すんませんけど旅行記が全然追いついていないバックパッカーおしんぽこです。
少ない荷物で自由に世界を旅するのは本当に楽しいですね。
「実際そのバックパックの中には何が入ってるの?」
と思いませんか?
今回は荷物に関するお話。
持っていて良かった便利アイテムと
という不要だった物を紹介します。
もちろん個人のスタイルなどはありますが、6年以上の海外生活を経て思うベストな荷造りを紹介します。
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まず私はミニマリストではない

憧れます。めっちゃ憧れますよ!
超少ないこだわり抜いたミニマルアイテムのみを大事に大事に使い、軽々と旅を続ける人達。
彼らのすごいところはまず飛行機で預け荷物代がかからないことでしょう。
航空券が安くなったとはいえ、荷物を預けると結局まあまあの値段になってしまいます。
しかも到着後もピックアップをしなければならないため、長々と待ち続けなくてはなりません。
さらに預け荷物はロストバゲージ(荷物が無くなること)のリスクがあります。
私は今までそんな経験はありませんが、やっぱり毎回不安です。
しかし大きな荷物を持たずに機内に持ち込めるサイズの荷物だけで旅をしている人にはその心配がありません。
ではなぜ私は重い荷物を持ち続けるのか?
それは…
いろんな種類の服が必要
荷物の大半を占めるのが衣類です。
しかしミニマルスタイルだとぶっちゃけ毎日同じような服しか着れません。
オシャレがしたいと言うわけではなく、TPOに合わせられないことが多いのです。
例えばクラブに行く時、高めのレストランに行く時、デートの時。
また暑い国だからといって肌を露出しまくりも危険です。
アジアだとしても長距離バスや飲食店などではエアコンが効来すぎていることが多いので、必ずあたたかい服が必要です。
▼マレー鉄道で寒すぎて死にかけた話

その場その場のシーンや気温に合わせた服を持っておきたいので、必然的に荷物が増えます。
機内持ち込み不可な物を持ち運んでいる
空港で搭乗前の荷物検査はかなり厳しいことがあります。
特に刃物はまず無理です。(刃渡りの長さや先端の丸みによりOKなこともあります)
食品や液体も難しいでしょう。
でも鼻毛は伸びるし(ハサミ)、日本のふりかけ(食品)は持っておきたいし、シャンプー(液体)も必要ですよね。
そういう時には全部預け荷物に入れちゃえばOKです。
手荷物だけで挑む時は毎回捨てなくてはなりません。
現地でなんか買ってしまう
中南米なんかに行くと購買意欲をそそられる物がたくさん売られています。
そんな時に
って諦めたくない。

もちろんその後も長旅が続くのであれば多少は買うもののサイズや重さは考えますが、地名Tシャツとか欲しくないですか?
重くても別に良くない?
「移動する時にラク!」
「荷物少ない旅人はカッコいい!」
と思っていましたが、大荷物を背負って長距離を歩くなんて滅多にないことに私は気付きました。
移動する時はだいたい乗り物に乗るし、そこまでしんどいことはありません。
というわけで、まあまあの荷物を持ち運んでいる私の荷物の紹介です。
デカめのメインにスカスカ & 30Lサブがベスト
メインバッグ
衣類、盗られてもギリ諦められる物、日用品、あまり使わない物、重い物が入っています。
私のバックパックはMAMMUT(マムート)というブランドのものです。
このバックパックはマックスで70Lくらい入りますが、中身はだいたい5~6割くらいでスカスカにしています。
その理由は3つ
- パンパンはさすがに重い
- 物が増えた時のため
- 整理しやすいため
バックパックを選ぶなら50L〜60Lくらいがおすすめです。
サブバッグ
乱雑に扱われたくない物、貴重品、よく使うものが入っています。
具体的にはお金やカード、PC、カメラ、それらの周辺機器など。
ポイントは暑くても常にパーカーをひとつ持ち歩いていることです。
アジアや中南米で溶けてしまうくらい暑い時。
と、エアコンが効いてるお店に入った瞬間、心臓が止まるくらい寒いことが多々あります。
オススメのパーカーはユニクロのAIRism。
小さいし、そんなにダサくないです。
しかもポケットの内側が内ポケット的に使えて便利。
そしてこれらが全部入って、デカ過ぎないサイズは30Lなのです。
▼私のサブバッグはこれ
私はこれまで何度もサブバッグを変えてきましたが、PC、カメラ、貴重品、パーカーを入れると8割くらいになる30Lがベストかなと思います。
首下げパスポートケース
基本的に私は首から下げてTシャツを通し、ズボンの中に入れています。
特に治安が悪そうな場所では、寝る時も首からぶら下がっています。
なぜ腰巻ではないのか?
おそらく腰巻ベルトの方が人気だと思いますが、背後からハサミでこっそり切られた人が何人もいるので、私はそれを恐れています。
▼メキシコで腰巻を切られた人の話

また一時期腰巻ベルトにしていたこともありますが、安くてゴワゴワのやつだと、寝る時に気になって結局外しがちになってしまいます。
▼こういうのだったら良いかもです。
中にはパスポート、カード1枚だけ、現金ちょっとが入っています。
わしやったらすぐ嫌になるわ
3日で慣れます。
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荷物の大半は衣類

これだけは言えます。
好きな服は全部持ってきてください。
いろんなシーンで役に立つことでしょう。
ただ本当に現地で着るんだったらね?
私は
と思って持ってきた服を一切着なかったことがあります。
しかし捨てようにも
といった事になると最悪なんです。
カナダにぺらぺらのレザージャケットを持っていった事がありますが,全く着るシーンが有りませんでした。
しかし高かったので捨てられなかったのです。

何気に幅を利かす履き物
これは結構意見が分かれるところ。
いろんな国でいろんな物を履いてみて答えが出ました。
私は基本的には2つです。
テキトーなサンダル1つとBlundstone(ブランドストーン)のブーツ。
オーストラリアのタスマニア発のブランドです。
初めて出会ったのはカナダのトロントの正規店で、それ以降ベタ惚れした私は3足連続で買っています。
ダサい?
丈夫で汚れが目立たなくて動きやすい。
またシーンを選ばずいつどこで履いても結構カッコいいと思います。
スニーカーや他の革靴も試したこともありますが、履きやすさが圧倒的に違います。
ワーホリ中は激しく動く職場でも使っていたし雪の上でも滑りにくいです。
カナダやヨーロッパではかなり流行っているらしく、街を歩くオシャレな人達が履いているのをよく見ました。
ただひとつ難点をあげるとするならばオーストラリアでは「ワークブーツ」という立ち位置らしく、畑仕事や工事現場で働いているおっさんがよく履いているので、おしゃれとは程遠いような気がしました。
しかしこれはオーストラリアのみでの話です。
▼ここに詳しく書いています

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持ってて良かった便利アイテム

アーミーナイフ
別名十得ナイフ。
かなり便利です。
特に重宝した機能4種
ナイフ
包丁が無いのに料理をしたい時や、フルーツを食べたい時などに良く使います。
栓抜き
ビールを飲みたい時に使います。
コルク抜き
ワインを飲みたい時に。
ドライバー
旅行中よく聞かれるのが、
スーツケースや電子機器など、ちょっとしたものの修理屋で必要なんですが、意外に誰も持っていません。
しかし、ドライバー機能を持ち合わせているこの私。
何度かヒーローになりました。
▼これは私が持っているやつ
全然錆びないのでオススメです。
モバイルスピーカー
基本的にマナー守りたい系バックパッカーの私はやたらめったら爆音で音楽を流すの好きではありません。
音楽がかかっていても良いような場所では、これがあるとその場がより一層楽しくなります。
ビーチでのんびり
みんなでバーベキュー
宿のテラスで簡易DJ
しかしモバイルスピーカーも重ければあまり旅には向きません。
そこで私が持っているのはJBL CLIPというもの。
かなり軽い割になかなかの音量です。
速乾タオル、スウィムタオル
移動が多いバックパッカーにとってバスタオルはかなりの問題児です。
乾きにくいし、かさばるし…。
そこでオススメなのがテロッテロでペラッペラなのにガンガン水分を吸ってくれる速乾タオルです。
気をつけなければならないのは臭くなりがちな所。
なぜ臭くなるのかというと普通のタオルとは違いマイクロファイバー(超細かい繊維)を使っていて菌が居残り易いからです。
初めてカナダでなんとなく買ったやつは体を拭いた後干してたら悪臭が凄くて軽く騒ぎになる程でした。
しかしその臭さもメーカーによります。
▼これは私がイギリスで買ったやつ
臭くならないです。
また乾くとカッチカチになるスウィムタオルというものがあります。
これは絞って何度も拭けるのでかなりオススメです。
硬いまま畳もうとすると割れてしまうので注意が必要ですが、軽いしかなりオススメであります。
携帯ウォシュレット
トイレでうんこさんをした後は紙でお尻を拭いて流して終わり。
これは先進国の常識。
しかしアジアや中南米では
紙は流さずにゴミ箱に捨ててね!
という貼り紙がしてあるところがほとんどです。
備え付けのゴミ箱にうんこさんが付着したペーパーを捨てなければなりません。
またインドにいたってはオケツは手で拭くという、シャレにならないしきたりがあるため、トイレットペーパーすらないことが多いです。
いろいろと気にしない人なら大丈夫かもしれませんが、私はそこまでたくましくないので携帯ウォシュレットを使います。
使ってみて下さい。
新しい世界が待っています。
蚊がいなくなるスプレー
蚊ってマジでストレスですよね?
耳障りだし、かゆいし、国によってはマラリアや黄熱病など、ヤバめの病気の心配もあります。
これから自分が寝るという部屋に蚊がいたら全滅させるまで寝れないのです。
▼日本製のでもハエや蚊をガンガン退治できます
狭い部屋なら一発です。
耳栓
morl – モラル 形容詞名詞……道徳的な、善悪の判断がつくという意味
ラテン語から派生した英語ですが、これはもう日本語と言っても問題ないでしょう。
モラルがあるのは日本人だけです。
バックパッカーは安宿に泊まりますが、安宿のほとんどは相部屋です。
こちらは寝ているのに大声で電話したり、爆音で音楽をかけたり、朝までパーティしたり。
特に多人種国家のアメリカやイギリス、オーストラリアのバックパッカー宿はかなりひどいです。
そんな時に一番良いのは、耳栓です。
ダイソーとかで十分OKです。
またプニプニがついてるタイプのイヤフォンで代用することもあります。
書類用クリップ
洗濯バサミの代わりです。
安い洗濯バサミってすぐに壊れます。

またプラスチックが劣化するとバネの強さに耐えきれず、バチコンいっちゃいます。
そこで私がもう何年も使っているのが書類とかを挟むクリップです。
なかなか壊れないし、挟む力も強いので風で飛ばされる心配もありません。
ほんだし
もう便利すぎます。
いくら私のような海外かぶれでも、やっぱりお出汁の味は恋しい。
野菜を茹でてほんだしを入れて塩でもふっとけばなかなか美味しい和風野菜スープが飲めます。
軽いし、腐らないし、日本にいる間に買っておけば旅行中重宝する事間違い無しです。
マルチビタミン
国や地域によっては食生活が偏ります。
栄養不足くらいで体調を悪くしたくないでしょう。
旅を楽しむためには健康第一!
どの国でも買えますが、日本語表記、最悪英語表記のほうが良いので、買えるうちに用意しておきたいものです。
結局捨てた不必要な物

普通のバスタオル
速乾タオルの章で説明しましたが、本当に不便です。
もこもこして邪魔だし、全然乾かないし…。
めちゃくちゃ寒い長距離列車内でTシャツしか持っていない時に、バスタオルを羽織って命拾いしたことがあるので、まったく役に立たないわけではありません。
スニーカー
水を良く吸うので、雨季のアジアの悪路なんかを歩くとすぐに汚くなります。
また徒歩が多くなってくると破れます。
さらにに雪の上や古い町の石畳みの道路なんかは滑り安いことが多いので、正直私はスニーカーをあまり履きません。
オーストラリアでスケボーに乗っていた時はスケボーシューズを購入して履いていましたが、その他はだいたいブーツかサンダルです。
本やガイドブック
ネットとKindleで済ませたいです。
2冊くらいなら良いかもですが、それ以上増えるとストレスでしかありません。
外付けHDD
写真を撮りまくる人や動画やってる人なんかはあった方が良いかも知れませんが、写真を撮る量が並の私はGoogle Photoで十分です。
以前は持ち歩いていましたが、ある日急にぶっ壊れてしまってすべての写真データを失うという悲劇に見舞われたので、トラウマが強過ぎて現在は持ち歩いていません。
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旅行とは生活である
旅行は楽しいばかりではありません。
むしろ何もかも便利な日本と違い過酷なことのほうが多いです。
そんな中で今日も明日も無事に生き抜かなければなりません。
たかが生活用品ですが、安全や健康を少しでも助けてくれるのであれば持っておいて損はないでしょう。
しかしバックパッカー旅行に置いて大は小を兼ねるは間違いです。
あまりにも荷物が多過ぎると地獄を見ます。
なので常識の範囲内で、必要な物はしっかりと準備をしましょう。
旅行記もよろしくです。
