ジョージタウンのアート探し遊びは失敗に終わりましたが、私の中ではなかなか楽しかったのでOKです。
時間はもう昼過ぎなのでエアコンが効いてるTransfer Lodge(泊まっている宿)に戻ることにしました。
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CONTENTS
群馬の神
チャリあったんなら先に言うてよ
灼熱地獄のアート探しから帰って宿のおばちゃんにお水をもらってカフェランチをオーダーしてから一度シャワーを浴びました。
そしてカフェに戻るタイミングでランチを運んで来てくれたナイスなおばちゃん。
でも楽しかった!
アートのことを教えてくれたのも、地図を渡してくれたのも、いってらっしゃ~いと見送ってくれたのも紛れもなくこのナイスなおばちゃんです。
しかしチャリンコのことを言うのは忘れていたようです。
しかしそんなことでおばちゃんの評価は下がりません。
とても優しくて良いおばちゃんであります。
今いないけど
たしかに部屋に戻ったときベッドが1箇所埋まってたのを思い出しました。
そして噂をすればその彼は汗だくで帰ってきます。
あっ!こんにちは!
聞いてます!
シンくんだね!
とても爽やかに挨拶してくれたのは群馬出身のグンマさんです。
暑くて戻ってきたよ
おばちゃんほんとにチャリあるか!?
グンマさんという男
彼は私のひとつ歳上で(当時27歳)主に東南アジアをまわるという旅行をしている人です。
基本的に裸、個性的な髪型、首にはでかい数珠のようなものをしています。
タイで買ったんだよね!
なんか神様っぽくない?
普段ならだっせ~とか思うんですが、その首数珠はまるで『グンマさんのために製造されたのではないか?』というほど似合っておられます。
よく見るともはやは群馬神のような神々しさに圧倒されるほど!
歳も近いので一気に仲良くなりました。
群馬の神と2日間のペナン探検
お寺巡りをする旅行者について神は語る
ペナンには極楽寺というマレーシア最大の仏教寺院がありますが、もちろん私は行きませんでした。
見てみたい気持ちはもちろんあります。
そういう建造物を見るのは好きですが、わざわざバスツアーを組んで丘を登るほどでもないでしょう!
じゃあなんでキミみたいな『観光しない旅行者』がいるんだと思う?
でもビートルズやロックに興味が無い人や知らない人は多分アビーロードなんか行かないと思うんだよ
それと一緒で仏教徒以外のミーハーな人間がお寺に行くのは冷やかしに近いくらいのことだと思うんだよね
ただ有名だから、ただ異国っぽいから、ただ綺麗だからって理由でそういうところに行って写真撮ったら終わり
こういう観光するならしないほうがマシだと思うんだよ
でもね、もし少しだけ歴史や仏教について調べてみると景色が全然違うから
これから見に行く場所のことを少しでも調べて、理解してから観光すると、旅行はもっと楽しくなるはずだよ
お寺はひとつの例で、観光地に興味を持とうって話!
あんなの大体一緒じゃん?
行く意味ねぇよ
この男神である。
美味いペナンフード
ナシゴレン
グンマさんと話しながら海に行ってみましたが、私が見た海の中で過去最低レベルの汚ビーチだったのですぐに引き返すことにしました。
帰りにナシゴレン(チャーハン)を食べたのですがめちゃめちゃ美味い!
もちろんペナン以外の町でもナシゴレンはありますが、ペナンで食べたものが1番美味しかった気がします。
卵乗せトースト・カヤ
泊まっていた宿のすぐ目の前にめちゃめちゃ汚い屋台があったのですが、朝からお客が絶えません。
覗いてみると『食パンに何か塗って温泉卵をおもむろに乗せて食う』というシンプルな食べ物。
コーヒーと温泉卵乗せセットで確か4RM。
パンに温泉卵が乗ってるやつです。
めちゃくちゃ安いから貧乏バックパッカーの我々はもう毎日これでいいね!
と発言してしまったほどです。
神なのにスリに遭う
グンマさんは島大好き系バックパッカーで、アジアのあらゆる島に行っているみたいです。
島を周っているなんてこれはもういよいよ神のような男ですが、マレーシアのランカウイ島に行った時にiPhoneを盗まれています。
そしてバンコクで新しくiPhoneを買ったらしいのですが、彼は私と同じ超アナログ神なのでiPhoneを持ち歩く習慣がありません。
iPhoneがない!
どこだっけ⁉︎
と1日に10回くらい言う男です。
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バンコクでの再会を誓いお別れ
ユーラシア大陸で知り合った初めての日本人
私はバックパッカー旅行の間海外でたくさんの日本人と知り合いました。
しかしユーラシア大陸で初めて知り合ったのは紛れもなくこのグンマさんです。
なのでとても思い入れのある人物であります。
後日私の九州の実家に泊まりにきたことがあるのもこのグンマさんひとりだけです。
彼は帰国後地元の群馬で畑を作り野菜を育てるという生活を始めました。
リアルな大地の神へと成ろうとしておられます。
日本社会では人と違うマイノリティな人間は淘汰され変態扱いです。
しかし海外にはグンマさんを始め、それはもうとんでもない変な人が多いなぁということに気付きました。
グンマさんの観光についての考え方『知る事、興味を持つ事が大事だ!』
というのは今でもとても響いております。
バンコクで会いましょう!
もともとタイの島々にいたグンマさんはこれからバンコクに向かうそうです。
本当は一緒に行きたかったのですが、私はセブ島で知り合ったサラ髪君とパツ子ちゃんとの約束があったため彼より先にペナンを去りました。
『バックパッカーの聖地バンコク』
と日本を出てから毎晩考えていましたがついにその時が来ます。
そしてマラッカ、クアラルンプール、ペナンと3ヶ所を周ったマレーシア。
他の国と同じようにいい出会いがあり楽しかったなぁと思いながら、フェリーに乗ってペナンの対岸の町・バタワースに行くのでした。
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