タイ

【旅行記142】日本人大集合でタイ式焼肉鍋「ムーガタ」を食べに行った話【タイ13】

いつもの3人とともにバンコクの歓楽街へ社会科見学へ行った前回。

私は自分のことを若干イかれてる人間だと思っていたのですが、

おしんぽこ
おしんぽこ
私って結構まとも

だと気づかされる日となりました。

そして今回は大人数でタイ名物「ムーガタ」を食べに行った話。

前回

【旅行記141】バンコクのオトナのお店社会科見学|ナナプラザとソイカウボーイ【タイ12】相変わらずタイでダラダラしているこの私。 行動をともにしていたシズちゃんがひとりでプーケットへ行ってしまったため私はひとりでバンコクの...

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CONTENTS

ラオスのメンバーがバンコクへ

私はバンコクのカオサンロードにある『Nat2』という日本人が溜まっている宿に泊まっています。

今回のタイ・ラオス編

バンコク▶︎ヴィエンチャン▶︎ヴァンヴィエン ▶︎バンコク

と移動し、今は2回目のバンコクであります。

バンコクでもそうですが、ラオスでもなかなか面白い人達と知り合っていたのです。

相変わらず沈没型バックパッカーの私は毎日昼からビールを飲みダラダラしていますが、そんなある日懐かしのメンバーが現れました。

ヴィエンチャンで知り合ったおにぎり君ヴァンヴィエンで知り合ったリリーさん,電気君の3人が帰ってきたのであります。

[面白すぎる男・おにぎり君]
[口数が少ない落ち着いたイケメン・リリーさん]
[電気屋の息子・電気君]
おにぎり君
おにぎり君
ちゃっすちゃっすぅ〜!
お久しブリトニースピアーズなんつって!

飲んでますか〜!
飲んじゃてますかぁ〜!?

まずは相変わらず元気を押し売りしてくるおにぎり君が登場しました。

いつもの3人とのんびり静かにダラダラしていたのですが、一気に気温が5℃程上昇したかのような暑苦しさであります。

[いつもの3人]

しかし私の中でおにぎり君はダントツのお気に入りキャラなので、この再会は大変嬉しく思います。

バリさん
バリさん
なにこの人?

シン君の友達?

ちゃっす!

おにぎり君
おにぎり君
ちゃっす~!

あらあら!

なんて色男なんでしょう!

ラーメンさん
ラーメンさん
あっはっは!
おもれ~やつ!

ちゃっすちゃっす!

おにぎり君
おにぎり君
ちゃっす!
恐縮っす!

恐縮っす!

ミスコンちゃん
ミスコンちゃん
なにこの人~
ちゃ~す!

おにぎり君
おにぎり君
ちゃっすちゃっす!
えっ!

ミスコンで優勝したんすか!

僕も一票入れたいっす!

彼の人と仲良くなる能力は人類最速と言えるでしょう。
見習いたいものです。

そしてしばらく気付かなかったのですが、ふとあたりを見渡すと1階ロビーの端の方で見覚えのある男がひとりで静かにタバコを吸っていました。

おしんぽこ
おしんぽこ
あれ~!!
リリーさんじゃないですか!

いつからいたんですか⁉︎

リリーさん
リリーさん
おとといからいたけど
おしんぽこ
おしんぽこ
おととい!?

ヴァンヴィエンで知り合った寡黙な男・リリーさんは2日前からNat2に泊まっていたようです。

ヴァンヴィエンでの別れ際

【旅行記138】さらばヴァンヴィエンそしてラオス!タイのバンコクへ再び【ラオス10】雨季ど真ん中のヴァンヴィエン。 その影響で街全体が停電してしまい仕方なくバーベキューをしたのですが、思わぬ邪魔が入り大失敗に終わりまし...

「気が向いたら」と絶対来ないようなことをおっしゃっていましたが、結構早くバンコクに来ちゃったというツンデレであります。

そして部活の遠征で使うようなボストンバッグで旅を続けている電気君もこの日にバンコクへ到着です。

電気君
電気君
WiFiってどうやって繋ぐんですか?
おしんぽこ
おしんぽこ
よくそれで今まで生きてたな!

そんなこんなでこの日カオサンロードには日本人が大量集結したのですが、実はまだまだ増え続けるのであります。

若者バックパッカー軍団に遭遇

タ○イクとかいうバックパッカー育成プロジェクトみたいなものがあるようで、その20歳前後の若者集団10名ほどがNat2に押し寄せてきました。

私はいつものようにいつものメンバーと白塗りおばちゃん食堂で食事を済ませて宿へ戻っている時に彼らとすれ違ったのです。

バッチリ全員と目が合ってしまった我々はどう見ても彼らが日本人だと分かったので一応挨拶をします。

おしんぽこ
おしんぽこ
こんにちは~
バリさん
バリさん
どうも~

……。

……。

……。

どうやら我々はアジアに慣れ過ぎているのかもしれません。

タイという外国、しかもこのカオサンロードで日本人を見るとそりゃ挨拶してもおかしくないでしょうが、もしそこが日本だったらただすれ違っただけの人に挨拶をされると

「え?何この人?いきなり話しかけてきた…こわっ…」

となるのは言うまでもありません。

そして彼らはおそらく日本の団体に所属して日本人のツアーでバンコクに来ているので、いきなり声をかけて来た知らない人を不審な目で見るのは日本的感覚では正常と言えます。

おしんぽこ
おしんぽこ
挨拶無しでしたね
バリさん
バリさん
ああいう軍団にはあまり絡まない方が良さそうだね
ラーメンさん
ラーメンさん
やべっ俺ら変な人みたいに見えちまったかもな

イヒヒ

ミスコンちゃん
ミスコンちゃん
ラーメンさんはそもそも変な人です!

私の名前の慎(しん)の通り、こういった場所では日本人らしく慎んだ発言と行動を心掛けようと思った次第であります。


おにぎり君
おにぎり君
ちゃっすちゃっす!
あらあら!

みなさん大勢で楽しそうですね!

クスクス
何あの人
え?日本人?
面白いね

どうやらこの男にはそんなことはどうでもいいようです。

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総勢10名ムーガタパーティ

大量の日本人

リリーさん
リリーさん
ムーガタ行くけど、行く人

「メンバーを募る時はなるべく大きな声で!」

と言いたくなるほどの小音量でリリーさんがこの日の夕食を提案してきました。

『ムーガタ』とはタイ式焼肉でありまして、焼肉と鍋を同時にできる画期的な料理であります。

北海道のジンギスカンみたいな盛り上がってる部分で焼肉、下のしゃぶしゃぶ鍋みたいなところで鍋ができます。

今回行く店は

【ริมน้ำหมูกระทะ สาขา1】

という店で1人200バーツ。

おしんぽこ
おしんぽこ
いや読めるかい!

具材はビュッフェ式で時間は無制限。

『お腹いっぱいになるまで』であります。

メンバーは

おしんぽこ
おしんぽこ
私と
リリーさん
リリーさん
俺と
電気君
電気君
俺も行くっす!

おにぎり君
おにぎり君
ちゃっす!

そして先ほどの若者軍団の中で4名ついてついてくるようです。

新卒ちゃん
新卒ちゃん
よろしくで〜す

新卒くん
新卒くん
じゃあ僕も行っていいですか?
金髪ちゃん
金髪ちゃん
私も行こーっと
ナスミ
ナスミ
私も〜

いつの間にか軍団の一部と仲良くなってしまったのですが、どうやらその中の1人におにぎり君が恋をしてしまったようです。

相変わらずバックパッカーは情熱的であります。

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ということで合計8名+バンコクに住むリリーさんの友人夫婦2名の

総勢10名で有名なムーガタ屋へ行く事になりました。

一方でいつもの3人も誘ってみたのですが、

[いつもの3人]

ラーメンさんが日本でやってるラーメン屋が忙しいとのことで、この日の夕方の便で急遽帰国することになってしまったようです。

バリさんとミスコンちゃんは彼の見送りに行くことになりムーガタパーティには不参加であります。

正直私も見送りに行きたいくらい彼とは仲が良かったのですが、彼らの三角関係に変に巻き込まれることを懸念し、ムーガタ会を選択した次第であります。

カオサンロードの端っこの方にある名も無い公園でリリーさんの友人2名と合流。

リリー友旦那
リリー友旦那
旦那です
リリー友嫁
リリー友嫁
嫁です

これで日本人が10人揃い、カオサンからゾロゾロとムーガタ屋へ歩いていきます。

場所はここ

タイ語なので店名が読めません。

歩いて2030分ほどですが、途中チャオプラヤー川を渡る大きな橋があり、その坂道ではなかなかしんどい思いをしました。

特に私は【旅行記117】で膝を激しく痛めており、この時はまだまだ痛みが強かったのです。

みんなの年齢

▼おしんぽこ28

▼リリーさん35

▼リリー友人旦那36

▼リリー友人妻30

▼電気君25

▼おにぎり君23

▼新卒ちゃん 21

▼新卒君 21

▼金髪ちゃん 23

▼ナスミ 23

おにぎり君から下はかなり若いのですが、ず〜っとはしゃいでいて「体力無限かな?」と思うほどに元気であります。

一方年配組は

おしんぽこ
おしんぽこ
ヒザ痛いんすよね
リリー友旦那
リリー友旦那
俺は腰だわ

などとジジイのような会話ばかり。

もちろん私も元気ですが、彼らを見ていると本当に子供のように見えます。


そして19:00到着してムーガタスタートです。

すんごいデッカい店

おしんぽこ
おしんぽこ
うわ!広い!
電気君
電気君
何席あんのこれ⁉︎
ナスミ
ナスミ
すご~い!

到着した我々はまずその広さと席数に驚かされます。

おそらく一般的な学校の体育館くらいはあるでしょう。

とんでもない人数で大変賑わっています。

外国人は少なくほぼタイ人ですが、ちらほら白人グループや韓国人グループなどを見かけました。

上記で説明した通り、ここはビュッフェ式になっているので食べたい食材を自分で取りに行くのですが、その種類の豊富さにも驚きであります。

海鮮、肉、野菜、惣菜、ご飯、麺類、スープ、スイーツなど、全て食べてOKです。

その食材の豊富さは、日本のすたみな太郎やステーキけんなどとは比べ物にならないのではないかと思います。

さらに通された席はチャオプラヤー川沿いで大変見晴らしの良い場所であります。

「いやいや、サイコーやん⁉︎」

と思った事でしょう!

しかしそんな素晴らしいお店を台無しにしていまう大きな問題がひとつ。

歌がめっちゃうるさいんです。

おしんぽこ
おしんぽこ
ラゾーナ川崎で芸人がイベントでもしてんのか?

と思わせるようなステージでおばちゃんが延々と歌いまくっているのですが、その音量が大き過ぎてすぐ隣に座っている人ともなかなかの大声でないと会話ができないのであります。

おしんぽこ
おしんぽこ
タイのスーザンボイルや!

おばちゃんは悪くありません。
この店の音響担当が悪いのであります。

しかしせっかく集まった10人、しかも出会いたての10人なので、いつもの3倍くらい声を張って自己紹介等を交えながら楽しく食事をしたのでした。

新卒くん
新卒くん
……です‼︎‼︎
おしんぽこ
おしんぽこ
ごめん!
聞こえない!

なんだって!!

新卒くん
新卒くん
神奈川出身です!!
おしんぽこ
おしんぽこ
そうなんだ!!
新卒くん
新卒くん
⁉︎何ですか!!?
おしんぽこ
おしんぽこ
そうなんだね!
か!な!が!わ!ね!
新卒くん
新卒くん
…!!!

ちょっと…聞こえないです!!

おしんぽこ
おしんぽこ
もう、なんでもないです!!

アニョハセヨ

60点くらいの歌声のスーザンボイルですが、曲が終わるたびに数分のトークタイムがあります。

もちろんタイ語なので理解不能なんですが、タイ人のお客さんにはウケまくっていて、中には椅子から転げ落ちる人までいるほどの爆笑をかっさらっています。

タイ人的には楽しい時間でしょうが、音楽が止まった今我々日本人チームにとっては会話のチャンスなんです。

みんなここぞとばかりに会話をはじめます。

そんな中私は小さい方をもよおしたしたので、トイレに行くことに。

おしんぽこ
おしんぽこ
ちょっと催し物会場へ
おにぎり君
おにぎり君
拙者も参るでござる

ということでおにぎり君と2人でツレションに行ったのですが…。

おばちゃんが喋っているステージの目の前を通った時、スーザンとバッチリ目が合ってしまいました。

するとおばちゃんはあろうことか大音量のマイクで私とおにぎり君に向かってこう発言したのです。

おばちゃん
おばちゃん
アニョハセヨ~!!

良いんです別に。

「アニョハセヨ~!」だろうが「ニーハオ!」だろうが、なにを言われたってなにも思いません。

ここで「いやいや日本人だから」等と訂正したところで何の意味も無いのです。

なので

おしんぽこ
おしんぽこ
あ~どうも

といった感じで軽く会釈をし、トイレへ再び向かおうとしたのですが、やはりおにぎりの野郎が調子に乗ったのであります。

おにぎり君
おにぎり君
ちゃっすちゃっす!

アニョハセヨ~!!
キムチ、トッポギ、チロルチョコ!

おしんぽこ
おしんぽこ
…チロルチョコ?

普段なら私はこのお調子者が大好物なんですが、このタイミングは少々問題があります。

なぜなら我々2人を物凄い形相で睨みつける韓国人旅行者軍団がすぐ近くにいるからです。

正直私は外国人に「日本はクソだ!」みたいなことを言われてもビクともしませんが、愛国心のカタマリである韓国人の特徴としては国を侮辱されることにかなり敏感なのです。

そしておにぎり君の先ほどの発言はあまり良くないでしょう。

さらにそれが日本人だと感情的な彼らに分かれば冗談抜きでボコボコにされます。

おしんぽこ
おしんぽこ
おにぎり君、ヤバい感じがするから行こう!

そんなにウケてないし!

状況を説明しておにぎり君にも分かってもらい、何とかその場を立ち去りました。


トイレを済ませ再び席に戻ろうとしたところ、韓国軍団の後ろの我々のテーブルから手を振るナスミ。

それを見たおにぎり君は全身を使って

おにぎり君
おにぎり君
イェーイ!

ふぉ~!

と両手を挙げそれに答えます。

しかし、相変わらず恐ろしい形相の韓国人軍団の1人が何を勘違いしたのかスッと立ち上がりこちらを睨みつけているのです。

おしんぽこ
おしんぽこ
いやいや!あんた達にやったわけではない!

調子に乗り過ぎているおにぎり君を連れて後ろの方からまわり、なんとか事無きを得たのでした。

タクシー組と歩き組

満腹になった我々は店を出てリリーさんの友人夫婦と現地で解散です。

貧乏バックパッカーの我々は「『200バーツ=720円も払ったんだから」ともとを取るように食べ過ぎてしまい、これから再びカオサンロードまで歩く気になれないのであります。

[時刻は21:00]

辺りは真っ暗だし「もうタクシーで帰ろう」と提案したところ、若者達は「歩く」と言い出します。

また金髪ちゃんに恋をしてしまったおにぎり君まで歩くという始末。

というわけで、私とリリーさんと電気君の年配組は3人でタクシーに乗る事にしました。

すると歩き組かと思っていた若者軍団からひとり

ナスミ
ナスミ
あー!うちも乗ってええですかぁ?

と慌ててタクシーに乗ってきます。

彼女はビュッフェなのにナスばかりを焼いて食べていたナスミ。

[ナスミ]

タクシー組
おしんぽこ、リリーさん、電気君、ナスミ

歩き組
おにぎり君、金髪ちゃん、新卒君、新卒ちゃん

というふうに別れてカオサンの宿に戻ることになりました。


タクシー組の我々は先に宿に到着です。

1階のロビーにはビールを飲みながら焼き鳥を食べるバリさんとミスコンちゃん。

[左バリさん,右ミスコンちゃん]

2人とも何やら浮かない表情をしています。

おそらく仲が良かったラーメンさんがこの日去ってしまい、寂しいのでしょう。

しかし、そこにはあったのです。
ドラマが。

その話は次回ということで、いつものメンバーにナスミを加えたタクシー組4人とバリさんとミスコンちゃんの6人で遅くまで飲み会をしたのですが…。

おしんぽこ
おしんぽこ
そういや歩き組帰って来ないなあ…

そこのドラマも次回。


前回

【旅行記141】バンコクのオトナのお店社会科見学|ナナプラザとソイカウボーイ【タイ12】相変わらずタイでダラダラしているこの私。 行動をともにしていたシズちゃんがひとりでプーケットへ行ってしまったため私はひとりでバンコクの...

次回

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