[2013年4月]
旅のプロ大葉さんにいろいろ教えてもらって準備を始めましたが、思わぬ壁が立ちはだかりました。
本来ならば5月にはスタートしたかったのに、結局私の旅が始まったのは7月まで遅れてしまったのです。
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https://oshinpoko.com/story-4-japan1/
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初めてのクレジットカード
当時私は『財布やバッグなどにこだわるヤツはダサい』という謎のこだわりがあり、財布もバッグも持っていませんでした。
持ち物は革ジャンのポケットに現金数万円とタバコ、ブラックデニムのケツにiPhoneだけというよく分からんロックンローラースタイルで風を切って歩いていました。
Ganzoという日本製のイケてる革ブランドがありまして、新宿伊勢丹になんとなく行った時に一目惚れしてついに大人の革財布を購入しました。
とても気に入っていて、実は何年も経ったこのブログを書いている今も大事に使っているのですが、一度無くしています。
財布を買って2ヶ月ほど経った時の話。
と言われてクレジットカードを作る事にしたのですが、20歳のときに150万の借金があったのと、所有していたMAZDAの車のローンが残っている事もあって銀行系での審査が通らず作る事が出来ませんでした。
そんな中なぜかマルイのカードだけはなんとか審査が通ってクレジットカードを作る事が出来たのです。
そして買って間もないお気に入りのGanzoの財布に出来立ての苦労して作ったカードを入れて新しい感覚を味わっていました。
不運と無知と生き様が災いする
そんなある日、セルフのガソリンスタンドで給油を行なっている最中に電話が鳴りました。
左手はガソリンのノズル、右手はiPhoneで電話という状態になったので、右手で持っていた財布をトランクの上に一旦置いたのです。
しかし給油前に〇千円分と現金で先払いしていたので、あろう事か電話を切り、フタを閉めるやいなや財布を取らずにそのまま走り出してしまいました。
まだ財布を持ち始めて間もない、いわば財布赤ちゃんだった私はまだ財布を持ち歩く癖がついていなかったのです。
なぜあの時現金ではなく、マルイカードで支払わなかったのか、今でも悔やみます。
さてこの事件の何が問題かというと、カードが届く時期とそれまで住んでいた部屋の更新の時期がほぼ同じだったのです。
もうすぐ日本を出るのにまた2年更新はアホですよね?
なのでカードが届いた数日後にはその家を退去していたのです。
その後は友人の家やアパホテルなんかに住んでいました。
しかも出国前という事で当然ながら仕事も辞めています。
そんな時に私は財布を落とし、出来立てのクレジットカードを紛失しています。
これからバックパッカーになるのだからカードを再発行するしかありません。
再発行ということは、再審査…。
今回の審査は前回と訳が違います。
仕事も辞めているし、住所もありません。
しかもカードを発行して約1カ月後の話。
ダメもとで電話したのですが、それが命取りでした。
初回申請時と明らかに情報が違うという事で、いくら状況を話しても私のこの熱いバックパッカー精神は受け入れてもらえず、再発行は却下されてしまったのであります。
まず届け先の住所が無いのですから。
その後SAISONグループ系のカードに九州の実家の住所でダメ元で申請してもやっぱりダメでした。
完全に情報が回り、噂のブラックリストとかいうやつになってしまったのです。
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Ganzoと現金 “は” 戻ってきた
完全に落ち込んでもう海外に行く夢を諦めていたその時後神奈川県警から電話がありました。
との事。
な、なにぃ~!!!
と脇目も振らず警察署に行くと一度車に踏まれたような跡がありましたが、中のカード類はほぼ無傷でその他現金なんかも全部入っていました!
助かった!!と大喜びしているのもつかの間。
またカード会社2社に電話してみると
うん、ずいぶん怪しいね!
はい!審査入りま~す!
無職?届け先の住所無し?
ダメで~す!!
といった感じで、アッサリ断られました。
はい、これで完全に海外進出諦めましたよ。
もし財布無くしてすぐカード会社に電話していなければ何もなかったんです…。
でも普通財布落としたらカード止めますよね?
結局なんとかなった
その後知り合いから、まだカビラがCMしていなかった楽天カードを教えてもらい、アッサリ作る事が出来ました。
しかもその後同じ人からデビットカードとクレジットカードの違いを教えてもらい、アッサリ違うカードも作れました。
こんな苦労するんなら最初からデビットでよかった。
これは出発2週間前6月の話。
えぇ、財布すら持っていない人間でしたから
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