私は24歳くらいからずっと髪を伸ばしていてカナダにいるこの時は27歳。
かなりの長さであります。
まだアジアを旅行していた時は若干のオシャレ感がありましたが、次第に髪型など気にしなくなり、ついに大変なことになってしまったのであります。
海外にいる日本人男性でロン毛にしている人は結構いて、私もその1人。
おそらく日本でロン毛だとろくな扱いを受けないので『海外にいるときくらいは！』という気持ちでしょう。
今回はそんなもじゃもじゃした話と少し下品な話です。
前回▼
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CONTENTS
なんか美味しくないと思ったら髪
私は『Queen×Bathurst』のあたりに住んでいます。
ここは中華街のある『Spadinaストリート』に近く、私はよく中華街へ食事や買い物に行っていました。
トロントの中華街には『全然不味くはないけど特筆するほどの味ではない日系ラーメン店・味千ラーメン』が進出しておりまして、私はかなりの回数お世話になっていたのです。
しかしある日の仕事前、いつものようにラーメンを食べていると私の髪が完全に『スープにIN』しているではありませんか。
しかも麺と一緒に食べています。
味千ラーメンは豚骨ラーメンです。
自分が食べているとき以外はとにかくクサいのです。
スープが私の髪という麺に絡んで、そのまま乾いてしまった状態はまるで地獄。
シャワーを浴びるまでそのラーメン臭から離れることできないのであります。
『ラーメンを食べるとくさくなる』
これは髪を切ろうと思った大きな理由のひとつであります。
女じゃねえよ
私がまだ今の家に住む前に泊まっていた宿で知り合ったフランス人がいまして、バーベキューパーティーと称してその彼の家に招かれたことがありました。
私は毎日夜遅くまで働いていて、朝6時くらいに眠りにつくという昼夜逆転の生活を送っていましたが、そんなことは気にしないフランス人。
と、まったく私の生活を気にすることなく催されるようです。
かなりの疲労と睡眠不足で臨んだバーベキューですが、案の定私は酒を飲みました。
と水を得た魚のように飲むわけです。
その姿はまるで
『たまに外でドッジボールをさせてもらえる囚人』
『待ちに待った飼い主の帰りに大興奮する犬』
とにかくその時間を楽しみたいのです。
そして肉や野菜を食べる前にワインをたくさん飲んでしまって午前中の時点でしっかりと潰れてしまうのです！
と突っ込みたくなるくらい潰れました。
というよりはバーベキューに参加できずに爆睡したという方が正しいでしょう。
そして一切肉を食べることなく起きたのは14時。
『労働でボロボロの体×睡眠不足×お酒弱い』のコラボで体調は最悪であります。
私を誘ってくれたフランス人の友達は出かけていて、まわりには全く知らない人達で溢れかえっていました。
と何をしにきたのか全く分かりませんが、次の日からまた地獄の労働が待っているので帰ることにしました。
バスに乗り帰宅。
乗車したまでは良かったのですが、その揺れで私は急激に『もよおした』のです。
再ブレイクと言いましょうか、私の『肉野菜無しチャプチャプ胃袋』がリバイバルしようとしているのであります。
なんとか私は最寄りのバス停で降りることができたのですが、200m先にある自宅まで辿り着けませんでした。
表現が不適切でたいへん申し訳ないのですが、ゲロを吐いてしまったのであります。
季節は既に6月ということでトロントにも夏が来ようとしています。
雪は溶けてなくなり、日中はTシャツで外に出ても問題ないくらい暖かくなってきています。
そして街には人も溢れかえっており、私は人々の白い目を気にしながら半泣きでしばらくそこでうずくまってしまいました。
するとそこへ2メートルのでかいカナディアンが話しかけてきたのです。
誰かが助けにきているのは分かるのですが、喉が胃酸でやられて喋れたもんじゃありません。
ただちょっとおかしいのがこの男、私の体をやたらと触ってきます。
と酔いながらも身の危険を感じましたが、それは私の思い違い。
どうやら私のこのロン毛を女性と勘違いしていたらしく、終いには私のケツなどを撫でてくるのです。
吐いたあとの私の『枯れた低い声』と『大和魂丸出しの顔面』『嘔吐物まみれのボサボサ髪』に気づくやいなや、その男は驚きを隠せないような顔をして少し震えながら小走りで去っていきました。
この瞬間私は髪を切ろうと強く思ったのです。
そしてその後、帰宅して水を飲んで休んでいると、私の髪の毛に嘔吐物が大量に付着していることに気付き、改めて髪を切りたいと思った次第であります。
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あれ？浸かってるね
私は14:30から深夜までほぼ毎日働いています。
起きるのは毎日昼の12時すぎ。
ある日の昼ごろ、私は起床しトイレにしゃがみこみました。
そこで私は目を疑います。
なんと私の髪の毛がちょっと水に浸かっているのです。
幸運(こーうん)にもまだ『うんこ』を産み出す前で、髪にうんが付くことは避けられました。
しかしこれはあわや大惨事。
九死に一生を得たといっても過言ではないでしょう。
これを体験した日、私は髪を切ることを決断したのです。
ロン毛は不潔感があってモテない
結論はコレでしょう。
ロン毛の私がいうのも非常に恐縮でありますが、ロン毛の人を見ると「うわ〜クサそう」と思います。
つまり私もそう思われているに違いありません！
現に髪を豚骨スープに浸してみたり、嘔吐物にまみれたり、トイレの中に浸してみたりと非常に汚い話ばかりなのであります。
というわけで次回髪を切ります。
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