フィリピンで語学留学をしているけど、遊んでばっかりで全然英語の勉強できてないなぁ…
そう考え始めた時に素晴らしいお誘いが来ました。
みんなでHundred Islandsに行こう!
完全に遊ぶ気です。
もはや学校に在籍している意識はありません。
前回▼
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Hundred Islands
フィリピンと言えば
- セブ島
- ボラカイ島
- ボホール島
- パラワン島
などの島が有名です。
100個島あんのかな?
▼場所はこのへん▼
誤差あるやろ?
怪しいおじさんに聞いてみたのですが
らしいです。
多い方の誤差かい
男女10人で1泊2日の小旅行
メンバー
こういう大掛かりな遊びをする時にお隣の国の方々がいると必ず問題が起きる
という全員一致の判断により、今回も日本人のみで遊ぶことになりました。
メンバーはいつもの
メガネ君

ドンキ君

痩せ子ちゃん

世界ちゃん

とその他の愉快な仲間たちです。
その他のメンバーもみんな個性的です。
地獄の3時間
まだ暗い時間の早朝に学校に集合。
バギオからは約3時間で現場に到着します。
そんなに長距離ではないのですが、ここはフィリピン。
でかいバンにギュウギュウ詰めで10人乗ります。
その状態でガッタガタの山道を時速80kmくらいでガンガン飛ばすので、ほんとに死ぬかと思いました。
これはフィリピンだけではないのですが、海外の特に後進国の運転手はなぜか飛ばします。そして音楽を最大音量でかけることを美徳とし、クラクションは壊れても鳴らし続けます。
私は日本人なので理解はできませんが、何かしらのこだわりがあるのでしょう。
『スピードを出す』
『爆音クラクション』
まさに今や滅びかけている日本の暴走族です。
つまり運転手はヤンキーです。
逆を言えば暴走族はそういう国民性を持った国の民と同じ思考回路と言えます。
しかしそういう人間に1番近いであろう男・ギャル男のドンキ君は始終ビビっています。
意味不明な英語で暴走運転手に訴えかけていました。
そんな彼が遅刻して出発が20分遅れましたがなんとか到着。
誰一人として運転手に感謝の旨を伝える者はいませんでした。

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Hundred Islandsの実態
この観光地が有名じゃない理由は暑さとダサさ
近くのマックで朝昼兼用ご飯を皆で食べ、泊まる予定のコテージに向かいます。
荷物を降ろしてすぐに海に行く準備。ハンドレッドアイランドツアーに行きます。
天気は雲ひとつない快晴。
と言っていたのは無敵女・痩せ子ちゃんとアホのドンキ君のみ。
フィリピンでかんかん照りはやっぱり暑い。
基本的にいつも涼しい山間部にあるバギオで生活していた我々は、ひさびさに山を下りてここがフィリピンだったということを再確認するのです。
海に行ってまず溺れないように救命胴衣の着用を命じられるのですが、そのダサさに皆動揺を隠せずにいました。
そのダサさはまるで原宿のファッションリーダーとも言えましょうか、ごく一部の人にしか伝わらないメッセージを秘めたアートのようにも感じます。
そんな中私はとにかく暑さの限界でした。
海だというのにメガネをかけているメガネ君と一緒に一旦海に飛び込んでみました。
そこで我々は衝撃を受けたのです。
そう、あまりの天気の良さで浅瀬はお風呂ばりの温度になっていたのです。
しかし海は海。
いくらぬるくても、いくらダサい救命具でもテンション上がります。
そしてついにデカいモーターボートに乗ってツアーが始まりました。
3時間のHundred Islandツアー
屋根付きのボートで席は日陰になりだいぶ涼しいです。
こちらもまたかなりのスピードを出していますが、車の時ほどの危険性は感じることはなく、とても気持ちいいクルージングになりました。
出発してすぐに小さな島々がたくさん見えます。
運転手が言うには
らしいのですが
といった感じでしょうか。
あまり興味も持たず、ぼけーっとボートから景色を見ていると変な形の島を発見しました。
キノコ型です。
水面の部分だけ異常にえぐれている島がありました。

と一同が騒ぐ中、ある異変に私は気付きました。
これはもうパニックです。
痩せ子ちゃんがいません!
そして!
もうひとりが誰かが分からないのです!
海に落ちたのか?
さっきのキノコ島で一瞬止まった時に2人がボートを降りて、置いていかれたのか?
そしてもうひとりってマジで誰だっけ?
と周りと話していると屋根の上から
しつこいくらいメガネをかけているメガネ君が顔を出して来ました。
なんだそこにいたのか!
そんなとこにいると危ないよ!
というよりも
スッキリ~
といった感じでした。
時間の大半はビーチ
結局は島々の中で1番大きなビーチのある島に行って、ビーチっぽいことをするツアーでした。
ぬるすぎてもはや風呂です。
運転手が島が全部違うと言っていたのは
- さっきのキノコ島
- 小さいのになぜか滝がある島
- コウモリが大量に住んでいる島
- へんな植物がいっぱいある島
- 幻想的な洞穴がある島
など、その島その島で違った顔を持った島が存在するという意味でした。
とドンキ君がくだらないことを言っていましたが、私は
と本気で思いました。
コテージに泊まり最高の夜を過ごす
バーベキューでメガネやらかす
島巡りツアーが終わり夕方。
これからバーベキューが始まります。
ぎゅうぎゅう詰めのバンに乗ってバギオから来ましたが、到着前の小さな町で夜のバーベキュー用の食材やお酒などを大量に買っていました。
しかしコテージに着いた時にメガネ君が牛肉の袋を冷蔵庫に入れておくのを忘れていたらしく、この猛暑で完全に腐ってしまったのです。
運良くチキンや豚肉、海鮮などは冷蔵庫に入っていたので10人分の食料は確保できていたし、別に誰も怒っていません。
しかしメガネ君は
とさっきまで屋根の上ではしゃいでいたのがウソみたいにへこんでしまいました。
酒を飲むとそんな事も忘れ大はしゃぎしていたメガネ君ですが、どんなに酔っててもその肉の話をするとシュンとしてしまうのでなるべく言うようにしました。
人生の中で1番綺麗な星空を見た
おそらく誰しもが経験があると思いますが、酔うと発言が本能的になり、青春っぽい恥ずかしいことを言っちゃったりしませんか?
私はたまにあります。
そして毎度反省します。
バーベキューをしてみんなで部屋に戻り、トランプだったりウノだったりまた恋バナだったりとよくあるような感じでとても楽しい時間を過ごしました。
その後数人はバテて寝たり酔って潰れたりして気付けばもう夜中の2時。
残っていたのは私と世界ちゃんと痩せ子ちゃんの3人。
外に行ってみようという話になって、外に出た瞬間とんでもない景色を見ました。
コテージの場所は街頭一つない村だったので、星がめちゃくちゃ綺麗に見えました。
これはすごいと道路の真ん中で3人仰向けになります。
感動です。
星が綺麗すぎて感動なんです。
なのでお恥ずかしいことを言っちゃうのもしょうがないのです。
でもこんな綺麗な星空を見れて
今フィリピンにきて良かったな~って思ってるよ
フィリピンに来たこと後悔してたけど今はみんなに会えて良かったと思ってるし
恥ずかしくないの?
そのくらい綺麗な星空でした。
その後は酔いもまわり、さすがに眠いので3人ともコテージに戻り眠りにつきました。
次の日はみんなぐったりで、あの暴走車の中でもあまり騒ぐことはありませんでした。
しかし無限スタミナの持ち主痩せ子ちゃんは酒をいくら飲んでも全く酔わないという異常体質。
私と世界ちゃんの恥ずかしい青春発言をしっかりと記憶し、その後の学校生活でしっかりと私達2人をいじり倒し、このブログのネタを提供してくれるのでした。
そしてメガネが調子に乗り始めたら腐った肉の話をみんながするようになるきっかけになった旅行でもありました。
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