いくつになっても相変わらず失敗だらけのグダグダバックパッカーの私ですが、なんとかバンコクを出発してインドのムンバイに到着できました。
ムンバイ空港に到着したのは現地時間深夜1時。
無事に入国できれば良いのですが、私のドタバタ旅はまだまだ続きます。
前回▼
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インドのアライバルビザ
インドは観光目的であっても入国の際には必ずビザが必要となる国です。
直近までオーストラリアに住んでいた私はもちろんインドの観光ビザなど持っていません。
しかし日本人にだけ発給される(2016年当時)1ヶ月間限定の「アライバルビザ」というものがあって、日本人は到着してからビザを取得できます。
アライバルビザ取得に必要なものは
・パスポート
・顔写真2枚
・出国チケット
・インドでの滞在先を証明できるもの
・ビザ申請代2,000ルピー(3,000円前後)
現地では渡される申請書に記入したり指紋を取られたりします。
3年前にインドに来た時も同じようにアライバルビザで入国したので要領は分かっているつもりでした。
しかし今回。
私は致命的なミスを犯していることに気付いていなかったのです。
前回のインド訪問の時は出入国ともにコルカタだったので、ムンバイ空港を使うのは初めてです。
飛行機を出てイミグレーション(入国審査場)へ向かうと「JAPANESE➡︎」と書かれた手作り感満載のプレートが立っていました。
私以外日本人はおらず、長蛇の列に並ぶ必要も無くすぐに対応してもらえるようです。
パスポートを審査官に渡します。
インドのあとは一度帰国する予定なので、事前に購入しておいた航空券の予約確認メールのページを見せます。
その後申請書に記入して提出。
思っていたよりもスムーズに事は進みましたが、ここでハプニング。
もともとのインドへの渡航日は8月10日。
航空券を買った時点でアライバルビザの申請時用に『インドでの滞在先を証明するためだけのムンバイの適当なホテル』を11日から予約していました。
しかし!バンコクで渡航日を勘違いしていた私は2日前の8月8日にインドに到着してしまっているのです!

これホテル予約日おかしくね?
今日はこのあとどこに泊まるの?
バレました!
インド人は時に正義感が異常に強く、こういう場での書類のチェックにはぬかりないのです。
日にち間違って予約しちゃったかなぁ…
提出物に不備がある
お前はビザを申請できない
私のすっとぼけもまったく効果無し。
別室へ連れて行かれ、なぜか7人ものインド人スタッフに囲まれてしまいました。
相変わらずギョロ目の不気味なインド人。
ビザの申請はそれからだ
と言われますが、到着したばかりでもちろん私はSIMなど持っておらず、つまりネットが無いのでその場では宿の予約が出来ません。
出来ることならそうしていますよ!
しかしCommonwealth国(かつてイギリス植民地下にあった国)によくあることで、フリーWi-Fiを使うためにはパスコードを電話番号のSMSで受け取らなければいけないというものがあり、ムンバイの空港Wi-Fiもまさにそれだったのです。
SIMが無いからWi-Fiを使いたいのにそのためにはSIMが必要ってどういうこと?
私は彼等審査官軍団に状況をすべて話しました。
空港のフリーWi-Fi使えって!
電話番号無いんですって!
…モバイルの文化無いのか?
SIMが無いんですって!
Wi-Fiに接続して電源番号を打ったらパスコードが送られて来るから!
それを入力すればWi-Fiにつながるから!
早くしろよ!
分からんかな?
端末ひとつにつき1個の電話番号番号が搭載されていると思っているのか、はたまたどの国のSIMも世界中で使えると思っているのか分かりませんが、いくら説明しても理解してもらえません。
さらに彼らは「このジャパニーズはごねたらなんとかなると思ってる!けしからん!」みたいな顔。
3年前にデリーの警察署で見たあの顔とまったく同じです。
私の話をいっさい聞かなくなってしまいました。

▲インド人特有の目を閉じて首を降り完全に無視するやつ。
おそらく『私の意見は揺るがないよ』のメッセージ。
もはやこれは何の時間かな?と疑問に思うほど状況が変わらず沈黙が続きます。
らちがあかないので私はネットが繋がっているであろうインド人審査官軍団の誰かの電話番号を借りることを頼んでみました。
私はインドに着いたばかりなのでSIMを持っていません
なのでWi-Fiを使うためのパスコードを取得できないんです
ということで私のこのiPhoneにどなたか電話番号を入力してくれませんか?
そしたらその人のスマホに4桁のパスコードが届くので、それを教えてもらえれば私のiPhoneはネットに繋がって宿を取ることができます
もしくはネットに繋がっているスマホかパソコンかなんか使わせてもらえればすぐに宿を予約します!
もちろん飛行機の日にちを間違えた私が悪いのは分かっています!
でも今はそれしかありません!
意味分かった人〜⁉︎
…ええ?
分かったのかどうか不明ですが、私の主張のあと彼ひとりを残して残りの6人は去ってしまいました。
そして10分後。
軍団のひとりが1枚の紙切れを持って審査官へ私の所へやって来ました。
スタンプドン!
行きな
宿は?
おそらくめんどくさくなったのでしょう。
散々時間をかけたのに急にアライバルビザを発行してくれたのでした。
イっちゃってる
なんだかんだでインドに入国できましたが時間は深夜2:00。
預け荷物を受け取り、朝まで仮眠できそうな場所を探しますがベンチ的なものはありません。
だだっ広いArrivalのフロアの中央に4つだけ固定されたひとり用のソファがあるのみ。

どういうインテリアセンス?
仕方ないので知らないインド人と至近距離で向き合ったまま仮眠をとることにしました。
[7:00]
相変わらずどこでも爆睡できてしまう私は3時間ほどそのソファで寝てしまいました。
騒がしい人の声に起こされ、まわりにいる大量のインド人を見て
と我に返ります。
今回の旅の目的はいるかどうかも分からないインド在住の日本人彫り師を探しに行くことです。
「その人」はゴアのアンジュナビーチで小さなタトゥースタジオを営んでいて、連絡先も名前も何も知りません。
閉まってたらどうしよう…
いなかったらマジで無駄な旅だなぁ
と何度も考えましたが、ここまで来てしまったのでもう行くしかありません。
まずはここムンバイからゴアを目指します。

空港を出ると想像通りものすごい勢いでタクシーやトゥクトゥクのドライバーが寄ってきます。
マイフレンド!
コリア⁉︎
ベリーチープ!
朝から超しんどいですね!
空港などで張っている乗り物の客引きの人たちは面倒極まりない。
なんとか彼らを撒き、道路まで出て流しているタクシーを捕まえたいところです。
『秘技・イっちゃってる人のふり』
こういう時は目と口を半開きにして、猫背でわざとフラフラと歩いて近寄ってくるすべての人を無視します。
するとさすがのインド人も諦めてくれるのです。

なんとか空港まわりのめんどい人たちを撒いて、道路に出てタクシーを捕まえたのでした。
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It’s a problemだよ
ムンバイには大きな駅がふたつあります。

私が目指すゴアに行く電車が発着しているのは、有名なインド門があるエリアにあるチャトラパティ駅です。
タクシーと交渉して空港から1000ルピー(1,600円)で行ってくれることになりました。
この旅1発目、インド人の口癖『ノープロブレム』を聞いて、インドにまた戻って来たんだなと実感が湧きます。
▼3年前の話

ムンバイは3年前にも来ていて、その時はタクシードライバーに勝手に違うホテルに連れて行かれそうになりましたが、今回はあまりゴチャゴチャ言ってこない比較的大丈夫そうなドライバーです。
- [比較的大丈夫そうな人]
空港から駅まではタクシーで約1時間の距離です。
空港のソファで3時間寝ただけで眠気MAXだった私はタクシーの中で軽く寝てしまいました。
ステーションだよ
もう着いたのか…
ゴソゴソ…
はい1000ルピー!
ありがとう
お金を渡してタクシーを出たのですが…。

いやここどこ?
行け
私は3年前にもチャトラパティ駅からゴアに行っているので分かります!
ここは違う!
ここは空港に近いほうの『ムンバイセントラル駅』だ!
どおりで早いと思った!
はやく行け
おいら忙しいんだから
でもほら…駅だろ?
一緒だよ!
No problem!
ノォ〜プロォブレム!
もう行くからな!?
あと1,000ルピーだ!
お金を既に渡してしまっているし、内側から鍵をかけられているので再び乗車することもできません。
さらに窓も閉められてしまい会話も続行不可能。
私にはどうすることもできず、結局タクシーは行ってしまったのでした。
なんで先にお金渡してしまったんだ!
インド初日は引きこもる
結局また違うタクシーを捕まえてチャトラパティ駅まで行くことにしました。
今度は目をひん剥いて寝ないようにしながらMapを追います。
- [チャトラパティ駅]
無駄にまたお金を使いましたが今度はちゃんと到着できました。
マイフレンド!
[9:00]
この日の23:00発のゴアまでの列車のチケットを購入。
これから列車の時間まで14時間暇を潰さなければなりません。
海外生活も3年が経ち、もうかなり慣れていると自分では思っていましたが、やはりインドの難易度の高さは健在でした。
3年前にムンバイに訪れた時にいろいろと見てまわったので、今回は特に街歩きなどはするつもりはありません。
バンコクの出発時からずっとてんやわんやで、スタバで夜まで過ごすくらいしか出来ないほど疲弊しきっているのです。

スタバでもSMS認証かよ!
ケータイ屋を探す元気も無い私は、オフラインのままスタバに行きこもったのでした。
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