結局ベロベロになるまで飲んだ前夜。
サラ髪君とバンコクでの再会を熱く誓い、完全に酔っ払ってもはや何を喋っているのか分からない状態になってしまいました。
次の日9月9日の午前11時、私はセブ島からフィリピンの首都マニラへ飛びます。
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さらばセブお久しぶりですマニラ
私が初めて泊まったドミトリーホステルは『TR3AT』という名前。
おそらくTREATのEをもじったのであろう宿名。
もじり方がオシャレすぎて英語力赤ちゃんの私には難易度が高過ぎるので分かりませんでした。
そんなオシャレな宿で知り合ったフィリピン人2人と日本人2人。
他にもイギリス人のルーク君やケツの割れ目まではだけてるコスタリカの女の子など、たくさん友達ができました。
なかなか辛い別れとなりましたがこれも人生。
辛い別れと同時に人は強くなるのです。
ありがとう!
……
……
…ZZZZZzzz
そんなバカな!
私は待ち合わせの約束や公共の乗り物の時間など、いつもトラブルやハプニングを想定してめちゃめちゃ早く出るという素晴らしいクセがあります。
飛行機は11:00。
私は7:30に宿をチェックアウトしました。
そうです!
私はアホだと言う自覚があるのでこんなとんでもない時間にチェックアウトすることができるのです。
なのでまだまだみんなが爆睡している中、物音を立てないようにこっそりと
といった感じでホステルを出て行きました。
空港でマニラの準備そして出発!
マニラの噂
いつものように軽めにタクシーにぼったくられながら20分ほどで問題なく空港に到着。
時間はまだ8時。
出発は11時。
もちろんまだマニラ行きのチェックインカウンターすら開いていません。
自分でもびっくりするようなその時間配分。
チェックイン前の暇つぶしを考えつきました。
マニラは2ヶ月前に空港に着いただけで街のことをまったく知りません。
ですが治安の悪さは各所からよく聞きます。
- 日本人は必ず狙われるマニラ
- ピアスをしていると引きちぎられるマニラ
- 腕時計をしていると腕ごとちぎって持ってかれるマニラ
- 中華街には死体が転がっているマニラ
今思えばそんなアホなと思いますが、素直すぎる純情系バックパッカーおしんぽこは当時はマジでこれらを信じておりました。
なので
と思い、前日のマンゴーストリートのナイトクラブに行く用に購入した靴とズボンを捨てました。
と思いながらも、中華街に転がる未来を想像すると簡単に捨てることができたのです。
そして11時出発!
機内からの景色がすごい
今回のバックパッカー旅行で4回目となる飛行機ですが、このセブマニラ間ではとにかく景色が綺麗すぎて感動しました。
と思ったことでしょう!
私のこの7年間の海外生活の思い出が詰まりまくっている写真データは、数年後オーストラリアという国で消滅したのです。

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マニラ到着!やっぱりおしんぽこはアホだった
マニラ空港から宿までのタクシー
ニノイアキノ空港。
2ヶ月前にカルチャーショック受けまくりだった空港ですが今はなんとも思いません。
だから人はもっと強い刺激を求め、秘境だったりスラムだったり行っちゃうんだろうなと思いました。
そんなことはさておき予約していたホテルに向かいます。
タクシーを止めて
と言ったら
と言われました。
おそらく200ペソじゃ着かない距離なんでしょう。
最初はそのドライバーと仲良く話していました。
しかし私のバックパッカー能力は以前と違い格段に上がっております。
Wi-Fiが強いうちにMapを読み込んでいたのです。
すると案の定もうすぐ着くってところでタクシーが違う道に入り遠回りし始めました。
これはいかん。
と説教しその時のメーター140ペソを払いタクシーをおりました。
そういう約束です
するとそのタクシーはすでに降車している私にゆっくりと近づき
と請求してきました。
算数どうなってるん?
無事アホなドライバーを追い払い『Exel INN』という1泊1000ペソのまあまあ高いホテルにチェックインしました。
ホテルの喋りすぎる親父
昼の1時半ごろにチェックインを済ませ近くのマクドナルドでランチ。
一旦宿に戻るとホテルの管理人らしきオヤジを発見したので、近辺の治安やマニラのことについていくつか聞いてみました。
ひとつ聞くと10喋るタイプの人っているじゃないですか?
この親父50は喋るんです。
もう7くらいから聞いていません。
しかししっかり安全対策のアドバイスは頂けたので感謝です。
と言われました。
と思って勇み足で外に出たのですが、あることに気づきます。
そうです。
マニラに用事なんか無いのです。
なのでまたホテルに戻り親父の話をまた35くらい聞いて時間を潰しました。
最後の最後までやらかす
親父の話に完全に飽きてきたのでテキトーに散歩をします。
17時ごろ、薄暗くなってきなと思った瞬間ものの1分で急激に暗くなり大雨が降ってきました。
ダッシュでホテルに戻ります。
これで完全にマニラでやることがなくなったので最終手段ケータイゲームを始めました。
[20:00]
と思いながらゲーム終了。
シャワーを浴びてビールでも飲んで寝るかと思っていたのですが、先ほどの大雨で服はビショビショ。
とシャワーを兼ねて洗濯をしながらふと思います。
そもそも明日の飛行機何時だっけ…
Tシャツが破れるほどに固く絞ってそこらへんに干したあと,iPhoneを開きました。
10 Sep | 2:15 am | Manila | 6:00 am | Singapore |
「Manila 2:15」
「am」
これは完全にオーマイガーです!
時間はすでに20:00。
遅くても2時出発の1時間前にはチェックインを済ませたい。
そのチェックインにどれだけ並ぶのかも分からない。
このホテルから空港までスムーズに到着できるかも分からない。
出発まで6時間ありますが、いろいろと時間を逆算してみるとそんなに余裕があるわけではないのです。
そもそも寝る時間ないやん!?
ていうか服ビショビショやん⁉︎
とりあえず散乱した荷物をまたパッキングし直します。
エアコンの送風口とホテルの廊下にあった扇風機に洗った衣類を引っ掛けて、エアコンを全開にして乾かしました。
その間
なんで時間を覚えていなかったんだ?
なんでこんなに私はアホなんだろう!
これまでのバックパッカー旅行においてのミスを指折り数えます。
しかし数えても無駄なことに気づきます。
なぜなら毎日だいたいミスってるからです。
でもだいぶ海外生活に慣れてきたし、1回完全に嫌いになったフィリピンともやっと今日お別れです。
と言い聞かせて泊まらぬまま高いホテルをあとにしたのでした。
[23:00]
フィリピン出国まで残り3時間!
しかしこの時はまだ私は気づいていません。
フィリピンの真の恐ろしさと真の私のアホさに。
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