私がトロントをワーホリの地に選んだ理由のひとつに「ナイアガラの滝が近いから」
というものがあります。
今回はいつものメンバーでナイアガラの滝を見に行った話。
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CONTENTS
ナイアガラフォールズを見に行こう!
「行きたい!」と思ったその時に行かないと、ひょっとしたら一生「そこ」に行くことはないかも知れません。
私の九州の地元はいわゆる『温泉地』ですが実は温泉に入ったことがありません。
人は「いつでも行けるんだよね」状態に入ってしまうと結局行かないのです。
[5月]
トロントに住み始めて半年が経ちました。
まるで地元のようにこの街に慣れてきています。
雪が溶けて冬が終わりやっとトロントにも春が来たころ、私は「ナイアガラの滝」を猛烈に見に行きたくなってしまったのであります。
このタイミングをのがすと間違いなく行かないだろうし、カナダを出たあとに間違いなく後悔すると判断した私は急ぎ足でナイアガラ旅行を計画しました。
仲間探し
ということでいつもの人に声をかけてみました。
行く行く!
あと誰が来んの?
彼らは私が働いているバー『SOUL』の従業員です。
毎日会い過ぎて変わりばえのしないメンバーであります。
ナイアガラに行こうよ!
じゃあ次の日曜日に!
大丈夫なの?
何度も行ったことがあるでんじろうを誘うのは悪い気もしますが、なぜか「めっちゃ楽しみ」と言っているので、彼を含めてメンバーは3人となりました。
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カジノバス
乗り場はチャイナタウン
トロントからナイアガラに行く方法はたくさんありますが、我々が選んだ方法は中華系の会社がやってる『Safeway Tours』という怪しげなバス。
乗り場は『China town center』の広場の目の前です。
カジノカード(PACカード)発行
『China town center』の中に入るとこれまた怪しげな事務所があるので、そこで『PACカード』という物を発行して$20でチケットを買います。
PACカードはカジノカードのことで、ナイアガラにあるカジノ『Falls View Casino』で必要になります。
これを発行して現地のカジノで遊んだ証拠を残すと$20で往復できるという仕組みです。
簡単にまとめると
China town centerへ行く
↓
PACカードを発行$20払う
↓
バス・ナイアガラへ
↓
現地でカジノで遊ぶ($5ほどでOK)
↓
バスでトロントへ帰る
しかしここで朗報!
なんと『もともとPACカードを持っている人は往復$8で行ける』というとんでもないシステムがあったのです。
まあでも往復だしいいんじゃないですか?
だろうと思ってこちら!
借りてきました~!
テッテレ〜!
2枚あるんで!
なにそれ!
すでに4回行ったことがあってナイアガラを知り尽くしている男でんじろうは、この日のために知り合いをあたってPACカードを人数分集めてきていたのです!
シンさんと伊達さんの分です
どうぞ
これで値段は半分以下だよ
ありがとうでんじろう!
デキる男・でんじろうのおかげでたったの8ドルでナイアガラに行けることになりましたが、ここで意味不明なことを言いだしました。
私と伊達さんは一枚ずつもらってるけど
でんじろう、自分のは?
俺は自分の分無くしちゃってて!
いいんですよ
俺、新しく買ってくるんで!
$20でナイアガラ見れるんだったら安いもんだし
私と伊達さん2人のために2枚用意してきている「自分の分が無いから自分は$20払う」発言と、もう4回も見に行ってるのに「ナイアガラ見れるんだったら安いもんだし」発言に引っかかっています。
結局1枚だけ$20で新しく発行して
$8+$8+$20=$36
ひとり$12でバスに乗ることになりました。
ありがとう!
恐るべき中国おばちゃん
我々はChina Town Centerでお金を払ってチケットを発行しています。
そのチケットには乗車時間が書いてあって、その時間のバスにしか乗ることはません。
しかしカジノカードには『PACカード』以外に『GOLDカード』という物があり、それを持っている人はなんと無料でトロント⇄ナイアガラを行き来できるのであります。
そしてそんなカードを持っているのは我々のようなナイアガラを見に行く観光客ではなく『カジノのへビーユーザー』のみで、そういった感じの人はだいたい中国人移民のおばちゃんなのです。
既にバスは満席、これから出発というときに彼女たちは現れました。
ふたりのゴールドおばちゃんであります
おばちゃんもドライバーも中国語だったので何を言っているのかまったく理解できませんが多分こんな感じだったと思います。
ゴールドカードよ!
ゴールドカード所持者はバス代が無料になるだけで、ちゃんと乗車前に手続きをしてチケットを発行しなくてはなりません。
結局おばちゃんたちは文句を言いまくったあと、バスから締め出されていました。
人生終わった?
無事カジノバスに乗車後、ものの2時間でナイアガラのカジノFalls Viewカジノに到着しました。
こんなに早く着くとは思いませんでしたよ
相変わらずツッコミどころが多いでんじろう。
一方で伊達さんが急に騒ぎ出しました。
うわ~!人生終わったかも!
人生終わった!!
そんな人生かけるほど大事だったんですね…
どうやら伊達さんはちょっとしたことで人生終わる人のようです。
人生終わった~
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ご対面!ナイアガラの滝
私はもともとバックパッカーになる前は世界遺産や観光名所にはほとんど興味がなく、どちらかというと
という、いわば昔の旅人のような気持ちでました。
つまり『有名な観光名所についての知識は皆無』だったのです。
マジでこのくらいしか知りませんでした。
しかしそんな私でも知っているのがナイアガラの滝だったのす。
緊張です!
もうすぐそこにあのナイアガラの滝があるのです!
ドキドキしてきた〜!
お分かりでしょうか、この胸の高鳴りを。
会いたくて会いたくて堪らない人にやっと会えるようなこの感じ!
トロントからナイアガラまでの道のりは全然苦労はしませんでしたが、それでも「ついに」感がすごいです!
そしてご対面!!
すぅ〜げ〜!!
すんごぉぉ〜い!
私は初めて見るその壮大な景色に大感動であります。
「トロントにワーホリに来て良かった」と心から思った次第であります。
私はバックパッカーだった
滝を見たあとはまたカジノに戻り、まずは帰りのバスの時間を予約しました。
そしてそのあとはカジノで軽く遊び、バスの時間までナイアガラの街をぶらぶらします。
そして夜になり我々はバス乗り場へ再度向かいました。
シンガポールで見たマーライオンやインドで見たタージマハルと同じくらい感動し、同じくらい満足した1日となりました。
今は旅行はせずにトロントで死ぬほど働いているけど、こういう場所に訪れて気分が高揚するので「やっぱり私はバックパッカーだなあ!」と再確認した次第であります。
あと私が知っている有名観光地といえば『自由の女神』
毎日忙しいけど、このワーホリ中に絶対にニューヨークに行ってやろうと固く誓ったのでした。
この人たちを見て
「やっぱり私はバックパッカーだなあ」
と再確認したのかもしれません。
说到这一点,早上的司机是一个疯子……
なんせゴールドカードなのだから!
帰りのバスはおばちゃん達と奇跡的に同じ便でした。
そしてまた2時間でトロントへ帰り、次の日から地獄のように働く3人でした。
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