シンガポール-マレーシア間の国境で調子に乗って怒られた私はバスに乗り遅れしまいました。
しかし管理がテキトーなドライバーのおっちゃんのおかげで無事マレーシア入国!
スムーズにマラッカに到着することができました。
前回▼
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絶世の美女とのデート⁉︎
マラッカの宿のチェックイン時の話
ラーキンからマラッカに到着。
快適バスのWi-Fiで予約した宿には歩いて10分ほどで迷うことなく着きました。
フロントは階段をあがった2階にあってチェックインしようと中に入ると
と会って2秒で分かるような親父が現れます。
話の半分はシモネタのやつがたまにいますよね?
こいつは8割シモネタでしかも面白くない系のやつです。
これ鍵な!
- 私の寝る予定の部屋は4人部屋ドミトリー
- 今は韓国人の女の子が一人だけ泊まっている
- そしてその子はめちゃくちゃ可愛い25歳
- 外国人の彼氏が欲しいらしい
- 今夜はもう予約がないからその子とふたりだけ
とのこと。
私ももう26歳。
子供ではありません。
散々いろんな経験をしてきた立派な紳士であります。
『Room8』で可愛い女の子と二人っきりというだけのシチュエーションで大喜びするとでも思っているのでしょうか。
なんて下品な親父なんだ!
そういう感じで女性がいる部屋に男を入れるのって、その人は怖がるんじゃないの?
Room8で問題ありません
バックパッカー紳士・おしんぽこ
『Room8』の鍵を預かり、部屋に行きました。
親父が言う可愛い韓国人女子に期待なんかしてませんよ?
むしろその子が可愛いから今晩なにかあるなんて考えてもいません!
ほんとです!
と自分に言い聞かせながら心拍数BPM200くらいの鼓動で部屋の鍵を開けると、
そこには想像を遥かに上回る絶世の美女が…⁉︎
この美女の名前はウニ(32)
私はウニの軍艦巻きが大好きですが…
I’m Uni from Korea
可愛い?
25歳?
でも私はバックパッカー紳士、そもそも期待などしておりません!
いいんです!
ルームメイトが誰であろうといいんです!
ウニと軽く自己紹介をしたあと荷物をバラしていると、フロントの親父が私のためにシーツなどを持ってきてくれました。
ニヤニヤ顔で。
私はなぜムカつくのでしょうか。
期待してたのと違うから?
いや!紳士たるものルームメイトの女に何か下心を持った期待で胸を膨らますなどあるまじき行為!
そう私はそのフロントの親父のイタズラにムカついているのです。
そしてまんまと引っかかってしまった情けない私に。
危険人物
一旦気持ちを抑えたあとシャワーを浴びて部屋に戻りました。
(すっごいノれない)
現在18時、あと2時間で彼女とのナイトマーケットデートが始まってしまいます。
ヤバい。
これはかなりヤバい。
『バックパッカー旅行は人との出会いがすべてだ!』
などと意識の高い旅人発言をしてしまっている私としては、宿で知り合った人にナイトマーケットに誘われたら快く了承すべきです。
もちろん危険人物でなければどんな人の誘いも受け入れます。
だってこれも旅のかけがえのない出会いのひとつですから。
しかしフロントのオヤジの前情報のひとつに
というものがあったのを思い出した今、私はウニを危険人物とみなしています。
そして20時ちょうどウニは現れました。
ドぎつい酸っぱい香水の香りをまとい、キメキメのメイクとさっき購入してきたのであろうピンクのワンピースで。
仕上げてる!
この2時間で完全に仕上げてきてますよ!
ウニから旅を学ぶ
恵みの雨
韓国で教師をしたあと20代で退職し、アジアの貧困や未開の地などリアルなところを取材しまくって、情報を韓国に持って帰るという生活をしている彼女。
いわゆるジャーナリスト的なことをやっているように解釈しました。
彼女は自分の意見をしっかり持っているとてもハキハキとした人で、尊敬すべき人間性を持った素晴らしい女性だったなぁと今でも思います。
大きな目標もなくダラダラ大人になった私は彼女のような人を素直に尊敬するのです。
そしてとっても積極的な人でもあります。
宿を出て1分後に私の手を握ってきました。
そして細道を通っている時に猛スピードのバイクが通って
とよける感じで彼女は自身の『スイカ泥棒』のようなデカすぎる胸を私にめり込ませてきます。
そしてマーケットで2人で食事をしている時には9割型恋愛の話。
攻めが早い。
奇襲です。
かなり早いオフェンス力を持つ女。
まだ出会って間もないというのに、私は彼女の猛攻を肌で感じています。
彼女は自分の意見をしっかり持ったハキハキとした女性。
年下で♡
ロン毛が似合って♡
痩せてて♡
自由に生きてる人♡
ロックオンです!
6つ年上のウニさんにロックオンされてます!
そしてついに
という質問がきました。
まず年上はムリ!
痩せてて可愛い日本人がいいな!
などと言うとどう考えても彼女を傷つけてしまいます!
これ以上ロックオンされるとこちらもキツいです。
私がう~ん…と困った状態で黙秘を続けていたところ自体は一変。
突然超特大スコールがナイトマーケットを包み込んだのです!
水害待った無し⁉︎と思われるほどの土砂降りで、マーケットは一斉撤去。
我々はびしょ濡れになりながら猛ダッシュで宿に帰りました。
困った質問を避け、予想よりはるかに早くデートを切り上げることができたのでした。
彼女の旅論
今一度シャワーを浴びて部屋に戻ると、どうやらウニさんも風呂上がりのようで肌露出が甚だしい状態になっております。
の一心で、私は部屋を出てリビングに居座ることにしました。
すると予想通り彼女もきましたが、リビングにはフロントのオヤジや他の宿泊者も数名いたため気まずい状況は回避できそうです。
他の宿泊者もバックパッカー旅行をしている人たちがほとんどで、各々の旅行の目的や目標についてアツく語っておられます。
そしてウニさんが語り出しました。
お金や時間を理由に諦めたくないからね!
アジアにいるとなんでもできそうな気がするし、何でもやってやろう!って思うんだよ
お金や時間だけでなく年齢、学歴、家族、容姿、その他のさまざまなことを言い訳に、いろんなことを諦め、いろんなことから逃げてきた私にはとっても響くお話。
その後ウニはリビングのソファーで寝てしまったので、私はコッソリ部屋に戻りすぐに寝ました。
なんとか事無きを得た私ですが、ウニのその言葉は今でも響いています。
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