宿で知りあった人達や無料エージェントで知りあった福岡さんから大きな収穫がありました。
トロント初日の『お先真っ暗状態』から未来への光を一気に見出し、俄然やる気に満ち溢れています。
しかしただ知識と勇気を仕入れただけで、英語力問題、金欠問題、トロント極寒問題は一切解決していません。
そしてトロントワーホリ4日目、またもや打ち砕かれてしまうのでした。
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CONTENTS
履歴書配り開始
まずは古着屋であったかジャケットを購入
常に氷点下のトロントの冬をナメていた私は
と言われそうなペラペラの革ジャンとテロテロのコートしか持っていませんでした。
ということで、前日に大変お世話になった無料エージェントの福岡さんに教えてもらった古着屋へ向かいました。
かなり安いよ!
本当はカナダグースとかいうめちゃめちゃ暖かそうなやつを着てみたいものですが、あいにく全財産がカナダグースのジャケット代よりも少ないので、とりあえずは安い古着屋で防寒具を調達であります。
そして着きました!
おおぉ~!!!
確かに安い!!
けど!
どうやらこの店は一般人からの寄付で成り立っているようで
「あれ?ゴミかな?」
と目を疑うものも平気で値札をつけて並んでいます。
さらに
「あれ?ここは巨人の国かな?」
と思うほどサイズが大きいものばかりで、このガリガリししゃもボディに合う服をなかなか見つけることができません。
私の条件としては
1.めっちゃあったかい
2.安い
3.サイズがでかすぎない
4.着てて恥ずかしくない
この4点。
そして探し回ること20分、ついに発見しました!
1.めっちゃあったかい…◯
スノボウェアのような感じで、丈が太ももくらいまであってかなり分厚い。
(スノボやったことないけど)
2.安い…◎
なんと7ドル。
3.サイズがでかすぎない…△
まあまあデカイがギリ許容範囲。
サイズ表記の「XS」意味不明。
4.着てて恥ずかしくない…◯
見方によってはスノーボーダー。
(やったことないけど)
難点としては…
- ポケットが使い物にならないほど浅い
- バナナくらい鮮やかな黄色
- 両脇に破れた穴があり中身(綿)がめっちゃ見えてる
- 首回りにセットされている謎のマジックテープがチクチク痛い
- 若干臭い
結局私は冬を越すまでこのバナナジャケットを着続けるのでした。
宿に戻る前に試しに1枚履歴書配り
宿に戻って破れている脇を縫ってから仕事探しをしようと思いましたが、通りかかりになかなかイケてるイタリアンレストランを発見したので、試しに1枚持っていってみました。
気合いは充分!
といことでこちらが記念すべき1件目の履歴書配りの様子。
イタリアンレストランにてラテン系のイケメンとの会話
え?終わり?
まだ履歴書渡してないよ!
超バカにされてるやん!
履歴書を握ったまま店を出るなんて思っていなかった私は愕然としました。
同時に福岡さんの顔が思い浮かびました。
まあ20枚も配れる気合いがあるか知らんけど
20枚配れたらたいしたもんだよ
はははは
福岡さんが言っていた意味が分かりました。
最初は
と思っていましたが『まず受け取ってもらえない』ということが判明。
作戦会議とネット応募
ブラジル人・ミゲル
恐らく敗因は緊張し過ぎて言葉が出なかったこと。
宿に戻って初日に知り合った頼りになる男・アベちゃんに相談してみました。
ノリっすよノリ!
ノリが全てっす!
世の中ノリっす!
これは!!
この男
思っていたより頼りにならない!
と思っていると横でこちらを見ていたブラジル人が話しかけてきました。
はじめて?
そうですけど…
じゃあ俺が仕事探しのコツを教えてあげるよ!
キミ英語が死ぬほど下手だから
俺が教えてやるよ!
とにかく『Exellent!』を気に入ってるこの男はミゲルと言うブラジル人20歳。
語学留学にきていて、最近生まれて初めてのバイト探しに成功したらしく、私にバイト探しのやり方を伝授してくれるそうです。
履歴書配りや面接で使う英語とは?
ミゲルが言うには、自分のことやアピールしたいことはスラスラ話せるように頭に記憶させるとのこと。
- 仕事を探していること
- いつからいつまで働ける
- 週、月でどのくらい入りたい
- どこに住んでいるか
- これまでこんな経験がある
などなど。
たとえば
「How long are you gonna work here ?」
と聞かれて
「あっ~…あ~…6マンス?」
とか答えるよりも
「I want to work here for six months.」とはっきりシャキッと言えた方が良いということ。
マジで⁉︎
エクセレントやん!
このような感じでブラジル人のミゲルにリアルに使う英語を教えてもらいながら、20個くらいの英文を頭に叩き込み、喋る練習をしまくったのでした。
そして次の日から7ドルのバナナジャケットを着て、履歴書を配りまくり、帰ったらミゲルと練習という毎日を送りました。
ネットで応募しまくり
履歴書配りと並行してネットからもかなり応募しました。
主にCraigslistというWebサイトから毎日毎日メールを送り続けました。
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ジャパレスは嫌だ?下らないこだわりが仇となる
トロントには多くの日本食レストランがあり、通称『ジャパレス』と呼ばれています。
こだわらずに応募していればすぐに働けたかもしれないのに
と最初から避けていたのであります。
確かに海外にわざわざ来ているのに日本食屋で働くのは嫌でしょう!
給料もあまり多くないと聞きます。
あんまりわがまま言ってるとマジでのたれ死んじゃうよ
みんなの言う通り、そんなことを言っている場合ではないくらい金欠な私は、ジャパレスだろうが何だろうがすぐに働くべきなのであります。
どうしてもジャパレスは嫌なんだ〜!!
結局私はかたくなにジャパレスを避け、仕事探しに約20日間も費やすのでした。
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