2019年の1月、私はグアテマラのスペイン語学校にて2週間だけのプチ留学に行っておりました。
そこで知り合った
これまで100ヶ国以上を訪問し、そして今回世界一周を終えて帰国してきた男・ヤスさん(yasuta1n)
と帰国が被ったので、日本で再会出来ないかとお願いしたところ快くOKを頂いたので、質問責めしてきましたよ!
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世界をまたぐ男・ヤス
帰国前は大変だったみたいですね
ははは
世界一周者には必ずと言って良いほど訪れるハプニング“荷物の盗難“に合いながらも笑って済ませるあたりが旅人と言ったところでしょうか。
さて,特筆すべきはヤスさんのブログであります。
まずその独特なブログデザインに目を引かれた私は全記事を読破したほどのヤスファンなんですが、その内容もかなりユニークでありまして、マニアックでオンリーワンな記事が目白押しなんです。
特に圧倒的な絶景写真と共に記されるリアルな体験談を綴った登山記事と、
常人ではまず攻めないようなゲテモノ食記事は必読であります。
それではいろいろと聞いてみましょう。
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海外生活はもうすでに7年との事ですが、今回の2018年4月から2019年5月までの1年以上に及ぶ世界一周について主に伺ってみます。
世界一周を終えた登山家バックパッカーに質問攻め!
Q. 今回の旅の経緯について教えてください
それでも 大人になったときは自分の意思で行動し自分の価値を見出したい,そう考えていたんだよ。
自分を変えたい! 今の生活から抜け出したい!
当時は社会人として日本で働いていたけど、退職して思い切って海外に出ることを決意したんだ。
そう,はじめはフィリピンでの語学留学[2012-2013年]を得て、オーストラリアのワーキングホリデービザを取得して2年間滞在[2013-2015年]
この海外生活を機に、もっと外国の文化に触れたいと感じるようになって,日本帰国の際、海外への熱が冷めずマレーシアにて就職。
就職!?
当時から世界一周を夢見て、仕事をしながらでも海外旅行をしてたんだ
とても充実な生活を送ってはいたけど、日本でいずれ落ち着くことを考えた時に
後悔せずにやっておきたい世界一周、自分の知らない世界を見てみたい
その気持ちが忘れられず退職後に帰国[2015-2018年]
両親に自分の気持ちを報告し、夢に描いていた世界一周をスタートしたんだよね[2018年4月]
Q. ではその4月に始まった世界一周旅行のルートは?
大体予定通りに移動出来たよ
▼旅のルート※オレンジ色の部分は一周前にすでに訪問済み
【アジア】
3ヶ国 4月~ : マレーシア、タイ、ネパール
【中東】
2ヶ国 5月~ : ヨルダン、イスラエル
【アフリカ】
17カ国 5月~ : エジプト、スーダン、エチオピア、ケニア、ウガンダ、ルワンダ、タンザニア、マダガスカル、ザミビア、モザンピーク、ジンバブエ、ボスワナ、レソト、スワジランド、ナミビア、モロッコ
【ヨーロッパ】
22ヶ国 8月〜: スペイン、ポルトガル、フランス、スイス、ベルギー、オランダ、ドイツ、スイス、イタリア、オーストリア、ブルガリア、ルーマニア、ウクライナ、ベラルーシ、リストニア、ラトビア、エストニア、フィンランド、スウェーデン、ノルウェー、イギリス、アイルランド、アイスランド
【中南米 】
7ヶ国 11月〜: 〜メキシコ、グアテマラ、ベリーズ、キューバ、ジャマイカ、コスタリカ、パナマ
【南米】
10ヶ国 1月〜: コロンビア、エクアドル、ペルー、ボリビア、チリ、アルゼンチン、ウルグアイ、パラグアイ、ブラジル、ベネズエラ
【北米】
2ヶ国 3月〜: カナダ、アメリカ
私とグアテマラで会った時は旅の後半だったんですね
多くの国へ訪問しただけでなく,多くの山を登りまくったヤスさんは他のバックパッカー旅行者とは一線を画する旅人である事は言うまでもありません。
▼ヤスさんのブログから準備予定記事
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Q1年間で費用はどのくらい使いましたか?
安い!
私はヤスさんのような旅はした事が無いのでなんとも言えませんが,
もし私が世界一周を掲げて1年旅した場合,もっとかかるような気がします。
Q.安く出来た理由なんかはありますか?
でもある企業からスポンサーしてもらって,無料でもらえたんだ
めっちゃいいですね!
▼詳しくはヤスさんのブログで
全部で33万
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Q. 逆に結構お金がかかった事があれば教えてください
例えば…
ケニアのマサイマラでのサファリツアー2泊3日
現地のツアーで安くて300ドル
エチオピアのダナキルのエルターレ火山ツアー
300ドル
少数民族に会いに行くツアー
個人的に紹介してもらって200ドル
タンザニアキリマンジャロ
1000ドル
特にキリマンジャロ!めっちゃ高い!
でもサファリなんかは本来10万くらいするんだけど,俺は現地の格安ツアーを見つけてなんとか300ドルに抑える事が出来たんだよ
さすが旅人です
アフリカだけならまだしも,全大陸を周る長期旅行でここまでアクティビティにお金を使えるヤスさんを私は尊敬します。
▼ヤスさんのブログからキリマンジャロの話
Q. 長期の海外旅行と言うものは精神的にも体力的にも非常にタフな世界だと私は思います。そんな中スケジュールを組んで各国で多くの場所へ出向き、観光やアクティビティ体験をガンガンやるそのモチベーション維持の様なものがあれば教えて下さい。
この強さがモチベーションに繋がってるかな。
ほんとこれだけ。
仕事も辞めてさ,予算と期間を設定して覚悟して来てんだから,何が何でも達成したい!と思って旅を続けたよ。
あとは登山かなやっぱり。
シーズンもあるし,絶対登りたい山がいくつもあったからさ。
数々の名峰(山)登頂を達成しているヤスさんですが,なんとアフリカ最高峰や南米最高峰などもはや旅人レベルでは考えられない山もクリアしているんです。
努力と信念の塊のような男であります。
お恥ずかしい!
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ヤスさんの個人的なランキングをいくつか聞いてみた
絶景ランキング
1. エベレスト街道トレッキング
2. パタゴニアフィッツロイマーブル
3. スイスグリンデルワルド地域
登山しんどかったランキング
1. アコンカグア
南米最高峰で,技術だけでなく登頂に当たっての知識も必要になる山。
ガイドなしで挑戦し,14日山にこもりっぱなしのテント暮らしをしたそうです。
雪を溶かして水を作ったりと,非常に過酷な,そして貴重な経験を積んでおられます。
2. ワイナポトシ
ヤスさんにとって初めての本格的な雪山登山。
簡単に挑戦できる登りやすい6000m級の山と言われていますが,ヤスさんの場合は違います。
ガイドの都合で2泊3日のところが急遽1泊2日に変更となり,大幅に急ぐ必要があったためにめっちゃめちゃしんどい思いをしたそうです。
実はこの私,ヤスさんのワイナポトシ下山後にボリビアのラパスで再会したんですが,完全に魂が抜けていたのです。
3. トリグラウ
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悪天候に見舞われ足元のコンディションが最悪の状態での下山。
シーズンから外れ予想しなかった大雪となり装備が甘かった事もあって大変だったそうです。
居心地が良かった場所ランキング
1. パラグアイ日本人居住区
とにかくのんびり出来たそうです。
のんびりしすぎて,観光しまくるヤスさんが沈没してしまった程。どっかのロン毛バックパッカーみたいですね。
パラグアイではいろいろと周っていないそうなので写真はパラグアイなど南米で食べれる美味いやつ。
2. ケアンズ
オーストラリア北東部にある小都市であります。
これは今回の世界一周中ではなく,それ以前ワーホリ中に滞在していた場所の様です。
3. ダハブ
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世界一低コストでダイビングのライセンスが取れる町として旅行者の間ではかなり有名であります。
またエジプトの物価自体かなり安く,生活費を抑えられるのも居心地の良さの1つです。
ところで恋するダハブという言葉をご存知でしょうか?
ダイビングではバディと呼ばれる2人1組のチームを作り行うのですが,水中で命を預け合う役目を担うので,
それが男女の場合自然と恋に繋がるのではないでしょうか。
ちなみにヤスさんが現地で恋をしたかどうかは不明であります。
ご飯美味しいランキング
1. スペイン,ポルトガル
パエリアやピンチョスなどスペインは食べ物がかなり美味しいで有名であります。
お隣のポルトガルもしかり。
特に日本以外で新鮮な海鮮系が食べれる珍しい国でもあります。
▲写真はポルトガルの海鮮リゾット
2.エジプトのコシャリ
ヤスさんが言うには
との事。
見た目はめっちゃ不味そうですが,ヤスさんはとにかく大絶賛していたのでいつかエジプトに行った時は是非食べてみたいと思います。
小,中,大で30円,60円,90円。
値段の安さもバックパッカー向けです。
3.メキシコのタコス
これは私も現地で食べたことがありますが,マジで美味いです。
トラブル,ハプニングランキング
1. メキシコで財布,カード,パスポートを盗まれた,コロンビアで移動中にカメラや電子機器を盗まれた
タコスを褒めたにも関わらず,メキシコでは運が悪かった様です。
盗難が多いヤスさん。
メキシコでは満員電車に乗っていて,その間に上手く外されたか刃物で切られたか不明ですが,腰巻のポーチごと盗られています。
またコロンビアでは長距離バスで寝てる間に荷物切られて,カメラや充電器類(充電器など)を盗まれてしまったようです。
[経験談] メキシコでスリ(強盗/盗難)にあう どうすれば!?
2. カンボジアでトランプを使った詐欺
私も詐欺っぽい事はよくありましたが,これは初耳です。
3南アフリカで犬にケツを噛まれた
トレッキング後街に出て散歩していたら鎖に繋がれてると思ったら民家の庭からいきなり犬が飛び出してきて,咄嗟に逃げたところお尻をガブっといかれたそうです。
騒いだら飼い主が出てきて,幸いワクチンを打っている病気の疑いの無い飼い犬だったそうです。
旅とトラブルは隣合わせ。
とにかく命優先で最低限の準備と用心を心掛けて旅を楽しみたいものであります。
良かった国ランニング
1. マラウィ
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これはヤスさんが言っていた言葉です。
どういうことかといいますと,
アフリカ最貧国であるのに外国人旅行者を見ても物乞いをしてこない
らしいのです。
また子供が無邪気でとても幸せそうな印象を持ったとの事。
自給自足で生活をしている彼らはお金に執着ないのであります。
2. イラン
イランは超親日国家らしく,特別日本人には優しいとの事。
現地に行ってこそ分かるその人の良さで2位であります。
ちなみにヤスさんはイランでホームステイを経験しています。
しかしイラン入国のスタンプがパスポートにあると,アメリカに入るのが難しくなるので旅人からは敬遠されがちなんです。
との事。
3. アルゼンチン
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その理由はただ1つ。
これは私も経験済みなんですが,アルゼンチンの肉はマジでうますぎなんです。
日本でなぜアルゼンチン肉が有名じゃないのかと言いますと,理由はシンプル。
輸入が禁止されていたからなんです。
しかし!なんと!
なんとなんと!
2018年の6月から日本に輸出OKになりました!
まだまだその数は少ない様ですが,もし見つけたら食べてみてください。
またアルゼンチンは世界的にも絶景が多すぎる国なので,旅行先としては申し分無いでしょう。
ジョーブログとの出会い
やすさんはアフリカであの有名YouTuberのジョーブログと共に数カ国旅しています。
ここで概要を書くのもあれなんで,やすさんのブログやYoutubeを見てみてください。
自分の知り合いがジョーブログの動画にニュルッと出てくる感じ,笑えました。
▼やすさんのブログより
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国数は重要じゃ無い
中には100ヶ国以上旅している人とたくさん会ったけど…
そう言う人に会った時はすごいなって思ってたんだ。
でも実際自分が100ヶ国以上行ってみて,全然見れてないなって思ったんだよ。
もしろ世界の全てを見るなんて無理だよね。
今ではネットでなんでも見れるけど,それでも実際行ってみるとイメージと違うし,本当のその国の姿を見るまで間違った印象のままだった事もあった。
世界は広い。
7年あっても見切れなかった。
国数は重要じゃないんだよ。
何を見てどう思ったか?
何を経験して,そしてどうするのか?
トイレが綺麗だとか,ご飯が美味しいとかそう言う話ではなくて,結局誰しも産まれた国が一番なんじゃ無いかって思ったんだ
もちろん貧困国の人の本音なんてわからないけど,先に話したマラウィの事もあるし
実際に海外で生活してみて気づく事はたくさんあります。
私もヤスさんの意見には賛成であります。
私は日本を出るまでは日本批判ばかりしていましたが,5年以上に及ぶ海外生活を経てこんなにいい国を作ってくれてありがとうと過去の偉人たちへの感謝の思いでいっぱいなのです。
これから旅したい人に向けて
旅に限らず自分のやりたい事は是非やって欲しい。
報道じゃ見れない部分が観れるし,
自分が考えている世界を自分で経験することによって考えが大きく変わると思うよ。
基本的な事で,とても大事な事なんだよ
例えばイスラム圏のルールなんて破ったらただじゃ済まないからね
あとは
歴史を調べてから行った方が観光の時に楽しいと思うよ
これはしんくんも言ってたね
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今後の活動や目標について
旅の目的がトレッキングだったから,いくつも山を登ってきたんだけど,よりレベルの高い山に挑戦したいと思ってるよ。
最高峰は登ったから,今後はよりレベルの高い山に登る予定だよ。
モンブランとマッターホルン。
技術だけではなく知識も必要になって来るからね。
登山中にGoproを落としたり,コロンビアでカメラを盗まれたりしたけど,逐一バックアップを取っていたから写真はほとんど残ってたから良かったよ
街や人の写真は比較的簡単に撮れるけど,山からの絶景写真は登らないと取れない
この時代ネットで調べればいくらでも絶景写真なんて出てくるけど,それでも俺は斬新でユニークな写真を撮ってきた自信があるんだ
旅人レベルではない山メインの写真集+How to本のようなものを作りたいんだよね。
旅人目線での山って意味わかるかな?
登山家は訓練されているし,登山のために動いているんだけど,俺はバックパッカー旅行者。
つまり登山家のような,
“目標の山を登り終えたら帰国して次の準備”
というスタイルではなく,
“限られた時間,費用で登山をして,準備や計画はもちろん現地で行き当たりばったり,下山後も旅は続く”
っていうスタイルなんだよ。
そういう意味で旅人目線の山をテーマにした本が作れたらなって思ってる。
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まとめ
色々と聞いてみましたが,やはり充実した旅をしている人達はネタだらけです。
私のような超沈没型バックパッカーには到底話せないような話が聞けて良かったと思います。
今後のヤスさんの活動に注目です。
それじゃあヤスさん
世界のどこかでまた会いましょう!!