シンガポールに到着したその日に
町歩き▶︎マリーナベイサンズ▶︎マーライオン▶︎それっぽい食事
を終わらせてしまい早くも「何もすることない状態」に突入した日の話。
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父上様と母上様
『まともな睡眠無し状態でのマニラからの移動』
『宿までの荷物を持ったままの徒歩』
『マーライオンでの変態扱い』
という大イベント3つをこなしていた前日は相当疲労していたらしく、約10時間ほど夢も見ずに爆睡しました。
そして朝8時、何者かに起こされます。
「Hey Hey…Good morning! Excuse me? Wake up man!」
どっかで知り合ったやつにそっくりなフランス人マッチョです。
どうやら日本語タトゥーを入れたいらしく、私に漢字について聞きたかったようです。
誰かに「あそこのガリガリロン毛は日本人だよ」と聞いたらしく、我慢できずに起こしてくるというあつかましさ。
すると
字、フォント、意味すべて間違っていないし、そのアツい想いも素敵だと思う!
ということをなんとか私のつたない英語で説明しました。
するとフランスマッチョは納得したみたいで
と言い残し消えていきました。
マレーシアのマラッカへのルート
ほんこんとランチ
もうシンガポールでやることは前日にだいたいやったことに気づき
と思いました。
要はもう飽きています。
ちょうど宿も2泊分で支払っていたので次の日にシンガポールを出ることにしたのです。
思い立ったらもう止まりません。
次の目的地はマレーシアのマラッカに決定!
早速バスを調べようとしていたら
と初日に知り合ったおっさん、ほんこんさんに誘われたので行ってきました。
10ドルで好きなもの食べ放題みたいな安い中華っぽいお店。
ご飯はうまいけど
マラッカへはシンガポールとの国境の町ジョホールバルを経由して行くと教えてくれたので、今日のうちにバス停まで行ってみることにしました。
バス停に直接行ってみたら…
誘ってきたくせに無一文だったほんこんになぜかおごる私。
ほんこんの「また行こう」にモヤっとしながら宿に戻ります。
宿から歩いて15分くらいの場所にバスターミナルはありました。
バスターミナルとは名ばかりで、砂利で敷き詰められた駐車場のような場所にテーブルがぽつんとひとつあり、そこにおっさんが座っているだけという極限まで無駄を省いた構造。
早速明日分のチケットを購入しようとおっさんに聞いてみました。
2ドルだよ!はあぁ?明日ぁぁぁ!?
明日乗るんやったら明日こんかいボケ!
物価が異常に高い国だと思っていましたが、2ドルは安い!
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大盛り上がりのシンガポールナイト
残金50ドル?
バスの場所と値段も分かって一安心したところで、軽くブラブラしてみました。
前日のビル群が立ち並ぶエリアでは浮浪者風バックパッカーの私はかなり場違いだったので、ローカル民が暮らすエリアを散歩してみました。
私はシンガポールには貧富の「ぷ」しかいないと思っていました。
しかし一歩裏に入るとなかなかアジア感満載の場所もあるのです。
街歩きをしているとあることに気づきました。
物価が高いとかまえていたのでシンガポールドルを作りすぎていたのであります。
50ドルほど余っていたので
と決定しました。
基本的に貧富の「ひん」のほうの私は、お金があると使っちゃうダメな大人です。
スティーブと黄緑さん
シンガポール初日にインド人ふたりとインド人警官にもてあそばれ、5分で到着できるホステルに1時間以上かかっても辿り着けなかった私を救ってくれた男スティーブ。
17時というまだ明るい時間から、彼とふたりで1階のバーのテラスで乾杯することになりました。
オーストラリアのパース出身で仕事の長期休暇でシンガポールに旅行に来ていたスティーブ。
私の赤ちゃん同然の英語力もまったく気にすることなくゆっくり喋ってくれます。
そして2杯目のビールをふたりで買いに行ってテラス席に戻ってきたたところ、明らかに日本人のような黄緑色の男が現れました。
不潔というかもさいというか。
もはやどんな顔の人なのかわかりません。
とんでもない色のTシャツを着ている彼はシンガポールに住んでいる日本人です。
見かけによらず話すと面白い人だったのでスティーブと3人で1時間ほど飲みました。
しかし見た目どうりボソボソ喋ります。
今夜は20時からファンクバンドの生ライブがあるんだよね
じゃあまだ早いからあとでまた合流して一緒に飲みましょう
私バンドのライブ好きです
まだ18時だしゆっくりね
スティーブも来るでしょ?
そいで20時からライブ見よう
と考えていたその時!
私は目を疑います!
黄色い声援が黄緑色の男へ。
どういうモテ方!!!??
確かに黄緑さんはおしゃべりが面白くて雰囲気も落ち着いてて優しそうだけど…
不潔感がすごいしボソボソしゃべって若干キモさもあるし、どう考えてもモテそうにないのに、なぜこんなにも女子に囲まれるんだ!?
ここにいるってTweetしたらなんかいっぱいきちゃった
迷惑だよね
とモテ慣れてる人のようなことを言いはじめました。
It’s OK!
突然の女子大量発生と、あまりにもモテまくる黄緑さんにびっくりして先ほどまでワイワイやってた我々は黙り込んでしまいました。
特に日本人女子大好き男・スティーブは
しか言わない始末。
それから約10分くらい我々と黄緑軍団で喋った後一旦解散となりました。
20時のファンクバンドのライブで合流する約束をしたあと、黄緑さんは大量女子を従えどこかに消えていきました。
超おしゃれJazz Funk Band
一旦部屋に戻った私とスティーブは、20時の黄緑さんとの待ち合わせのために(女子がたくさん来るかもしれないから)一旦休憩しました。
[20:15]
私は寝ていたようで1階のバーから聞こえる大歓声と爆音のバンドサウンドに起こされます。
ステーブもいない!
ていうかめっちゃかっこいい音楽やってるな!
早く見にいこ!
私はダッシュで1階のバーまで駆け下りスティーブと黄緑軍団を探しました。
結構広いバーなのにお客はパンパン!
ジャミロクワイみたいな音楽を3ピースでやっているめちゃめちゃかっこいいバンドみたいです。
そしてバンドの正面あたりにいるスティーブと黄緑軍団を発見。
とりあえず合流します。
きたきた!
こっちだよ〜
Come here!
It’s amazing band!
そう黄緑さんは超オシャレなバンドのベーシストだったのです。
なんで会った時言わなかったんだろう。
会ったときはただの汚いおっさんが来た!と思っていましたが、じつはめちゃめちゃかっこいい人だったのであります。
音楽もそうですが、普段ワカメ男のような黄緑さんの顔面はかなりイケの部類に入ります。
その後我々は軍団とまわりのお客さんたちと大盛り上がりしてとても楽しい夜になりました。
しかし黄緑さんは出番が終わると軍団を従えまた夜の街に消えていってしまったのです。
フランスマッチョ
ライブが終わり黄緑軍団が去ったあと、かわりにほんこんが現れたので
ということでスティーブとほんこんと3人で乾杯しました。
すると朝に会ったフランスマッチョも途中で参加してきて4人になりました。
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