私はカナダのトロントにワーホリで来ています。
ご存知の通りカナダは英語圏の国で、もちろんみんな英語を喋っています。
そして私も英語を使って仕事をしています。
やはり英語ネイティブの国で生活しているだけあって、自分で自分の英語力の成長を感じました。
といっても毎日同じようなことしか言わないし、働いている店のキッチンには日本人がいるので、若いうちに英語学習を始めた人や学校に行っている人には敵いません。
今回は私があのテストを受けに行く話です。
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CONTENTS
TOEICテストを受けに行ってきます
TOEICとは?
読み方はトーイックです。
非英語圏の人達の英語力を計るテストで、990点満点です。
いろんな種類があるみたいですが、基本的にTOEICというと「リスニング」と「リーディング」の2時間のテストを指すみたいです。
これの点数を持っていると就職に有利だとか。
しかし実際は日本と韓国でしか重要視されておらず、海外ではIELTS(アイエルツ)の方が主流であります。
しかしそれでもTOEICは日本人の我々には非常に重要なテストなので、海外かぶれの皆様は是非受けてみて欲しいなぁと思います。
大学生なんかはよく受けてるみたいなんですが、高卒でフリーターになりそのまま大人になったようなロクでもない私が知る由もなく、マジの初耳だったのであります。
ノリで受けることになった
ある日私はいつものように働いていました。
するとそこへ海外逃亡歴4年目の伊達さんが何やら怪しげな表情で近寄ってきます。
いや、ないですね
興味もないです
「英語イケてます!」
って言えるようにTOEIC受けてみたいんだよね
一緒に受けてみない?
やりましょう!
私はまったくやる気もないし、自分にTOEICの点数が必要になる未来も見えないのに、なんとなく自分の英語力が知りたかったという理由で二つ返事で了承してしまったのです。
TOEICの申し込み方
ETSのサイトからオンラインでいけます。
Listning and Reading を選び進みます。
そしてこのページの
青いところRegister Onlineから必要事項を入力して申し込み完了であります。
値段は100ドルちょいです。
勉強ゼロで臨むTOEIC?
ナメてました。
この私TOEICを完全にナメておりました。
伊達さんと共に申し込んだのは本番の1ヶ月半前。
毎日仕事をしているし、そもそも高得点が欲しいわけじゃないし
「別にいっか」と事前調査、勉強を一切せずに本番を迎えたのであります。
学校のテストの日に
「やっべ~全く勉強してねぇわ」
とか言ってちゃっかりやってくる人いるじゃないですか?
私は決してそのタイプではなく、勉強していないと言ったら本当に一切していないのです。
一方で伊達さんは「えいぽんたん」とかいうアプリだけで勉強した模様。
仕事中も時間見つけてぴこぴこやっておられました。
本番!地獄のTOEICテスト?
集合早過ぎ地獄
ついに本番を迎えた我々。
集合時間は11時でトロントの『Eglinton』にあるPGICという語学学校に到着しました。
前日もいつも通り朝3時まで働き、寝たのは朝6時。
私が住んでいる『Queen×Bathurst』からは結構遠いので早起きです。
いつも昼12時に起きているのにこの日は9時起き。
睡眠時間3時間くらいでテストに挑みます。
このテスト受けたあと普通に仕事なんですよ
しかしごちゃごちゃ言ったところでもう会場に来ているので、あとは全力でやるのみであります。
と気合いが入っているのは良いのですが、11時前に会場にいるのは我々ふたりのみ。
そして1時間ほど過ぎ少しずつ人が集まってきています。
さらにその1時間後、時間は12:50。
別室に連れていかれ説明が始まりやっとそれっぽくなってきました。
なんとWeb上に掲載されていた集合時間(11:00)から2時間も何もすることなく暇を持て余してしまったのです。
どうやら開始時間は13:00。
こんなに遅く始まるんだったらもっと寝てくれば良かったと悔やむのみであります。
リスニングとリーディングしかないことを知らなかった
私はほんとのほんとに何も知らなかったので、始まるまでの間「喋る練習」を伊達さんとしていました。
そしてテスト開始20分前、伊達さんから衝撃の事実を知らされます。
これで良い点取れなかったら人生終わりだなぁ
このテストはリスニングとリーディングだけだよ?
まさか知らなかったの?
だからさっきやたら英語で俺に話しかけてきたんだね
あっはっはっはっ
いや…ええ?
私はフィリピンで語学学校に行ったときにスピーキングだけ点数が良かったので、他よりも少し自信があったのです。
しかしTOEICのテストはリスニングとリーディングのみ。
全くわからない可能性大です。
トイレ我慢地獄
テストの時間は13時から15時の2時間。
前半45分間・リスニング
後半75分間・リーディング
であります。
もちろん私はそんな事は知りません。
[12:50]
テストの説明
[13:00]
リスニング開始
はいスタート〜!
すみません最初にトイレ行きたいんですけど…
黙れ小僧!
テスト中は私語禁止!
マジで!?
[13:45]
リスニング終了
リーディング開始
もう限界です!
漏れる!
すみませんトイレ!
もう私、解答終わってるんで!
トイレ行きます!
何回言わすんだよ!
テスト中は私語禁止!
すぐにリーディングにとりかかれ!
そんな~!
というわけで、私は後半おしっこ漏れそうになりながらテキトーにマークシートを埋めていったのでした。
本来なら75分間あるリーディングテストですが、とにかく早くトイレに行きたかったので私はわずか30分で終わらせたのであります。
真面目にやれ!
リスニングとリーディングの間にインターバルはありません。
2時間ぶっ通しなのでTOEIC受ける人は最後の1滴までしぼり出してから臨んだ方が良さそうですね。
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結果発表
[試験後]
自信アリ?
全然ですよ
多分500くらいです
10日後…
私が住んでいる中華ハウスのオーナーから電話がかかってきました。
なんか書類が届いてるよ~!
上の階まで取りに来て!
ということで書類を受け取るとTOEICの結果が入っていました。
これは事実として、私にとってTOEICなどほんとにどうだっていい事でした。
その点数がいくら良くてもいくら悪くても、私の感情がそんな紙切れ1枚に揺さぶられることはないのです。
ただ伊達さんに誘われてしまったので、ノリで受けただけでした。
なので結果はマジで気になっていなかったのですが、せっかく大金を払って受けたんだし見てみましょう。
その結果は…
リスニング280点
リーディング110点
合計 390点
…3900点の間違いかな?
などと調子こいていた私ですが、恥ずかしながら予想を大きく下回る結果となりました。
一応フィリピンで英語留学をして
カナダのローカルの店で英語で働いて半年
少しは自信があったのですが、さすがにこの結果にはゲンナリであります。
一方伊達さんは…
多分600前後じゃないかな
と試験後に予想していました。
しかし…
TOEICの結果!
885点なんだけど!
勝った~!
人生勝った~!
伊達さんはとんでもない点数を叩き出したのでした。
私は伊達さんの凄さと事前準備の大切さを痛感したのであります。
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