バンコクで4日間過ごした私はタイ最終日に知り合った女性・シズちゃんに恥ずかしながら一目惚れ。
次の日にラオスへ向かう予定だったのですがダメもとで誘ってみたらなんと彼女もついてくることになりテンションMAXであります。
今回はおしんぽこ、アロハ君、ニコン君、シズちゃんの4人の『チーム・ラオス』でラオスの首都ヴィエンチャンへ向かいますが、なんと我々は全員アホだったのであります…。
前回▼
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CONTENTS
バンコクからヴィエンチャンへ列車で移動
ルートと乗り物
バンコクからラオスの首都・ヴィエンチャンまでは飛行機、列車、バスなどいろんな方法で行けますが、我々が選んだのは列車です。
理由はそんなに高くないというのと、寝れるから。
列車のルートはバンコクの主要鉄道駅の『ホワランポーン駅』から国境の街『ノンカーイ』まで12時間の旅です。
▼移動手段はこんな感じです。
バンコク
▼寝台列車
ノンカーイ
▼トゥクトゥク
タイ側国境(出国手続き)
▼国営バス
ラオス側国境(入国手続き)
▼トゥクトゥク
ヴィエンチャン市内到着!
アロハ君やニコン君がいろいろと調べてくれているので、私はそれについていく感じであります。
行きゃ分ります!
ネットで見ただけっす!
無知の私にとって彼らの情報は非常に頼もしい限りではありますが、そううまくいくはずはないですよね…。
夜まで暇つぶし
出発日[9:00]
我々は朝の9時に宿の1階ロビーに集合し、宿のおばちゃんや仲良くなった他の旅行者に別れを告げ宿を出ました。
たった数日でもやっぱり別れは辛いものです。
ここ『Nat2』は私にとってはじめての日本人宿で「とにかく毎日楽しかった」といつ振り返っても思います。
またそれは私だけではなく他の旅行者にとっても同じこと。
中には別れの寂しさから泣き出す人まで現れる始末。
またバンコクに来るときは再び泊まろうと決めて、4人でトゥクトゥクに乗り『ホワランポーン駅』に向かいました。
[10:00ホワランポーン駅到着]
我々は朝の9時に集合して10時に駅に来ているのに、国境の街『ノンカーイ』まで行く次の列車は20時発しかなかったのです。
じゃあそれを4人分お願いします…
暇だね
どうする?
あまりよく調べていなかった我々は列車の時間を知らなかったので、10時から20時までの10時間暇になってしまいました。
とりあえず近くの屋台で食事をしましたが、それでも膨大な時間を潰さなければいけなくなってしまったので、結局我々が泊まっていた日本人宿・Nat2へ戻ることになりました。
結局涙のお別れをしたメンバーと2時間で再会を果たし、他の旅行者からの『まだいたんだ感』を痛いほど感じながら宿の1階ロビーで夜までダラダラ暇を潰しました。
出発!ドキドキの寝台列車
[19:00]
再び宿を出発してホワランポーン駅へ向かいます。
[そして20:00]
時刻通り列車に乗り込みついに出発です。
寝台は▼こんな感じの2段寝台で、じゃんけんで我々4人の席は決まりました。
タイって結構発展してんだね
これから約12時間、ノンカーイに着くまでこの車内にいるわけですが、まさかこんなに楽しい旅行で『地獄』を見るとはこの時はみんな思っていなかったでしょう…。
列車内でのチーム・ラオスそれぞれのアホエピソード
アジアの列車をナメたらあかん
マレーシア編・旅行記36で、エアコンの寒さにより私は一度死にかけています。
その時はなんとか▼この格好で生き延びました。
なので過去の経験を活かして私は厚手の服と靴を事前に用意しました。
しかし私以外の3人は「灼熱の地・タイで暖かい服装など必要ない」とでも思っていたのでしょう。
私の忠告を無視して『非常に危険な服装』で挑むようです。
外気温は34℃のこの日、薄着になるのは無理もないでしょうが、アジアのエアコンをなめたらアカンのです。
[11時間後]
予定より若干早くノンカーイに到着したのですが、4人とも体調は最悪、フラフラの状態で列車を降りたのであります。
これは消灯し静まりかえった車内でそれぞれが味わった地獄の話。
アロハ君の場合
頭痛
一番元気で一番張り切っている男アロハ君。
修学旅行の夜のような気分で寝れなかったのでしょう。
なんかおもろいもんないっすか?
何か暇を潰せるものが無いかと申し出たアロハ君に、私は所有している漫画のデータを与えることにしました。
うわ!
宇宙兄弟あるじゃないですか!
車内のみんな寝静まった中アロハ君は漫画を読みはじめたのですが、余りにも漫画(宇宙兄弟など)にハマってしまい、あまり睡眠を取れなかったようです。
しかも彼はアロハシャツ以外何も持っておらず、凍えている状態。
結局彼は軽く風邪をひいてしまい頭ガンガン、フラフラの状態でノンカーイに到着したのです。
ニコン君の場合
OPP
ニコン君はお腹が非常に弱い男。
夜といえど外はめっちゃめちゃ暑いタイですが、車内はかなりエアコンが効いていて、その気温差で出発数時間後にいきなりOPP(お腹ピーピー)に見舞われるのであります。
いろいろとテキトーな私やアロハ君と違い、割としっかりしているニコン君はちゃんと長袖の服を持ってきていたようですが、その服は『大きい方のバックパック』の中にあります。
それらを取り出すには上段の寝台から降り、乗務員に声をかけて大荷物のラックの鎖をはずしてもらい、バックパックの奥底に眠る服を取り出さなくてはなりません。
本来ならなんて事ない動作でありますが、何度もトイレと席を往復し、OPP状態で汗ダク&フラフラの彼にとってはかなりの大仕事であります。
結局
と判断した彼は汗びっしょりの体にたっぷりとエアコンを浴びたまま眠りにつき、ノンカーイに到着するころには下痢をしすぎてもはや腸内は在庫ゼロ。
10ほど年をとったんじゃないかと思われるほどに老けこんだ顔になってしまいました。
ケツから水が出るんです…!
シズちゃんの場合
ゲロゲロ
三半規管が超絶敏感な彼女はちょっとの揺れでも車酔いをしてしまいます。
列車はバスと違いほとんど揺れないので、車酔いをする事などあり得ないはずなのですが、なんと彼女はゲロゲロに酔ってしまうのです。
始めての海外でまだ2日目ということもあり、緊張と不安にやられてしまったのでしょう。
もう我慢できないとトイレへ駆け込むも、トイレにはOPPのニコン君がこもっているので吐く事すらできなかったのであります。
泣き虫のシズちゃんは激しい吐き気と泣き跡により、カフェオレのような顔色でノンカーイに到着したのでした。
気持ち悪いよぉ~
おしんぽこの場合
寝不足
マレーシアでの地獄を記憶していた私は「以前の地獄を再び繰り返すわけにはいかない」としっかりと防寒対策をしていました。
しかし私は3人が気になって気になってなんと一睡も出来なかったのであります。
まず前回の話より、私はシズちゃんに恋をしています。
そんなシズちゃんが自分の隣にいるというドキドキでまったく眠りにつくことができませんでした。
また、何度もトイレへ行くニコン君が心配だったのも眠れなかった理由のひとつであります。
そして私はアロハ君に自分のPCと漫画のデータがたっぷり入った外付けHDDを渡していますが、漫画にハマりまくっているアロハ君はなかなか返してくれません。
これの何が問題かというと、渡した大量のデータの中には漫画のほかに『大人の映像作品』が入っています。
ネット環境にいつ有り付けるか分からないので、大体の男子バックパッカーはそういうものを持ち合わせていることでしょう。
一応見つけづらい感じにフォルダを分けてはいましたが、もしそれが見つかると私の趣味嗜好がアロハ君にバレてしまうのであります。
万が一それらが見つかってしまった場合、その後はアロハ君にいじられまくって大好きなシズちゃんの前で大恥をかく事は間違いないでしょう!
なのでなかなか返ってこないPCとデータが不安でまったく眠れなかったのであります。
そろそろ返してくれる?
今島耕作読んでるんで!
結局私はこの3人が気になって一睡もする事なくノンカーイに到着したのでした。
体調激悪の中ヴィエンチャンに到着
アロハ君▶︎頭痛
ニコン君▶︎下痢
シズちゃん▶︎嘔吐
おしんぽこ▶︎寝不足
4人のコンディションは最悪の状態でなんとか国境の街ノンカーイへ到着しました。
その中でもまだ大丈夫だった私はフラフラの3人を引き連れて率先して乗り継ぎの手配や値段交渉をしました。
ノンカーイ駅▶︎タイ側国境▶︎ラオス側国境▶︎ヴィエンチャン市内までは4人はほぼ無言の状態で、なんとか生きてラオスに入国することができたのです。
みんなよく頑張ったね!!
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