セカンドビザを取得すべく西オーストラリア州のパースに降り立ったこの私。
2nd Working Holiday Visa
通称セカンドビザ。
オーストラリアのワーホリにのみ適用されるシステムで、政府指定の農場や工場で88日以上働くともらえる2年目のワーホリビザのこと。
パースで無事車を購入することができて西海岸編は順調です。
- [愛車のクライスラー]
楽しかったパースを去り、ファームジョブを探しに行きます。
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さよならパース!
そもそもなぜ車をゲットしたあともパースに居残っていたのかというと、免許証の翻訳証明書の発行を待つためでした。
そしてついに申込から1週間が経ち、領事館から指定された証明書発行日となりました。
[10:00]
眠い目をこすりながら1週間泊まった宿The Hive Hostelをチェックアウトします。
そろそろ行くよ
またパース来るでしょ?
連絡してよ
見送りありがとよ
パース空港で偶然知り合ったジョナスと昨夜飲み過ぎた私は完全に二日酔いです。
正直運転していいコンディションではありませんが、行くと決めたら行かなければなりません!
前日ビショビショにされたクライスラーの後部座席がまだ若干湿っていることを確認し、パースの思い出に浸りながら出発です。
まずは領事館へ行き免許証の翻訳証明書をゲットしました。
これでやっと正式にオーストラリアで運転していいことになりました。
なのでこれまでの3日間じつはビビりながら翻訳証明書無しで運転していたのです。
本当は日本の免許証と翻訳証明書をセットで持っていないと運転しちゃダメなのですが、実際は警察も翻訳証明書のことなどよく分かっていません。
日本人以外のほとんどの人は自国の免許証があればOKだと思っています。
その話はまた今度。
これから向かう場所はマーガレットリバーという街です。
パースからマーガレットリバーまでは車で約4時間ほど。
なぜマーガレットリバーへ行くのかというと、カナダ編で知り合ったオーストラリア経験者の伊達さんがアツくおすすめしていたからです。
目的地を「Margaret River」に設定して高速道路に入りパースをあとにしたのですが…。
ラウンドアバウトの大(だい)
むかしむかし私は日本でドライバーの仕事の経験があったので運転は苦手ではありません。
しかし初めての外車に乗って初めての海外での運転は困難を極めました。
しょっちゅうワイパー出してるんですよ!
晴れてんのに!
ビビリの私は緊張感MAXでアクセルをチョビチョビ踏みながらオーストラリア西海岸の高速道路を南下します。
30分も運転するとだいぶ慣れてきました。
永遠に続くのではないか?と思ったほど砂漠地帯の広大な大地に感動するこの私。
クイーンズランドのバンダバーグもなかなかのど田舎でしたが、それとはまた別の種類の大自然を感じます。
これまではシドニーやパースなどの都市部で生活していたのであまり実感がありませんでしたが、私はいま国土の2/3は人間の手付かずの自然が残るオーストラリアにいるのです。
しかし!
感動するのはいいのですが、この『ずっと続く同じ景色』というものは少々危険です。
時速100kmノンストップで運転しはじめて2時間。
前日の飲酒の影響とまだ海外での運転に慣れていないことから早くも体力と集中力の限界が来ていたようです。
そう判断したのは突如現れたラウンドアバウトの大(だい)に進入した時にボーッとしていて道を間違ってしまったためです。
- [ラウンドアバウト]
間違えたぁー!
パニックです!
不慣れな上に3車線!
左折の予定が車線のチョイスミスにより直進してしまい、ここで限界に気付きます。
一旦運転をやめて休憩することにしたのでした。
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Hungry Jack’s-ハングリージャックス
▼私が間違えたラウンドアバウトはこんな感じ
左折して南に行きたかったのですが、三車線の真ん中の車線にいたのでタイミングを逃してしまい、結果直進してしまいました。
そこで発見したのはHungry Jack’s-ハングリージャックスというハンバーガー屋。
アメリカ有名ハンバーガーチェーンのバーガーキングがオーストラリアで展開しようとした所、オーストラリア国内で「Burger King」という名前の商標登録が取れず仕方なくオーストラリア国内のみ「Hungry Jack’s」という名前になったお店。
結局内容はバーガーキングとほぼ同じなのでオーストラリアでも問題無く大成功。
休憩も兼ねてこちらで食事をすることにしました。
時間は14:00くらいですが、店内は大変混み合っていました。
まんまるに太り散らかした小学生が何の躊躇もなく山盛りのポテトを1リットルのコーラで胃袋に流し込んでいたり、70代くらいのばーちゃんがひとりでチーズバーガーをかじりながらスマホゲームをしていたりと、なかなか面白い光景を目にします。
Googleマップで現在地を調べたところここはどうやらBunbury-バンバリーというらしく、電車の駅があったりショッピングモールがいくつかあったりと、このへんではまあまあ栄えている町のようです。
ここバンバリーからマーガレットリバーまではあと1時間半くらいで到着できそうな距離でしたが、二日酔いと睡眠不足なのでここから運転できる自信がありませんでした。
1日でも早く目的地のマーガレットリバーに到着して仕事探しをしたかったのですが、コンデションが悪いので、今日はこのバンバリーという謎の町に1泊して次の日にマーガレットリバーへ行くことを決めました。
このなんとなく決めたバンバリーへの1泊滞在が残り半年間のワーホリ生活を大きく左右することになろうとはこの時はもちろん気付いていませんでした。
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