シドニーのワーホリをスタートして早くも3ヶ月目。
タイ・ラオス編でできた私の彼女シズちゃんも私に1ヶ月遅れでシドニーに到着し、クソハウスではありますが共に暮らす事ができています。
お互い学校や仕事があり忙しい毎日ではありますが、休みを合わせてブルーマウンテンに行ってみたりと生活はなかなか充実しています。
そして今回は例のクソハウスを見直します。
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CONTENTS
かぶれハウスの住人
【旅行記153】で不本意ながらも住む事になってしまった、海外かぶれが激しい女が運営するシェアハウス通称『かぶれハウス』
▼かぶれ女
こっちじゃ普通よ
オーナーのかぶれさんはかぶれているだけで実際はまともな人でしたが、問題は住人であります。
かぶれさんは別の場所に住んでいるため、このシェアハウス内には我々2人(私とシズちゃん)と4人の女性、合計6名が住んでいます。
その4人のうちの2人からはなぜか我々が入居する前から異常なまでに敵対されていました。
▼その2人
▼2人に敵対されていた話
結局▲の2人とは1度もまともに話す事はありませんでしたが、残りの2人はまあまあ大丈夫な人達だったのでなんとか大きなストレスを感じる事なく生活ができたのであります。
もちろんまともではありませんでしたが…。
シン君とシズちゃん今日もマジお似合いなんですけど!
かーわーいー!!
彼女ははまちゃん。
我々とともににかぶれハウスに住む住人であります。
異常なまでにテンションが高い、かなりヤバい女です。
アタシの彼氏さ2mくらいの黒人なんだけどぉ〜!!
ちんちんマジでっかくてさぁ〜!!
あんなんじゃ入っ…
あのーちょっと静かに
してもらっていいですか?
静かにしてください
でないとみなさん頭カチ割りますよ?
この見た目と発言のギャップがすごい女はよよぎちゃんと言う名前で,かぶれハウス内では一番まともに会話が出来る人です。
しかし何の本を読んでいるのか,何に影響されたのかは知りませんが,少々危ない雰囲気をかもし出しておられます。
よよぎちゃん
かーわーいー!
アゴの骨を粉々に砕きます
ケツアゴになっちゃうんですけど!
困るんですけど!
よよぎちゃんのホクロ触ってもいい!?
アゴを粉々にしてやるから座れ
前言撤回です。
この家やっぱストレス感じます。
なぜ私は嫌われていたのか?
はまちゃんとよよぎちゃん。
かなり個性が強い2人ですが、カピバラ&カマキリと比べるとかなりまともです。
かぶれハウスに住み始めて数日もすると普通にしゃべるようになります。
そこで私は「なぜカピバラ&カマキリにあんなに嫌われていたのか」を聞いてみました。
ちょっと聞きたい事あるんだけど…
ちょっと何ぃ!?
何なのぉ〜!?
ケツアゴになっちゃうんですけど!
困るんですけど!
ぐふふふ!
まともに会話ができない人だとは分かっていましたが、彼女はこのシェアハウス内では唯一中立的な立場にいるともいえます。
あの時さ、カピバラさんとカマキリさんから…
カピちゃ〜ん!
カマちゃ〜ん!
シン君が話あるって〜!
呼ぶなって!
それは空気読めなすぎ!
人を選ばず同じテンションで同じ態度を取れる、ある意味無敵とも言えるはまちゃんでしたが、¥相談相手としては適していなかったようです。
結局はまちゃんからは有力な情報を聞き出す事ができませんでした。
一方シズちゃん(酒好き)は意外にも2人でパブに飲みに行くほどよよぎちゃん(酒好き)と仲良くなっていた様子。
そのときに「なぜカピバラ&カマキリにあんなに嫌われていたのか」を聞いてくれたようで、ついにその理由が判明したのであります。
イェ〜
ゴクゴクゴクゴクっ!
ぷは〜うんみゃ〜
なんで私とシン君はカピバラさんとカマキリさんに嫌われてるの?
よよぎちゃんはかぶれハウス長いからなんか知ってんじゃない?
でも正直くだらなすぎてお話しするほどでもないのですが…
お二人のお部屋の前にお二人専用の『バスルーム』がありますよね?
実は…
▼かぶれハウスの間取りはこんな感じ
私とシズちゃんが住んでいるカップルルーム(▲図緑)には、我々が現れるまでここ何ヶ月も誰も住んでいなかったようです。
我々の部屋の前にあるのは『カップルルームに住む人専用のバスルーム』であり、4人部屋に住む人達は原則使えないというルールであります。
しかしずっとカップルルームには人がいなかったので2つのバスルームを4人でシェアしていたらしいのです。
ところがいきなり我々が登場したことにより、専用のバスルームを使うことができなくなってしまったので4人で1つのバスルームをシェアしなければいけなくなりました。
それで腹を立てたのがカピバラとカマキリだったのであります。
そんなことだったの?
本当にそれだけです
くだらないですよね
実際少しは不便にはなりましたけど
もともとからそういうふうに決まってるシェアハウスなんだから認めるべきです
お二人の部屋のほうが家賃も高いんだし
なのであれ以来カピバラさんとカマキリさんに対してはあまりいい気がしていません
教えてくれてありがとう
ねえよよぎちゃん
私もシン君もほぼ家にいないし、全然みんなで使っていいんだよ?
ほ…本当ですか!?
朝は本当に順番待ちがすごくて…
特にはまちゃんさんの髪に時間かかってるらしくて…
た…助かります!
よよぎちゃん嬉しそう♡
顔赤くなってる
可愛い♡
後日シズちゃんからそのことを聞いた私は
勇気を出してカピバラ&カマキリに「バスルームを使っていいですよ」と言いに行くことにしました。
やはり同じハウス内に住むハウスメイトとして無言で気まずい状態は耐えられないのであります。
またこういうときはどちらかが歩み寄らなければ絶対に解決しないのです。
それに女性にとっての洗面所というものは非常に大事な空間だということに男の私にも理解があります。
そしてある日の夜。
『かぶれハウス』は大きなビルの7階なのですが、私が仕事から帰ってきたときにエレベーターを待っていたところ、なんとカピバラ&カマキリが同じタイミングで帰ってきたのであります!
私に気付いた2人は何やらコソコソ言いながらその場を離れようとしています。
しかし今しかないと判断した私は2人を呼び止め、バスルームの件を話して和解に努めたのです!
あの…
バスルームの件なんですけど
もし朝とか混んでたら我々の専用バスルームも全然使ってもらって構わないんで!
せっかく同じハウス内で生活してるんだから
6人…な…仲良くしませんか!?
ほ…ほら…
たまには一緒に食事したりとか!
なに?この人…
勇気を振り絞った私の提案も虚しく相変わらずの無視。
死ぬほど気まずい重い空気がエレベーター内部を漂います。
7階に到着するまで気まずすぎて息ができません。
そして決断しました。
出てくっつーの!
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ミニマムステイ
不動産屋へ行き、内見して、ものすごい量の書類に記入して、審査を待って、やっと賃貸を契約することができる超システム化社会の日本と違い、オーストラリアでは簡単に部屋を決める事ができます。
ネットで検索▶︎電話▶︎内見▶︎入居
審査などめんどくさい過程がほぼ無いので今日引越したいと思いついたら今日引っ越せるのです。
しかしめんどくさくなくて良い反面、部屋を借りる側も貸主側もめっちゃテキトーな場合が多いんです。
ボンド返して
※ボンド 日本でいう敷金みたいなやつ
そんないきなり困るよ!
キミ1ヶ月も住んでないよね!?
また住む人探さなきゃいけないじゃん!
ボンドは返さないからね!?
なら最初に言っとけよ!
こういった事態を防ぐために『ミニマムステイ(最低〇〇ヶ月は住んでね)』というものを設けているところがほとんどです。
そして『かぶれハウス』にももちろんミニマムステイがあり、期間は2ヶ月(8週間)であります。
相変わらずしょうもないルームメイトがいるせいで住み心地は悪いですが、シズちゃんとオウンルーム(プライベートルーム)を2人でシェアしているだけだし、そもそも仕事ばっかりでシェアハウス内でくつろぐ事などほぼ無いので、病むほどのストレスはありませんでした。
しかしこの大都会シドニーで星の数ほどシェアハウスがあるのに、わざわざこんな場所に住み続ける必要はないのです。
住み始めて7週間が経ちました。
私はかぶれハウスオーナーのかぶれ女に電話して退去する事を伝えました。
一度は引き止められましたが、理由としてカピバラ&カマキリの事を話したところすぐに納得してくれたようです。
シェアハウス探し
退去1週間前ということで急ぎ足で物件を探します。
しかし週60時間働く私と学校に行きながらバイトをするシズちゃんには家探しをする時間がまったくありません。
ということで再び日系オーストラリア情報サイトの『日豪プレス』や『Jams』を使って日本語でガンガン探しました。
条件は
- 安いオウンルーム(個室)
- シドニーの中心部よりの立地
- できればまともな人達とシェア
かぶれハウスは①と②は完璧なんですが③に大きな問題がありました。
なので今回は③を重視して部屋を探します。
そして決まった場所はシドニー東部のおしゃれエリアのパディントンにある小さなシェアハウスです。
移民だらけでごちゃごちゃしているシドニー中心部と違ってパディントンエリアは静かで落ち着いた高級住宅街であります。
毎週土曜に開催されるパディントンマーケットが有名で、そこらのフリーマーケットとは違ったセンス丸出しの商品がズラーっと並んでいます。
またおしゃれ服屋やおしゃれカフェがいたる所にあるので、このへんにいる人はおしゃれな人ばっかりです。
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『シドニー住みたいエリアランキング』では常に1位を獲得しているシドニーの民の中では人気エリアなんですが、その分家賃も高いです。
かぶれハウスよりもかなり高い家賃を今後は納めていかなくてはなりません。
おしゃれエリアなので仕方ないのですが、なんとスーパーまでもがめっちゃめちゃおしゃれで、新居の最寄りの店はモノの値段までかなりおしゃれであります。
また電車が通っておらずアクセスはかなり不便。
さらにこのあたりは坂道が多く、車無しでの普段の生活はなかなかしんどいものがあります。
でも!
でもね!
職場からはかなり遠くなってしまったし家賃も高くなってしまったけど「しょうもない住人に頭を悩まされるくらいならちょっと多く金を払っておしゃれな生活をする方が良い!」という結論にいたったのです。
どのくらいここに住み続けるのかは未定ですが、ここパディントンで新たに生活がスタートするのでした。
さーみーしー!
さーみしーんですけどー!
眼球えぐらせて頂きます
さらば!かぶれハウス!
私は全然寂しくないぞ!
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