半年住んだシドニーをついに出た私とシズちゃん。
到着した場所は憧れの街・ゴールドコーストです。
それまでネットでしか見た事が無かったあの天国のような街は行ってみたら本当に天国でした。
やっぱりオーストラリアは最高の国だ!
と再確認した我々は、一大決心をして動き出します。
前回▼
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CONTENTS
セカンドビザが欲しい
セカンドビザとは?
2nd Working Holiday Visa
通称セカンドビザ
これはオーストラリアのワーホリにのみ適用されるシステムで、ある条件を満たすともう1年つまりトータル2年間ワーホリができるのであります。
このブログでは何度も書きましたが、ワーホリとは「1年間何しちゃってもOK夢のビザ」なので、もう1年滞在出来るのはかなりアツいんです。
ゴールドコーストに来てみて初めてオーストラリアにもっと長くいたいな!と思ったので、このセカンドビザが必要になってきたのであります。
しかしもともとは2年目の事は全く視野に入れぬままワーホリをスタートした私にはその「ある条件」というものがなかなか厳しかったのでした。
セカンドビザ取得の条件
- 申請時に31才未満である事
- 健康である事
- 家族を同伴していない事
▲この辺は簡単なんですが…
特定の仕事のために承認された産業
- 動植物栽培
- 釣りと真珠採取
- 樹木栽培と伐採
- マイニング
- 建設
- 山火事復旧作業
政府指定のこれらの仕事に3ヶ月勤務する事。
▲この条件をなかなか満たせずにセカンドビザを取得できない人が多いんです。
簡単に言うと
1年目のうちに畑仕事とか工場仕事とかそっち系の会社で88日以上働いて下さいね!
と言うものです。
これは一般的に3ヵ月とよく言われていますが、実際は4ヵ月とかそれ以上になります。
理由は簡単。
仕事休みますよね?
88連勤は無理ですもんね。
88日以上出勤していなければならないので、もし週5日勤務だったら18週(4ヵ月半)は時間がかかってしまいます。
また、ファームジョブとなると主に外での仕事になるので天候に左右されます。
雨が続くと仕事が休みになり、その分セカンドビザの日数カウントに時間がかかるわけです。
ただフルタイム労働者と同じ条件で週5以上働いた場合は88日未満でも3ヶ月であればOKです。
また
- オーストラリアの祝日は仕事した事にします!
- 病欠はしょうがないから働いた事にしてあげる!
- でも雨降って休んだのは無し!
など,なんともオーストラリアらしい良くわからない決まりがあります。
詳しくは▼
悪徳ファームに要注意?
またデイオフカウント(休日も働いた事にしますよってやつ)で人を集めているファームもあるようですが,こう言うところは給料払わない系悪徳ファームのニオイがぷんぷんします。
私のようにオーストラリアにもっと滞在したいと思っている人にとっては喉から手がでる程に欲しいセカンドビザですが,そこにつけ込んで悪事を働くわる〜い人たちがたくさんいるのも事実です。
ワーホリスタートと同時にセカンドビザを意識しながらファームジョブを探していれば余裕なんですが、最初の半年をシドニーでのシティジョブに費やした私にはあと半年しか猶予が無いのであります。
賃金の支払いとセカンドビザのためのカウントをきっちりとやってくれる職場を探して,88日働き切るまでを残り6ヶ月でクリアしなければなりません。
なかなかのカツカツ状態だと言うことはお分かり頂けたかと思いますが,やはりアホのこの私,飛んで火にいる夏の虫状態で悪徳だと分かりながら飛び込むのでした。
その話は最後に。
UKのワーホリ
現在執筆中のこの記事は2016年1月の話。
ちょうどこの1年前はカナダのワーホリを終えて観光ビザに切り替えてダラダラとトロントで生活していました。
1月と言えばイギリスワーホリの応募の時期であります。
日本人には年間たったの1000人しかビザが発給されないので毎年抽選になるのです。
1年前の【旅行記95】では残念ながら落選。
そしてもちろん今年も応募したのですが…
You are receiving this email to inform you that you have failed to be chosen for the 2016 Youth Mobility Scheme.
failed!!
はい、今年もダメでした。
2014、2015に続き3年連続の落選であります!
そして今年もTwitterにて「UK ワーホリ」で検索してみます。
だってイギリス天気悪いですもんね
ならそれ私にください!
でもお金ないから行かな〜い
行け!
バックパッカーの私としては
収入源を確保する為のビザを確保しておきたい!
というものがあるので、
イギリスのワーホリがダメなのであればこのままオーストラリアのビザをもう1年分欲しい所であります。
という事で半年しかありませんが,急ぎ足でセカンドビザ取得に向かってファームジョブを探し始めます。
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クイーンズランドでファームジョブを探す
ワーホリ経験者にファームについて聞くとみんな口を揃えてクイーンズランドをススめてきます。※Queens Land州の事
旅行記アジア編の相棒・サラ髪くんは2011年▶︎2013年までの2年間をほぼファームのみで生きて来た強者。
彼に情報を聞いてみると
選ばなかったら!
と、やはりクイーンズランドには沢山のファームジョブがあるようです。
そして我々がいるゴールドコーストはまさにクイーンズランド。
現在地から近いのでクイーンズランドでファームジョブを探す事に決定しました。
悪名高きあの街
とりあえずこれまでシティジョブのみで生きて来た我々2人としては何がなんだか全くわからない所からのスタートであります。
1日でも早く仕事に有り付きたい我々は二手に別れます。
シズちゃんは日系のサイト(日豪プレス,Jams)で日本人情報、私はGumtreeで日系以外の情報を調べてみました。
- 車持ってる人優遇!
- 2月までの1ヵ月半のみ!
- 稼げるけどセカンドは取れません!
情報は沢山あるのですがなかなかピンとくるものがありません。
と、早くもネットでの求職活動を諦め始めた所シズちゃんからとんでもない提案がありました。
バンダバーグってとこなんだけど
・ハウスあり
・セカンド取れます
・送迎があるので車無い人もOK
・これからシーズンなので仕事多数
だって
聞いたことあるような…
思い出したよ!
聞いたことある!
それ超評判悪いとこだよ!
やめとこ!
やめとこ!
詳しくは知らんけど…
私がシドニーで働いていたお店を辞めるちょっと前に入って来たワーホリの人がいました。
彼はシドニーに来るまでバンダバーグにいたらしいのですが、
と言っていたのです。
また,私より少し早めにワーホリをスタートさせた私の古くからの友達・るいちゃん(るいちゃんTwitter)
彼女も
バンダバーグ良くないらしいで!
知らんけど!
と前に言っていたのを思い出したのであります。
▼バンダバーグについて取り上げたオーストラリアのテレビ
https://www.abc.net.au/4corners/slaving-away-promo/6437876
この広すぎるオーストラリアと言う国で,ファームなど無数にある事でしょう。
わざわざそんな悪い噂で有名な所に行く必要は無いのであります。
しかし…
冷やかしと、怖いもの見たさにさ
私の彼女、めっちゃおもろいやないか!
彼女のこの一言で私の脳汁が一気に分泌されました。
アドレナリンとかそっち系の汁です。
何をそんなにビビっていたんだろう?
本当に劣悪で嫌な事があればすぐに出ていけばいいだけの話。
少しでも興味があればつっこんでいくのがバックパッカーであります!
という事でバンダバーグの日系ファームに連絡してみると、トントン拍子で話は進んでいきます。
そしてその結果,5日後から現地のハウスに入居する事になり、そのまま仕事を紹介してもらいながら生活をする事が決定してしまいました。
楽しみ〜!
評判がすこぶる悪いと知っていて、あえてそこに飛び込んでみる
バックパッカーとして,また旅人としてなかなか面白い事が始まりそうな気がしてなりません。
5日滞在したゴールドコーストでしたが、かなり気に入ってしまいました。
セカンドビザを取ったらまた戻って来る!
と誓い我々は悪名高き街・バンダバーグに向かったのでした。
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