バックパッカー旅行記 3ヶ国目のシンガポールについに到着。
生まれて初めてインド人と関わってみて
と誓った初日。
今回はマーライオンを見にいきます。
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マーライオンを見に行こう!
ほんこんと待ち合わせたはずが…
[24人部屋ホステル]
チェックイン時にほんこん(ホンコン出身34歳)に話しかけられ、19時に1階のバーで待ち合わせして、一緒にマーライオンを見に行く約束をしていました。
だってマーライオンのエリアって超デートスポットでキラキラしたお金持ち旅行者で溢れてるはずなんです。
なんでヒゲボーボーの汚いロン毛と汚い太り方をしたベロベロに酔ったおっさんのふたりで行かなきゃいけないんだ!
チェックイン後、荷物を整理してる間どういう断り方をしようか考えていると、1階のバーで酒を飲んでたはずのほんこんが2階の部屋に上がってきました。
彼は独り言を言っちゃう系男子で、歩きながらも常に何か言っています。
もひっもひっ!
っぱぁ〜
ちゃんむちゃんむ
もはや英語なのか母国語なのかも分かりません。
まだ時間は16時。
約束の19時まで3時間。
と思って私は一旦シャワーを浴びました。
戻ってくると、彼は尋常じゃない音量のいびきをかいて寝言を言いながら爆睡していました。
しゅぅぅぅ〜ふがっ!!
ごおおおおお!
がおお!!
ぷすぅ〜…ほぎぃっ!
うるさすぎる!
しかしこれは願ってもないチャンス!
今のうちに逃げようと髪ビシャビシャのまま外に出ることにしました。
ひとりで街歩き
Mapを見て
と判断した私はある程度ルートを調べてひとりで歩きだしました。
街はほとんど中国人系の人ばっかりで、あとはインド人と白人といった感じです。
何人か日本人も見ましたが旅行者ではなく仕事をしている人達でした。
大型ショッピングモールや高層ビル群の中を歩いていて私は思いました。
毎日履いている緑の短パンにヨレヨレTシャツ、そしてビーサン。
唯一のオシャレポイントは横浜駅のオシャレな店で買ったオシャレな帽子です。
しかし『ちっちゃいことは気にすんな』と誰かおっしゃっていたように、バックパッカーの私はそんなこと気にしません。
胸をはってビルの中を果敢に歩いていくのです(涼しいから)
ご対面!マーライオン!
全然がっかりしない
寄り道したりお饅頭みたいなものを食べてみたり、それなりにブラブラしながら1時間後、ついにマーライオン公園に着きました。
もうすでにちっちゃいほうのマーライオン君とはご対面済み!
時間はもう18時を過ぎていて暗くなっています。
そして公園を進んでいくと…
見えました!
マリーナベイサンズです!
でけ~!
田舎もん丸出しのリアクションです。
そしてお目当ての世界三大ガッカリで有名なマーライオンが見えてきました!
ガッカリさせてくれ!
そうです。
写真や映像で見たマーライオンのイメージよりもはるかに大きい!と私は思いました。
そしてすぐ近くまで行ってみます。
そうなんです。
めっちゃ水吐いてるんです!
生で見たことがない人は
とイメージしているかもしれません。
しかし!本物は違うぞ!
ドバァーッ!と水が出てます!
と大興奮の私。
しかしひとりで来ているので大騒ぎするわけにはいきません。
心の中で
て感じです。
大きなショックを受ける
マーライオンを見てガッカリどころか、感動に近いくらいの私は長い時間マーライオン周辺にいました。
すると横から日本語が聞こえてきます。
おそらく20代半ば、私と同じくらいの年齢の日本人女性旅行者3人が1人~2人ずつでマーライオンをバックに写真を撮っておられます。
と私が思った瞬間
とその中のひとりが言いました。
と私はうろたえましたが心を落ち着かせます。
誰に頼もうか~
この私落ち着きません!
なぜなら3人と私との距離が近すぎて遠回しに
写真お願いしよっか?
てか一緒に撮っちゃおうよ!
ついでにLINE交換したいな
きゃ~♡
と遠回しに言っているようにしか聞こえないのです!
なんせ距離が近い!
見ていたわけではありません。
むしろその場から離れようとしたそのとき、ついにその中のひとりと目が合ってしまいました。
いや見つめられていたように私は感じたのであります!
これはもうほぼ頼まれてるよね?
空気を読んだつもりで
と言ってしまったのが大失敗…
え?日本人⁉︎え?
だ…だ…大丈夫ですぅ~!
と変態扱いされたような感じ!
お恥ずかしい!
なんで私はいつもこうなんだ!
何も言わなきゃよかった。
ショックです。
ショックですよ!
私は甲子園をかけた県予選決勝で敗北した3年生エースのように肩を落とし、ゆっくりとその場を去ろうとしました。
しかしその中のひとり(違う子)が後から私を追ってきました。
と満面の笑みで言ってきました。
私は彼女のことは忘れません。
3人の中では全然タイプではありませんでしたが、間違いなく彼女が1番好きです。
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夜のリトルインディア
初インド料理
マーライオン公園でショックを受けてもう歩けないほどのダメージを負ってしまったので電車で帰りました。
またカレー臭のドぎついリトルインディアに戻ってきます。
カレー臭がしているので
と思いほんこんを探しに部屋に行きました。
すると私が外出する前と同じ音量のいびきを書きながら寝ていたのでまた一人で行くことにしました。
「さてどこで食べようかな?」と探す暇を与えてくれないスピードでインド親父に呼び込まれ、インド料理屋に入ることになってしまいました。
これは紛れもなく日本での生活も含めて人生初のインド料理です。
はじめて見るインド人によるインド料理屋は独特の雰囲気で、若干緊張します。
しかしマーライオンで大きくショックを受けたにもかかわらず奇跡的に生還し強くなっている私は、こんな異文化環境にいるくらいではビクともしません。
頼んだものはドーサという食べ物です。
デカいパリパリのライスペーパーでカレー味のジャガイモライスを包んだような謎の食べ物。
3種のソースにディップして食べます。
完全に皿からはみ出しまくる食べ物です。
本当は無難にチキンカレーとかが良かったのですが店員のおっさんのゴリ推しなので仕方ありません。
そして届いたので食べてみました。
不味くない!
一応完食してお店を出ましたが、次はカレーにしようと誓いました。
モテモテ
前日はマニラで恐ろしい体験をして空港の床で睡眠。
そして今日シンガポールに移動してきて初日が終わりました。
流石に疲労困憊のためまだ21時すぎですが寝ようとホステルに戻りました。
すると寝ていたはずのほんこんが復活していて、しかも1階のバーでまた酒を飲んでいるじゃありませんか!
しかも3人の女子に囲まれて!
シンガポールではほんこんタイプの男がモテるのかな?
と思いながら眠りにつきました。
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