西オーストラリア州のバンバリーに住み始めて1ヵ月が経ちました。
ミートファクトリーでの仕事が決まり日々地獄の様な労働を繰り返しておりますが、宿へ帰るとそこには仲の良いメンバーがいるので癒しでしかありません。
その中でも特に仲が良かったあの人の話です。
前回▼
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CONTENTS
メタルちゃんと酒
私が住処としている宿はワンダーインというバックパッカーホステルです。
宿泊者全員が友達なのではないか？と思うほどに仲が良かったです。
▼仲が良かった6名
これまでの話でよく登場している彼らですが、その中でも時に仲が良かったのは
自称お上品な京都の女・メタルちゃんです。
私がワンダーインにチェックインしたその日に話しかけられて、気づけばほぼ毎日乾杯する仲になりました。
どのくらい仲が良いのかと言いますと、昼間からウィスキーのボトルを用意してキャップをグラス替わりとして交互に飲み続けながらお話するほど。
夕方には私が先に潰れ，夜起きたら同じ場所に再集合して再開するほどであります。
私がお昼寝している間も彼女は誰かと飲んでいます。
そうメタルちゃんは常識では考えられないくらい酒を飲むのです。
私も飲酒は嫌いではないのですが彼女と私とでは酒の強さが全然違うのであります。
彼女の酔い方は私のような普通体質の人間とは大きく事なり、後にも先にもここまでの異常体質の人間は見た事がありません。
本人から特別に許可を頂いたので、全て忠実に彼女が引き起こした数々の伝説の話を紹介します。
クラブへ
そんなある日、いつものようにワンダーインでは宿泊者がお酒を飲んだり語り合ったりで緩く盛り上がっています。
私はミートファクトリーの仕事の時間が早いのでいつもなら22時くらいには部屋に戻って寝るのですが、この日は金曜日という事もあり遅くまで起きていました。
[23:00]
小さな町バンバリーにもちゃんとクラブがあります。
暴れまくり踊り散らかし系・パリピクラブが苦手な僧侶のような私はあまり乗り気ではありませんがみんなが行くのでついていきました。
時期は3月。
オーストラリアの西海岸は夏の終わりですがまだまだあったかいので多くの人がバンバリー中から集まってきています。
へっぴり腰でダサすぎるダンスを披露するわけにもいかないので、だらだらしている人がたまってそうな場所でそこらへんの知らん人と普通に飲み会をする私。
私はクラブの端っこの方でだらだらしていましたが，メタルちゃん他ワンダーインのメンバーはDJブースの前で大いに盛り上がっているようです。
[1:00]
そしてなかなか酔っ払った私は忍者と化します。
要はこっそり帰るの術を使い、一緒に来た人達にバレないようにクラブを出てひとりで帰宅を試みたのですが
あの女の目はクラブの光輝くフラッシュライトをかいくぐり，こっそり帰る私の姿をとらえたのです！
こういう日はこっそり帰ってお茶でも飲んで寝るのが一番良い
どこいくん？
あわあわ
メタルちゃんじゃないですか
いや、帰ろうと思って…
じゃあ…宿で飲もうや…
んんんんん!?
あれ!?
この顔は第3形態じゃありませんか⁉︎
[メタルちゃん第３形態]ほろ酔い(▼図緑)までの彼女はなんともお美しい日本人女性であります。
しかしある一定の飲酒量を超えると，急に悪魔のような目になり人間とは思えぬ行動を繰り返す第３形態へと変貌するのです。
また超能力のようなものも度々確認されており，周りの者としては非常に危険な状態であります。
第1形態▶︎第2形態▶︎第3形態▶︎第4形態
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メタルへの情熱
もちろん本名ではありませんが彼女の名前・メタルちゃんの由来はそのまま、彼女はメタル音楽が好きなのでそう呼んでいます。
私はその昔恥ずかしながらロックバンドを本気でやっていた時期があったので、そういうロックっぽいものやバンドっぽいものの話を彼女とするのですが、知識のすれ違いが甚だしくて全く話し合いになりません。
同じロックでも無数にジャンルはあると思うのですが、ギターベースドラムという楽器が同じだけでメタルだけは全く違うところに存在しているのではないか？と彼女と話していて思いました。
私はビールとワインが好きなんですが、この時期はカンパリという激ニガのお酒に氷を入れてそのまま飲む事にハマっていたので、コップに注ぎメタルちゃんに差し出しました。
乾杯！
にっげ〜
うめぇ〜
ジュースやん
ごくっ！
ごくっ！
ごくっ！
ふぅ〜
25度くらいありますぞ！
また注いでるし！
この日はクラブ帰りという事もあり、まだ脳内で音楽がガンガン鳴っているので自然と音楽の話になりました。
何それ？
私が好きな音楽とジャンルが違いますし…
バキッ！！
なんと彼女が好きなメタルバンドを私が知らないというだけでぶん殴られています！
ちょっとちょっと！
落ち着いて！
恐ろしい！
恐ろしすぎます！
落ち着いて人を殴っています！
うん！
知ってる知ってる！
良いよねソナタアークティカ！
バキッ！！
りふじん！！
こっちがなんでやねん！
もはや何を言っても殴られます！
2発殴られた私は身の危険を感じ寝る事を告げて彼女から逃げたのでした。
記憶はどこへ
昨日楽しかったな
メタルちゃん結構酔ってたね
覚えていらっしゃらない⁉︎
前夜の事を説明した所、クラブにみんなで行ったところまでしか記憶にないそうです。
▼メタルちゃんの基本的な習性
酒が強いから飲みまくる
▼
突然めちゃくちゃに酔う
▼
次の日覚えていない
アレ私やないねん
そんなものが言い訳になるとでも思っているのでしょうか？
これを週5くらいで繰り返すメタルちゃんは実は他にも数々の伝説を残しています。
続く…
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