通訳スタイルでの物言いが始まります。
なんて言ったの?
どういう言い方で言ったの?
歴史問題についてどう考えている?
お前は右翼か?左翼か?
日本の経済を裏で支えているのは韓国だと知っているのか?
桜の起源は……ニダニダ…
もうマラッカ出ちゃうよ!
私はキムチのおかげでマラッカを出ることを決意しました。
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夕日を見ながらたそがれる
時間は11時頃。
韓国軍団のウザさよりも、キムチ臭に耐えきれず再び外に出ました。
本当はあと2~3日滞在する予定でしたが、急遽マラッカを出る!と決めるとなんだかもったいなくなってきて急いで観光を始めました。
サンチャゴ砦とザビエル像を見て、旧市街を歩いて、それくらいです。
ひとつお伝えしたい。
マラッカ観光は半日で十分である。
しかしどうしても見たかったものがあります。
『世界三大夕日スポット』のひとつと言われるほど、マラッカは夕日が綺麗で有名らしいのです。
深夜特急でも取り上げられていて、かなりいい雰囲気だったのでマラッカに行った時には絶対夕日を見に行こうと決めていました。
しかし雲行きが怪しい!
とても怪しい!
でも今日を逃したらもうチャンスはない!
こい!夕日よ!こい!
真っ暗でした。
空は今にも昨日のようなスコールが降り出してきそうな顔をしています。
ということで夜はそこらへんの屋台でそこらへんのおっさんと一緒にカレーを食べて、クアラルンプールへの行き方を聞いて、キムチクサい部屋で爆睡。
これにてマラッカ終了となりました。
私の旅はなんてアホなんだ…。
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