イギリス

【旅行記116】エディンバラでの食事の話とライブバーの話 | ハギスを食べた【イギリス14】

イギリス旅行の相棒は相変わらず変人・竜ちゃん。

[竜ちゃん]

ムッチムチの雑貨屋の姉ちゃんに大変ひどい扱いを受け、1ポンドを失っただけで1つの話にしてしまった前回▼

【旅行記115】イメージと違う!美しすぎる街エディンバラを歩く【イギリス13】イギリス旅行に来てから約2週間が経ちました。 その間あまりにも歩き過ぎたせいか、マンチェスターで膝を痛めてしまったこの私。 約5...

今回は美しすぎるスコットランドの街・エディンバラで行った飲食店の話です。

スポンサーリンク

Mussel Inn – マッセル イン

『Mussel』とはムール貝のこと。

竜ちゃんの強い希望によりエディンバラの人気店『Mussel Inn』にやってきました。

まず私は『Mussel』の発音についてかなり引っかかっています。

もちろん英単語の発音をカタカナですべて表すことなど不可能なので、モヤモヤさせてていいと思うのですが、日本人と日本語で話すときに困っちゃうんですよ!

まずそのまま読んだら「ムッセル」ですね。

しかし「BUT」や「MUST」など最初の「U」が「ア」になる可能性がありますのでマッセル説が有力なのでは?と思いました。

ちなみに竜ちゃんはしきりに

竜ちゃん
竜ちゃん
ここのマッスル有名なんですよ〜

と言っています。

おしんぽこ
おしんぽこ
マッスルてあんたそれ筋肉やないの

と言いかけましたがやめました。

なぜならスペルを考えたときにその発音に違いを見出せないのです。

Mussel=ムール貝
Muscle=筋肉

おしんぽこ
おしんぽこ
これはわからん!

竜ちゃんのマッスル説も間違っていない。

とにかく気になった我々はネットで調べてみると非常に興味深い動画を発見しました。

▼MusselとMuscleの発音の違い

ん〜…一緒ということで。

 


ここMussel Innは味、コスパ、雰囲気すべての項目にをつけたくなるほどの良店です。

営業時間

月-火 12:00-15:00
金-土 12:00-17:00
日     12:30-17:00

こちらは我々が頼んだランチセットメニューの詳細。

ムール貝セットメニュー 7.95ポンド

 

超大盛りのムール貝

  • ナチュラル
  • シャロット(玉ねぎ)
  • チリ
  • モロッコ風
  • ブルーチーズ

から味が選べます。

サラダかフライドポテトを選びます。

カールスバーグの瓶(デンマークの甘めの濃いビール)

赤か白ワイン

ソフトドリンク

から選びます。

おしんぽこ
おしんぽこ
これで7.95ポンドは安くないですか?

バケツに入ったムール貝が届きました。

おしんぽこ
おしんぽこ
ムァスオゥ(Mussel)
竜ちゃん
竜ちゃん
うまスオゥ!

ついでに店員さんに「Mussel」の発音について聞いてみましたが、衝撃の事実が明らかに。

おしんぽこ
おしんぽこ
Musselってどう発音するんですか?
店員さん
店員さん
むそ
おしんぽこ
おしんぽこ
!!!???
竜ちゃん
竜ちゃん
え!?

大盛りのムール貝とフライドポテト、そしてワインが届き美味しく食しました。

物価の高いイギリスの飲食店で満腹になるまで食事をして7.95ポンドはかなりコスパがいいでしょう。

ちなみにムール貝の英語は「Mussel」スコットランドでの発音は「むそ」です。

Haggis-ハギス

この日我々はある2つのものを探していました。

「スコッチウイスキー」と「ハギス(Haggis)」というイギリスの伝統料理です。

ここエディンバラはイギリスのスコットランドなので、地元のスコッチウイスキーを是非とも飲んでみたい。

またイギリスの伝統料理の「ハギス」は特にスコットランドで有名です。

そしてスコットランドではハギスをつまみにスコッチを飲むのが主流なのです。

早速我々はエディンバラの観光の中心地・ロイヤルマイル周辺を歩きます。

おしんぽこ
おしんぽこ
やっぱスコットランドで飲むスコッチはうまいんだろうねぇ
ハギスも楽しみだわ〜
竜ちゃん
竜ちゃん
ハギスって何か知ってますか?
おしんぽこ
おしんぽこ
え?知らん
イギリスの伝統料理でしょ?
肉かなんかじゃなかったっけ?

そう、私は竜ちゃんが「ハギスが気になる」と言っていたのを聞いてはじめてハギスの存在を知ったので、実際はそれがなんなのかはまったく知りませんでした。

竜ちゃん
竜ちゃん
ハギスっていうのは…
おしんぽこ
おしんぽこ
うんうん
竜ちゃん
竜ちゃん
羊の心臓とか…
おしんぽこ
おしんぽこ
…ほう
竜ちゃん
竜ちゃん
肝臓とかを…
おしんぽこ
おしんぽこ
…ほほう
竜ちゃん
竜ちゃん
ミンチにして羊の胃袋に詰めて茹でたものなんですけど
おしんぽこ
おしんぽこ
茹で…
竜ちゃん
竜ちゃん
世界一まずい食べ物と言われています
おしんぽこ
おしんぽこ
なんですと!?

わざわざそんなものを食べる必要があるのか?

言い出したのは竜ちゃんだし、もし本当にまずかったら竜ちゃんに食べてもらうことにしました。

そして数件のパブやバーをまわりハギスを出しているバーを発見しました。

早速よく分からないままウィスキーとハギスを注文。

そして届いたものがこれ▼

[ハギス]

すっごい不味そう!

「あなたが想像する不味そうな見た目の食べ物を描いてみて」と言われたらこんな感じになるでしょう!

おしんぽこ
おしんぽこ
これは不味いでしょ
私は食べたくありません!
竜ちゃん
竜ちゃん
そうですか?
じゃあいただきます

何の躊躇もなく口に入れる竜ちゃんには尊敬しかありません。

フィリピンでゲテモノに挑戦したことがありますが、さすがの私でもこれは食べられそうにないのです。

竜ちゃん
竜ちゃん
もぐもぐもぐもぐ
…あれ?
おしんぽこ
おしんぽこ
?
竜ちゃん
竜ちゃん
結構イケますよ
もぐもぐ

そんなバカな!?

世界一まずい食べ物として有名だし、見た目も最悪。

そもそも羊の肉(ラムやマトン)でもクサくて食べられない私が『羊の内臓のミンチ』など食べれるはずがないのです。

おしんぽこ
おしんぽこ
竜ちゃんあんた
ガンガンいくね…
竜ちゃん
竜ちゃん
全然まずくないです
もぐもぐ
むしろうまいですよこれ
ちょっと食べます?

やはりバックパッカーとしては『海外の謎フード』にも挑戦しなくてはなりません。

スコッチウイスキーをちびちび飲むだけでは何も面白くないのです。

ということで一口だけいただいてみました。

スプーンの先端に乗っかるほどのごく少量です。

おしんぽこ
おしんぽこ
……いただきまーす
…もぐもぐ
おしんぽこ
おしんぽこ
あれ!?

ちょっと美味い!?

やはり多少はニオイがありますが、思っていたほどくさくなく、いいバランスで練り込まれた野菜と香草がうまい具合にマッチして『お酒のつまみには丁度いい珍味』であることが分かりました。

しかもこの店のハギスはチーズが練り込まれていて、濃厚でしかも食べ易くしてあったのです。

しかし、なぜか竜ちゃんは途中から進まなくなってきたのです。

おしんぽこ
おしんぽこ
もう食べないの?
食べないんだったらもうちょい食べていいかな?
竜ちゃん
竜ちゃん
……良いですよ
もう全部いっちゃってください……
僕はもうだいじょ…
うぷっ…

何やら様子がおかしい竜ちゃんですが、半分ほど残っているのでもう一口いただいてみました。

今度は安心のスプーンマウンテン盛り(山盛り)です。

おしんぽこ
おしんぽこ
いただきま〜す

分かりました。
竜ちゃんの「うぷっ」の意味が。

最初の一口の好印象が夢であったかのように、二口目は地獄のような味なのです。

一口目は少量だったので、風味や香りを確かめただけのような感じだったのですが、二口目はスプーンマウンテン盛りだったので最初の印象とまったく違いました。

それまであまり目立っていなかった『内臓のくさみ』がチーズや香草などの良い風味たちをごぼう抜きにして先頭に立ったのです。

おしんぽこ
おしんぽこ
くさい…!

さらに最初の一口では分からなかったグニグニとした食感がたいへん気持ち悪く、私の喉が完全に入国拒否をしています。

竜ちゃん
竜ちゃん
ちょっと…トイレ行ってきます…
おしんぽこ
おしんぽこ
早く帰ってきてね
そのあと私も行きますので…

結論ハギスは吐くほどマズイ。

スポンサーリンク

Whistle Binkies Live Music Bar

おしんぽこ
おしんぽこ
音楽を聞けるバーに行きたい!

という私の希望により、そういう感じの店を探しました。

そして入ったのは『Whistlebinkies Live Music Bar』という場所。

そんなに広くないフロアに所狭しに人で溢れかえっています。

中には旅行者っぽい人はおらず、ほぼすべてのお客さんが地元の人のような印象です。

おしんぽこ
おしんぽこ
おおお…
これは萎縮してしまう!

こういう場違いな所に来ると『アウェイ感』がハンパじゃなくて、すぐに帰りたくなりますよね?

しかし私の相棒の竜ちゃんはそういう『気まずい』などの感覚を持ち合わせていない男で、こういう場所に何の迷いもなく勇敢に侵入できる男なのです。

竜ちゃん
竜ちゃん
ビールでも飲みましょう

Night Club(日本でいうクラブ)とは違ってDJはおらず、1時間おきにバンドが入れ替わって演奏する感じのバーです。

客の年齢層はかなり高めです。

海外では日本と違ってライブハウスというものはほぼ存在しません。

アマチュアバンドはこういった場所で経験を積んで行くのだと思われます。

ドアに「Doors」の絵を描くなどなかなか面白いバーです。

 

この投稿をInstagramで見る

 

SHINさん(@shinstagra.mo)がシェアした投稿

2つのバンドのライブを見ましたが、どちらもカバーバンドでした。

イギリスの、しかもスコットランドのライブバーなのでゴリゴリのマニアックなUKロックをやるのかと思ったら、彼らは超有名な曲をオールジャンルに演奏するのです。

ニルバーナとかグリーンデイなどの『USロック』もガンガンやっていて

おしんぽこ
おしんぽこ
これはスコットランドのお客さん興醒めだろうな

と思いきや

おばちゃん
おばちゃん
HOOOOO!!!

とかなり盛り上がっているのであります。

おしんぽこ
おしんぽこ
知ってる曲なら何でもいいんかい

しかしこの国のおばちゃんは元気ですね。

時間は23時。

ライブはかなり盛り上がってきて人もパンパンになったころ、事件は起きました。

私は竜ちゃんとふたりで椅子に座ってビールを飲みながらライブを見ていました。

踊りまくっていた人々の中のひとりのおばちゃんとバッチリ目が合ったと思ったら「Shall we dance ?」 踊りませんか?的なことを言われてしまったのです。

おしんぽこ
おしんぽこ
え!?私ですか!?
おばちゃん
おばちゃん
かもーん♡
おしんぽこ
おしんぽこ
無理っす無理っす!

ちょうどそのタイミングで盛り上がっていた曲が終わり、人々が掃けていきます。

そして始まった曲はWhite Stripesの『Seven Nation Army』

おしんぽこ
おしんぽこ
踊るような曲じゃないでしょ!

しかし拒否し続ける私の意向は完全に無視され、強引に手をひかれてなんとフロアのど真ん中で踊る羽目になってしまいました。

しかもゴリゴリのロックサウンドなのになぜかおばちゃんはサルサ調の踊りなのです!

まわりの人たちのヒューヒューもすごくて、赤面がおさまりません!

おしんぽこ
おしんぽこ
恥ずかしすぎる!

さらに私はマンチェスターで膝を痛めておりまして、少しは良くなったといえど完治しているわけではないのです。

スコットランドで
ロックバンドの音楽をバックに
恥ずかしさと膝の痛みに耐えながら
テンションマックスの知らんおばちゃんと
なぜかサルサっぽいダンスを踊らされるエディンバラの夜でした。

 

この投稿をInstagramで見る

 

まさかスコットランドにWhite Stripesのカバーバンドおるとは思わんやった。なかなか良かった。#edinburgh

SHINさん(@shinstagra.mo)がシェアした投稿 –


前回▼

【旅行記115】イメージと違う!美しすぎる街エディンバラを歩く【イギリス13】イギリス旅行に来てから約2週間が経ちました。 その間あまりにも歩き過ぎたせいか、マンチェスターで膝を痛めてしまったこの私。 約5...

次回▼

【旅行記117】エディンバラにてバックパッカー終了か⁉︎最悪のタイミングで膝が大爆発 | アーサーの王座【イギリス15】イギリスの伝統料理『ハギス』を食べた前回。 おそらく納豆を初めて食べた外国人のような感覚になったかと思います。 また地元の人...

COMMENT