アンコールワットとベンメリアの観光が終わり、次の目的地はインドとなりました。
バンコクで再集合という約束で一旦サラ髪君カップルとお別れしました。
今回は海外にいるのに厄介な日本人と絡んだ話。
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CONTENTS
カンボジアに温泉?
ハリガネ君
ベンメリアに一緒に行った8人のうちのひとりにものすごい髪質の男がいました。
彼はハリガネ君といって、針金のような髪質の男。
別にそこまで仲良くなった感じはなかったのですが
一緒に行きましょうよ!
と誘われて温泉に行くことになったのです。
この日の予定は深夜発の便でバンコクに戻るだけ。
それ以外全く用事のない私は、そんなに仲良くない人から誘われた興味の無いことに参加するほどに暇だったのであります。
え?私がチャリこぐんですか?
その温泉は夕方にオープンするとの事で16時にハリガネ君と待ち合わせをしました。
とんでもない髪質の男・ハリガネ君はママチャリで登場。
よし!じゃあ行きましょう!じゃあ僕後ろに乗るんで
チャリこいでもらえます?
二人乗りで行きますよ〜!
よし!じゃあ行きますか!
チャリこいでもらえます?
私は理解出来ません。
なぜ彼を乗せて私がママチャリをこがなければならないのか?
誘ってきたのは彼。
そしていい筋肉してそうなのも彼!
体型的にも立場的にも私は自転車をこぐ必要はないと思います。
さあ!行きましょう!
こいでもらえます?
この日私は自分が人を乗せてママチャリをこぐことが意外にもうまいことを知りました。
カンボジア温泉の実態
1階はカフェバーのような飲食店になっていて、2階に浴場があります。
場所はハードロックカフェの近く。
Google maps では出てこないようなので、位置はハードロックカフェ。
夕方17時から1時間女子タイム
18時から男子タイムというふうになっています。
17時半ごろに到着したので、男子タイムに切り替わるのを待ちながらハリガネ頭と少し話をしました。
温泉でさっぱりした後チャリ乗ると気持ちいいっすよ~!
そのときはどうやって来たの?
何回言わすんですか~
この瞬間私は彼に温泉に誘われた理由が分かりました。
どうやらただの足がわりのようです。
「温泉でさっぱりした後チャリ乗ると気持ちいいっすよ~」
の発言にもかなり引っかかっています。
なぜなら温泉でさっぱりした後に、また人を乗せて自転車を漕げば汗をかくのは間違いないし、気持ちいいのは後ろの人間のみ。
そして温泉後にチャリを漕ぐのはおそらくまた私。
チャリこいで汗かく
▼
温泉でさっぱり
▼
チャリこいで汗かく
意味なくない⁉︎
私はハリガネ君にこれでは意味が無いと物申しました。
チャリこぐだけで汗かくわけないじゃないですか!
おそらく彼の心はハリガネで補強されてるだけのまだ未完成の状態。
気配り、思いやりなどの心のセッティングやチューニングがなされぬまま出荷された未完成品だということが分かりました。
そしてその後温泉に入ったのですが、余りにも普通すぎて特別書くことなどありません。
お金を払って普通にロッカーの鍵とタオルもらって、中は普通の大衆浴場です。
『まあカンボジアにしては結構綺麗だな!』
くらいですかね。
強いていうならば
と言いたくなるほど、股を全開にするハリガネ君に驚いたくらいです。
温泉で汗を流したあとは,また二人乗りの『こぎ』担当をやらさられて、温泉に行く前よりも汗だくで、帰るのでした。
バンコクまでの深夜バス
帰りはかなりスムーズだった
バンコクからシェムリアップまでの陸路移動でかなり大変な思いをしたわりには
帰りはかなりスムーズで快適でした。
帰りに使ったバスは、日本人宿ヤマトで予約してもらった寝台大型バスです。
- 寝台
- エアコン効いてる
- バンより揺れが少ない
- ぼったくられる心配無し
- 速い
これ以上ないくらい快適なバスでした。
隣のやつが激ウザい大学生バックパッカーだったことを除いて。
ゲジ眉を思い出すウザさ
彼の名はゲジオ(21)
ひとこといいっすか?
マレーシアで知り合い、共にカオサンロードに行ったゲジ眉カナディアンとの共通点が多い男。
ゲジ眉とゲジオの共通点はこちら。
- 眉毛がゲジゲジしている
- 息がくさい
- どちらも私がカオサンに向かうところで知り合う
- やたらと口出ししてくる
- 旅行歴が死ぬほど浅いビビリ
眉毛がゲジゲジしている
ご覧の通り。
彼に出会い『眉毛が個性的な男はウザい奴が多い説』立証されました。
息が臭い
うんこでも食べたのかな?
どちらも私がカオサンに向かうところで知り合う
なぜか私がカオサンロードに向かう道中ではこういうタイプの人間によく会うのであります。
バックパッカーの聖地であり入門編でもあるカオサンロードならでは。
やたらと口出ししてくる
これはひどいですよ。
そのあと…
恥ずかしい人だなあと思って
“カオサン↑”ですよ?
笑われちゃいますよ?うふふふ!
シンさん、旅をなめてません?
見た感じ、腰巻セーフティーポーチしてないみたいですけど、簡単にお金盗まれますよ?
旅なめてません?
えぇ!?Nat2知らないんですか!?
いやちょっと信じらんないっすね…僕が一緒に行ってあげましょうか?
※Nat2-日本人がたまってる宿
自分がネットで調べまくったことや、誰かに聞いた話を100%信じ込み、やたらと指導してくるタイプのやつです。
旅行歴が死ぬほど浅いビビリだった
1週間いましたから
じゃあカンボジアからタイに陸路で行くのも初めてなんじゃないですか?
彼はシェムリアップ空港からバックパッカー旅行を始めた男。
地球の歩き方にピンクの付箋を貼りまくり、これから人生初の国境越えに臨むビビリであります。
彼の道具自慢と、やたらと多い先輩ヅラした口出しと、この7日に渡る壮絶だったらしいカンボジアでの冒険話がウザすぎたため、ちょっとしたイタズラを思いつきます。
国境に到着した瞬間に私はすぐに外に出てバスの後ろに隠れて、出入国は1人で行ってもらうことにしました。
教えてあげますよ!ちゃんと付いてきてくださいね!
とかマジでウザすぎたので1人になってもらいました
案の定私を見失い大パニックになるゲジオ。
私はその後ゲジオに見つからないように先に行き、先に手続きを終わらせて、先にバスに戻りました。
そしてだいぶ遅れて半泣きの彼が戻ってきました。
他の国にも行ったことあるし、カンボジアの前にはバンコクにだっていたんだよ
人の話を聞かずにごちゃごちゃ偉そうにうるせえから、バンコクに着いたらもう関わらないでくれる?
本当はもっと言ってやりたいところですが、ただゲジ眉に似ているというだけで八つ当たりしていたので、もうここらへんで辞めました。
スミコにトドメを刺されるゲジオ
シェムリアップ からのバスが到着したのはお昼頃。
到着した場所はカオサンロードの一本北側のランブトリーの入り口。
バスを降りてすぐの屋台で見覚えのある顔と声が。
この女はスミコ。
私がバンコクに到着して2日間だらけている時に私と同様にカオサンでだらけていた女であります。
しんどかった
暇なら飲もうよ
どうせ暇でしょ?
ビール買ってくるよ
まさか友達じゃないよね!?
引くわーヘッヘッヘ(笑)
いやバスが一緒だっただけだよ
すまぬゲジオ!
このスミコと言う女はバンコクイチ口の悪い日本人である!
その後私はスミコと夜まで飲んだくれました。
そして夜、カオサンロードをスミコとふたりで歩いていると、ゲジオが宿でできたであろう友達とパッタイの写真をしきりに撮っているところを目撃しました。
すごく酷い別れ方をしたため
よかった
と少しだけ安心しました。
嫌なことが多かったカンボジア。
そして嫌なヤツが多かったのもカンボジア。
最終日にもハリガネ君やゲジオみたいな日本人にまで悩まされました。
しかしそれもバックパッカー旅行のひとつに含めてしてしまえばただの美味しいネタであります。
イライラすることが多かったけど、楽しいバンコクに戻ってきてホッとしたからか、早くもカンボジア旅行を良かったものへと脳内変換したのでした。
あんなとこ行くのしょうもないやつだけでしょ?
カンボジア編おしまい
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