台湾2日目。
フィリピンで知り合ったヒゲダンディと嫁子に再会して台湾のレストランで食事をしました。
まだその日泊まる場所も決まっていない状態です。
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宿の予約
相変わらず台湾人は優しい
朝から大忙しでしたが夫婦と別れたあとは燃え尽きてしまい、しばらくボーっとしていました。
出国して2ヶ月目ですがいまだにひとりで宿探しというものを経験していません。
この大都会台北市でテレビやネットで見た「一軒一軒宿をあたっていく作戦」は危険と判断しました。(ほんとはそれっぽいことをやりたい派)
この20kgの荷物を背負ってどこにあるかも分からない安宿を探し回るのは時間と体力の無駄使いです。
しかも地球の歩き方のようなガイドブック的なものも持っていません。
ということWi-Fiを探しにカフェに入ることにしました。
アイスコーヒーが飲める台湾
当然ですが、台湾はアジアの中でも比較的豊かな国です。
なんと氷があるのでアイスコーヒーが飲めます。
台湾中南部ではコーヒー豆を生産しているので味もうまいです。
しかもカフェに扉があり締め切られた状態でエアコンがかかっています。
日本では普通でしょう。
しかし他のアジアの国でこのクオリティを求めると日本より高くなります。
アジアの普通は日陰で扇風機です。
めちゃめちゃ混んでるカフェに入ってしまって席がひとつもありません。
iPhoneの充電もしたいし、電源があるイケてる席を見つけたのですが、もうすでに坂上忍似のスーツのおっちゃんがPCを広げて陣取っています。
たいへん顔が怖いです。
違うカフェを探そうにも私はアホなので
しょうがないので坂上さんのうしろのほうで荷物を下ろしてとりあえず立ったコーヒーを飲みます。
するとすぐに坂上さんが私に気づいて
とかなり中国語っぽい英語で相席していいよ!
と声をかけてくれたのです。
しかもコンセントをひとつ空けてくれるという優しさ!
顔が怖いのでまさかそんなことをしてくれるなんて思いもしませんでした。
やさがみ忍だったとは!
Wi-Fiもサクサクだったのでカフェに来た目的である宿の予約も無事終わりました。
この日2度目の激迷い
わんぱくボーイズ
「台北 宿 安い」とかで調べて出てきた日本人宿を予約。
中山駅という地下鉄の駅からすぐ近くなので何も難しいことはありませんでしたが、さすがのこの私。
近くにいることは分かるのですがなかなか辿り着けません。
役に立たないとは分かっていますが、再び聞き込み作戦開始です。
笑顔で挨拶してくれた鮮魚店の親父に住所を見せながら聞いてみます。
すると
となんか知ってるっぽい表情。
そのタイミングでその親父の息子らしき少年(小2くらい)が友達5人を連れて帰宅してきました。
わんぱくなキッズでは私に群がりめちゃめちゃ台湾語で話しかけてきます。
私が外国人だということに早く気付け!
日本では
といわれてもおかしくない雰囲気の私ですが、海外では子供に気に入られることがあります。
親父がわんぱくボーイズに託し、なぜかボーイズに案内してもらうことになりました。
こんな状況です。
こっそり逃げました。
男らしい女
結局タクシーに乗ることにしたのですが、近くまで来ると「このへんだから!」と降ろされてしまいました。
宿の名前だけを頼りにまわりの人たちに聞きまくりましたが、誰も知りません。
聞き込みもだいぶ飽きてきて、なんとなく歩いてるだけになってきたその時。
前方から日本人らしき顔面をしたノーメイクの女性が歩いてきました。
すれ違うときに2秒ほど目が会いました。
分かりますか?こういう時の2秒がめちゃめちゃ長いことを。
と思って歩みを止め振り返ると
と思うくらいあちらもまったく同じタイミングで振り返りました。
そしてまったく同じタイミングで「日本の人ですか?」とハモってしまい少々お恥ずかしい感じに。
話を聞いてみると、なんと私が予約している所と同じ宿を予約しているらしく、しかもかなり長いことこのへんをうろうろ探しまわっているとのこと。
彼女はセックスピストルズが好きなパンク女子なのでナンシーと呼びましょう。
そこからはふたりがかりで宿を探しましたがやっぱり目ぼしい場所に行っても看板すらありません。
無口なナンシーはどうやら私に託したようであまり宿探しに対して積極的ではありません。
そして私はついに電話作戦に出ます。
小さな歯医者のようなところに入ってみました。(クーラーが効いてそうだから)
「この宿を探しているんですけど見つからんので電話してもらえませんか?」
と宿のHPのスクリーンショットを見せるとすぐに電話してくれたのです。
知ってる知ってる!待っとけ!
そして5分後(歯医者のクーラーでだいぶ涼んだころ)宿のおばちゃんが迎えに来てくれました。
宿はすぐ近くにあったのですがポストに小さく宿名が書いてあるだけだったのでわかるわけがありません。
とにかく無事チェックインできたので一安心であります。
ナンシーと意気投合
チェックインが終わり私はすぐさまシャワーを浴びました。
そしてスッキリしてお部屋に戻る途中の廊下で先ほどの無口女・ナンシーと遭遇。
せっかくなので飲み物を買って少し話しました。
私は日本では料理人だった過去があり、その後は本気で音楽をやっていたのですが、なんとナンシーは今現在料理人でありバンドマンなんだそうです。
しかもベースをやっているという私とキャラが丸かぶりしている女でした。
主に音楽の話で盛り上がり仲良くなりましたが、まだこの時は気づいていませんでした。
関西人である彼女の笑いへの厳しさに。
そして女子ひとり笑わせることができない私の才能の無さに…。
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