ラオスに約2週間滞在した私は再びタイのバンコクへ戻って来ました。
行動をともにしていたシズちゃんはひとりで5日間ほどのプーケット旅行へ。
私はまたしばらく単独行動です。
私が泊まっているNat2には日本人が多いです。
様々な出会いがあり日々楽しい思いをしていますが、そこには偶然の再会というものも存在します。
良くも悪くもね。
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人気ブロガー世界一周アヤレミ旅の中の人に会う
アヤレミ。
まずこの人たちは何なのかといいますと、2014年末から世界旅行を始めた女性2人組。(アヤ、レミ)
出発時からかなりの頻度で自身のブログのリアルタイム更新を続け、今や超人気ブロガーになってしまったのです。
▼そのブログ
2015年秋以降レミさんと別れ、それから現在までアヤさんひとりでブログを運営していますが、私がバンコクで会ったのは2015年8月。
つまりまだ彼女が相方のレミさんと行動していた時期です。
4年以上リアルタイムでブログ更新を続ける彼女には同じ旅ブロガーとして脱帽でありますが、じつは私とアヤさんはもともと知り合いであり、それもまあまあ仲が良かったのです。
この時(2015年8月)のちょうど10年前、私がまだ18歳の頃。
高校を卒業して福岡でフリーターをしていたときに入ったバイト先の居酒屋で、ホールスタッフとして勤務していたのがアヤさんです。
つまりバイトの先輩です。
博多生まれ博多育ちの彼女は博多弁丸出しで、私はいつも注意されていた記憶があります。
最初のほうの泡が無くなりよろうもん!
(日本語訳:そうやってひとつずつやってるから、ビールを注ぐのが遅くなるんだよ。最初のほうの泡がなくなってきてるでしょ)
私はその後1年ほどでその会社を辞め、上京してからは彼女とは会っていませんでした。
しかしSNSなどで軽く繋がっていたので、近況はなんとなく把握し合っていたのです。
そして2013年からバックパッカーになった私はアジア4ヶ月の旅のあと、カナダで1年間のワーホリ生活を送っていました。
私のワーホリビザが終わった2014年12月。
観光ビザに切り替えてカナダでダラダラしていた時に某SNSでアヤさんが旅に出たこととブログをはじめたことを知ったのです。
そしてまた時は経ち、2015年8月。
なんとふたりがバンコクへ来ると言うではありませんか!
これは是非とも再会したいということで彼女に連絡し、ついにその日が来たのです。
前回知り合った▲バリさんが暇そうにしていたので、バリさんとふたりでアヤレミに会いに行きました。
カオサンロードの端っこのバーガーキングで待ち合わせをしましたが…
いましたいました!
アヤレミです!
相変わらずまつ毛がバッシバシであります!

カオサンロード沿いにあるレストランに入りました。
7~8年ぶりかな!
……。
……。
……。
思ったより話すなし!
SNSというものは便利です。
しかし時にそれは「再会の感動の濃度をかなり薄めてくる」のです。
SNSの更新頻度は人それぞれではありますが、アヤさんのインスタはなかなかの頻度。
さらに彼女のブログもたまに読んでいた私は彼女がどこにいるか手に取るように把握していたので全然 『久しぶり感』が無かったのです。
またそれはアヤさんにとっても同じこと。
しんのFacebookで見たけど~
と、私の口頭による説明など不要。
結局たいした感動も無く、たいした会話もせず、1時間ほどで食事を済ませて解散したのでした。
面白いね!
(博多弁)
ブログ読んだばい
バリうけるっちゃけど!
この話を書くに当たって彼女の許可を取るために先日電話しました。
現在はスリランカに居るようですが、そんなことよりもあの博多弁までが薄まってきていることが何よりも引っかかった次第です。
超偶然!フィリピンぶりのあの人に会う
アヤレミのふたりに別れを告げ、バリさんに「こんな会に連れてってすんません」的なことを言いながら宿へ歩いて帰ります。
すると私が泊まっている宿『Nat2』の向かいにある『Sweety Guest House』の前で突然私の名前を呼ぶ声が聞こえてきました。
「あれ⁉︎しんくんじゃない⁉︎」
「おーい!しんくん!」
急に横から名前を呼ばれてびっくりした私ですが、その声の先を振り向いた時にさらに驚きます。
そのダンディすぎるヒゲヅラ!
チャーリーさんじゃないですか!
彼の名前はチャーリー。
私が以前フィリピン留学をしていた時に、同じ学校の生徒としてそこに在籍していました。
私の3つくらい年上で、見た目通りサーファーですが、本職はナースというギャップがすごすぎる男です。
チャーリーさんは私が泊まっている宿『NAT2』には泊まっていませんが、連休を利用してタイ旅行に訪れ、偶然にも近くでビールを飲んでいたのです。
彼はおしんぽころぐのフィリピン編では登場していませんが、仲良くしていたのでこの偶然には大変感動しました。
チャーリーさん!
お久しぶりっす!
チャーリーさんだ!
もうあれから2年経ったのに!
飲みながら話そう!
上記でSNSの発達による弊害(SNSを利用することにより再開の感動の濃度が薄まること)
について書きましたが、これで証明されました。
チャーリーさんとはFacebookだけで繋がっていましたが、お互いほぼFacebookを利用しておらず、当然ながらお互いの近況をまったく知ることが無かったので『偶然の巡り合わせ』に奇跡と喜びを大いに感じることができたのです。
お互い話したいことが多すぎて、この日の夜は私とチャーリーさんは朝まで飲み明かし、語り明かしたのでした。
バリさんごめんね。
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最悪だ!会いたくない人ランキング1位
アヤレミとチャーリーさんに会った次の日、またもや偶然の再会がありました。
私は比較的人と仲良くなるのが得意なほうだと思っていますが、もちろん例外もあります。
2 : 6 : 2
人から聞いた話ですがこれは何の比率かと言いますと
2 : 絶対自分を好きになってくれる人
6 : どっちでもないが今後の付き合い方で変わる
2 : 絶対自分を嫌いになる人
つまりどれだけ人から好かれる人でも『2割の人からは必ず嫌われてしまう』のです。
それは逆もしかり。
どんな嫌われ者でも2割の人からは愛されているのです。
また自分もそう。
「どんな人にでも対応出来る!」とどれだけ自分が思っていても、2割の人には必ず苦手意識を持ってしまう。
そしてこの日、私が偶然再会したのは嫌いなほうの「2」の人でした。
しかもあちらからも私は嫌われていることでしょう。
3階の部屋に泊まっていた私は階段をくだっていました。
すると日本人男性が下から階段を登ってきたので、私はすれ違いざまに彼に挨拶をしたのです。
あなたは!!!

なんで!?
彼の名はウケツケさん。
なんとそこで鉢合わせたのは、まだ私がバックパッカーになる前にバンドをやりながら働いていた職場の受付と事務職をやっていた人であり、私の先輩・上司のような人だったのです。
めっちゃ気まずいです!
あちらも気まずそうです!
なんでかって?
めっちゃ嫌いな人なのにこんな所で約2年ぶりに会ったのだから、何かしら話さなきゃいけないじゃないですか!
さらに彼も私のことを嫌いであることは当時から肌でビリビリ感じていたので、その気まずさは計り知れません。
久しぶりじゃん
(心の声)
クソっ!なんでこいつバンコクにいやがる!
俺がタイにいるの知られたくなかったな…
お久しぶりです…
えっと…お元気ですか…?
(心の声)
相変わらず人を見下したような態度だな
バンコクで何してんだよ
旅行かなんか?
(心の声)
相変わらず生意気そうな顔だ!
ウケツケさんはなんでバンコクに?
仕事そんな休み取れなかったでしょ?
会社辞めたんですか?
(心の声)
相変わらず生意気そうな顔だ!
ははは!
俺がいないからてんやわんやだと思うぜ?
(心の声)
おめーには関係ないだろ!
こいつのこういうとこ嫌いだわ!
(心の声)
別にあんたひとり抜けても会社はまわるるっつーの!
何者でもないくせに偉そうなその感じ嫌いだ!
(心の声)
出たよ!興味ない時はすぐ
「そうなんですね」
腹立つわ~
旅行楽しんでください
(心の声)
「おう」が特に腹たつ!
どっかいけ!
お前もな
(心の声)
二度と俺の前に現れんな!
どっかいけ!
このように約5分ほど会話をしましたが、気まずさにより私は汗だくになりました。
当時、別に彼と喧嘩したり言い争ったりというものは特になかったのですが「な〜んか嫌い!」ってやつあるじゃないですか?
お互いにそれだったのです。
その後私はなるべくウケツケさんを避けて生活をし、また彼も同様に極力私と目を合わさないようにされているようです。
しかし!
ウケツケさんの部屋は私の部屋の隣だったので、彼がNat2に滞在した2泊の間は何度も顔を合わせ、何度も気まずい会話をしたのでした。
このたった2日の間に数年ぶりに偶然会うという人が3人もいたことにより私は気づきました。
日本のどこにいるよりもカオサンロードの方が知人に会う確率が高いことに。
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