イギリス旅行に来てから約2週間が経ちました。
その間あまりにも歩き過ぎたせいか、マンチェスターで膝を痛めてしまったこの私。
約5時間のバス移動で少しだけ回復し、なんとかエディンバラへ到着しました。
壁に寄りかかっていないとまともに立つ事すらままならかったのですが、行動を共にしている竜ちゃんから湿布をもらってバス内で休み、なんとか歩けるようになりました。
しかし本来なら数日休むべきなのですが、アホな私はすぐに旅行を再開したのでした。
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Trainspottingのイメージ
トレインスポッティングという映画をご存知でしょうか。
ヘロイン中毒の主人公とそのまわりの個性的な友達によるとってもクズでアホなストーリーです。
作中に出てくる音楽やファッションなどもイケ過ぎてて、まるで90年代のイギリスを全て映し出したかのようなダニーボイルの名作映画であります。
個性的なキャラクターが印象的ですが、彼らの20年後を描いたT2(トレインスポッティング2)もまためっちゃ面白いです。
20年が経ちまっとうに生きるようになった女性陣とは対照的に、40過ぎても相変わらずバカばっかりやってる愛すべき男性陣には愛着すら覚えます。
そしてその映画の舞台となった街がこの『エディンバラ』なのであります。
▼Trainspotting見れます
映画に出てくるような『アンダーグラウンド臭プンプンの怪しい街』をイメージしていたのですが
それはもうマジで違いました。
もちろん全ては見きれないのでそういうヤバいエリアもあるのかも知れませんが、私が見たエディンバラは余りにも美し過ぎて始終感動がおさまらなかったのです。
エディンバラの街並
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エディンバラの街はマジで良いです。
私がそれまで訪れた国や街の中でダントツ1位であります。
何が1位かって『何を撮っても絵になる感』です。
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細階段や細路地が多く、どこが地上1階なのか分からなくなるほどに複雑な街並みです。
また多くの場所が石畳みになっていて、古き良き街並みを守りまくっています。
もちろんそれまでのロンドンやリヴァプールの街並みも素晴らしいものでありましたが、エディンバラは格が違います。
マンチェスターで膝を痛めたこの私。
左足がちぎれそうになりながらも、来れてよかったなぁと思いました。
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エディンバラ城
エディンバラ観光のメインは間違いなくエディンバラ城です。
城のまわりに街が広がっているので歩いて行けます。
夜はめっちゃ綺麗です。
むっちり女
▼ところで観光地でよく見るこれ
『スーベニアメダル』といって、コインを潰してデザイン入りのお土産コインを作れるマシンであります。
使い方は簡単。
矢印を好きなデザインに合わせるまでハンドルを回して、1ポンドと1ペンス(1/100ポンド)を入れます。
再びハンドルを回し続けると、コロン!と飛び出てきます。
恥ずかしながら私はこのメダルを集めるのが好きなんですが、エディンバラ城の入り口のあたりのお土産屋さんで発見してしまいました。
やるっきゃない!
ということで、迷うことなくコインをぶっ込みます!
ガラガラガラ…
ガラガラガラガラガラ…
ガラガラガラガラガラガラ…
ガラガラガラ…
ガラ…
ガラガラガラガラガラガラ!!!
出ません。
間違いなく1ポンドを払ったのに出てこないのであります!
本当なら1ペンスコインを加工するあたりからハンドルが重くなるはずなんですが、故障しているのかずっとスッカスカで、結局メダルをゲットできませんでした。
1ポンド払っているし、どうしてもエディンバラ記念にメダルを欲しかった私は『むっちりした店員さん』に聞いてみました。
(壊れてないよ)
…
…
いや、せめて立ち上がって機械見てよ!
なんということでしょう。
入店した時から万引き小僧を見るような目でジロジロと見られ、痛いほどの視線は感じており、若干嫌な感じはしていました。
しかし!この太りまくっているのに自分はセクシーのかたまりだと勘違いしてそうなむっちり女は一切立ち上がることなく、首を横に振り「壊れてない」と言うだけなのです。
しかし私は万引きをしに来たのではなく、金を使いに来たのであります!
というかもうすでに1ポンドを使っているのです。
私1ポンドをこの機械の中に入れたんですけど、メダルが作れませんでした
ちょっとチェックしてもらえませんか?
人間が自身の行為によって、価値ある対象を形成する過程を「労働」と呼ぶ
このムチムチが!
店員ならちゃんと対応せえ!
ブタ!ピッグ!ポーク!
体が重すぎて立てねえのかよ!
栄養満点な体しやがって!
厚めにスライスしてパン粉つけてサクッと揚げてランチなのに1,890円取る強気なメニューにしたろか!?
と、たいへん不適切なことを言いかけましたが、海外での揉め事は良い事ゼロなのでメダルは諦めて外に出ることにしました。
しかし!
がっくりと肩を落として店を出ようとしたところ
なんとむっちり女はむっちりと立ち上がり機械の方へ向かったのです!
対応してくれるんですね!?
先ほどは不適切なことを言いかけてすみません!
本当はセクシーだしちょっと痩せれば顔も可愛いと思っていましたよ!!
「メダルをゲットできるかもしれない!」
「1ポンド返ってくるかもしれない!」
という思いよりも
「私のためにむっちりちゃんがその重い腰を上げて機械をチェックしに行ってくれた事」
が嬉しくてしょうがないのであります。
忙しい中ありがとね
しかしそれは私の勘違いでした。
一瞬機械のハンドルの部分をテロっと撫でるだけで
(壊れてないよ)
と言うのみ。
といったような深いため息を残し、また同じ場所に戻って同じ顔でこちらをジロジロと見るのみであります。
「自販機のジュースが出てこなかった」と電話するだけで対応してくれる日本人に勝てるサービス精神と仕事意識を持ち合わせた人種はこの地球上に存在しないでしょう。
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