オーストラリア

【旅行記156】スリーシスターズの伝説|ブルーマウンテンに行こう【オーストラリア12】

私が働くシドニーの日本食レストラン『咲良レストラン』にはイケメン+天才+性格良し+金持ち+英語ペラペラという、誰しもが嫉妬するような完璧な男じゅんぺい君がいます。

しかしスケボーでこけて血まみれになったり、女の子へのアプローチが下手くそだったりと、実は人間くさいところがあって親近感湧きまくりだった前回

[血まみれのイケメン]

そんな愉快なメンバーが目白押しの職場で週60時間の地獄の労働を続けている私ですが、今回は貴重な休みをを使ってシドニーの郊外へ遊びに行きます。

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【旅行記155】パーフェクトイケメンとスケボー探し【オーストラリア11】彼女のシズちゃんが到着し、タックスファイルナンバーや銀行口座の準備も完了。 シズちゃんはこれから語学学校で英語を学び、私はこれまで...

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シドニーに春が来た

オーストラリアは年中温暖な気候だと勝手に想像していましたが全然そんなことはなく、日本ほどではありませんが冬場はかなり寒いです。

[旅行記145より]

冬ど真ん中である8月にシドニーへ到着して早2カ月、オーストラリアの冬が終わろうとしています。

そんな暖かくなってきたある日、ともに暮らす私の彼女であるシズちゃんと「どこか遠出してみよう」という話になり、我々はシドニーから行ける有名観光地のブルーマウンテンへ行くことになりました。

シズちゃん
シズちゃん
どこか行きた〜い!
山か海!
おしんぽこ
おしんぽこ
ビーチに行くにはまだ寒いので山にしましょう

ブルーマウンテン

ブルーマウンテンとは?

『Blue Mountains-ブルーマウンテン』とはシドニーがあるニューサウスウェールズ州の国立公園です。

4,000kmにもなる広大な敷地内はユーカリ(コアラが食べるやつ)の木で埋め尽くされていて、その木々から蒸発したユーカリの油分が光で反射し、青く見えることからその名がつきました。

ブルーマウンテンの行き方

シドニーのど真ん中『Central Station-セントラル駅』から『Katoomba Station-カトゥーンバ駅』行きの電車に乗って約2時間。

到着したらそこからバスに乗って簡単に展望台や『シーニック・ワールド』へ行くことができますが、歩いても30〜40分くらいなので徒歩もありです。

カトゥーンバ駅の近くに無料観光案内所があるのでそこで詳しい情報をゲットしましょう。

『シーニック・ワールド』

ここでやることはこの3つ。

  • 渓谷の上空に設けられたケーブルカーに乗ってキャーキャー言う
  • 「3億4000万年前のジュラ紀からある」でお馴染みの熱帯雨林を歩いてジュラ紀を感じる
  • 崖の斜面に作られたレイルウェイ(トロッコ列車)に乗って52度の傾斜をトンネルを通って下降しながらテンション上がる

Three Sisters-スリーシスターズの伝説

ブルーマウンテンでは特にスリーシスターズと言う独特な形をした岩が有名であります。

[スリーシスターズ]

スリーシスターズには言い継がれているアボリジニ(オーストラリアの先住民)の伝説があります。

むかしむかしカトゥーンバ族の3姉妹、ミーニ、ウィムラー、ガネドゥがブルーマウンテン内のジャミソン渓谷に住んでいました。

彼女らは近隣の部族の3人の男性と恋に落ちましたが部族の法律によって結婚は禁止されていました。

ミーニ
ミーニ
マジ卍なんだけど!
ウィムラー
ウィムラー
結婚できないとかあり得なくね?
ガネドゥ
ガネドゥ
詰んだわ

他部族の3人の男達はこのカトゥーンバ族の法律を受け入れることができず、3人の姉妹を捕らえて持って帰ってしまったのです。

ミーニ
ミーニ
マジエモいんすけど!
ウィムラー
ウィムラー
本望だわ
ガネドゥ
ガネドゥ
あたいの彼、マジイケメン

しかしカトゥーンバ族としては村の大事な娘達を他部族に渡すわけにもいかず、このことが原因してついには大規模な部族同士の戦争が起きてしまったのです。

ミーニ
ミーニ
原因うちら?
ウィムラー
ウィムラー
やばくね?
ガネドゥ
ガネドゥ
やばたん…

カトゥーンバ族にはとんでもない能力者がおり、人間を石にすることができる長老もその1人。

長老
長老
これは…ヤバイな…

娘達を保護せな戦争終わらんやろ…

しゃーない!

娘達!ちょっと我慢せぇよ!

そいや!

なんとミーニ、ウィムラー、ガネドゥの3姉妹は長老によってこの争いを治めるべく石に変えられてしまったのです。

しかし戦争は治らず、唯一の石の能力者であった長老もその戦いで殺されてしまい、結局誰も彼女達3姉妹をもとの姿に戻すことはできませんでした。

ミーニ
ミーニ
おいジジイ!
ウィムラー
ウィムラー
なんで岩のままなの!
ガネドゥ
ガネドゥ
マジ老害!

そして戦争が終わったあとも彼女達の魂は岩に眠ったままであります。

これがアボリジニによって伝えられてきたスリーシスターズの伝説であり、その名の由来です。

おしんぽこ
おしんぽこ
おっさん…
能力継承しとけよ

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ブルーマウンテンに行った我々

いつも天気が良いシドニーですが、この日は若干の曇り。

シズちゃん
シズちゃん
天気悪いね〜
どうする?
おしんぽこ
おしんぽこ
ん〜
でも雨降ってないし予報は晴れだし行くしかないでしょ

週60時間働く私にとって休日はかなり貴重!最初で最後のチャンスと言っても過言ではありません!

ということでカトゥーンバ駅に到着。

[駅周辺]
[このバスに乗ります]
[シーニックワールド到着]
[現地でもらえるさっくりとしたマップ]

結局現地もずっと曇り空のままでしたが,雨は降っていなかったのでセーフと言う事にします。

まずはレイルウェイに乗って傾斜52度の急斜面をくだります。

インディジョーンズの音楽と共に列車が走りだしかなりテンション上がります。

シズちゃん
シズちゃん
フォ〜!
おしんぽこ
おしんぽこ
すげ〜!
[下からの図]

そしてシーニックウォークウェイを歩きながらジュラ紀を感じるのであります。

[リアルシズちゃん ]
[熱帯雨林]
[若干見えるスリーシスターズ]
シズちゃん
シズちゃん
すっごいね〜!
すっごいジュラ紀!
おしんぽこ
おしんぽこ
3億年を感じますな〜

そして!

超楽しみにシーニックワールドの目玉、ケーブルカー乗り場に到着しました!

全面ガラス張りスリル満点のケーブルカーからスリーシスターズをこの目で見るのです!

同時に夢にまで見たブルーマウンテンの絶景とのご対面であります!

 

 

おしんぽこ
おしんぽこ
ホワイトマウンテン!!

観光とは運次第の天気次第。

霧がかった幻想的なジャングルもなかなか良かったと言い聞かせるしかないでしょう…。

シズちゃん
シズちゃん
ホワイトマウンテンだったね〜
おしんぽこ
おしんぽこ
ですね〜
[ケーブルカーから見えたスリーシスターズ]

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